俳句添削道場(投句と批評)
慈雨さんのランク: 師匠617段 合計点: 1,969

慈雨さんの俳句添削依頼

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献花置く雨は霙となりにけり

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児童書の多き書店や春を待つ

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春着の子父母の歩みを追ひ抜きぬ

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慈雨さんの添削

「生ぬるき風や気怠き夏の宵」の批評

添削した俳句: 生ぬるき風や気怠き夏の宵

ヒッチ俳句さま、こんばんは。
調子よくない感じですかね…どうぞお大事になさってください。

俳句は俳句として、思った通りにコメントさせていただきますね。
非常に、だるい感じの伝わってくる句だと思います。作者のぼやきが聞こえてきそうです(笑)。

私は「生ぬるき」よりも「気怠き」が気になりました。
①「生ぬるき風」というだけで十分に気怠い感じは出ているのではないか?
②「夏の宵」は、昼の暑さから解放され、まだ夜にはならない時間帯のくつろいだ感覚を本意とする季語。「気怠き夏の宵」という使い方がどうか?
ーーといったところです。
(①については似た意味の言葉を敢えて重ねて強調したのかな、と思いますが)

ちょっと句意が変わってしまいますが、季語に修飾語は付けずに
・気怠さを撫でゆく風や夏の宵
とか…あまり上手くないですね。。

ゆっくり休みつつ、またよろしくお願いいたします。

点数: 0

「夏柳船頭の唄川下る」の批評

添削した俳句: 夏柳船頭の唄川下る

再訪です。
なるほど、色々な角度で推敲されたのがよくわかりました。ありがとうございます。

〇元句「船頭の唄の伸びやか夏柳」は、船頭の唄が伸びやかだと言っているので、「伸びやか」が「夏柳」の説明だという風には(私は)感じませんでした。

〇詠み直しの「夏柳船頭の唄川下る」は、下五が名詞か動詞かに関わらず三段切れに見えてしまいました。
どちらにしても上五「夏柳」で切れ、中七「船頭の唄」で切れているように見えてしまうので。
夏柳/船頭の唄/川下る
夏柳/船頭の唄/川下り

おそらく田上様としては、中七下五が「船頭の唄(が)川下る」とつながっているイメージなのですよね?
私は川を下っているのが唄とは読み取れず、「夏柳がある(上五)。船頭の唄が聞こえる(中七)。船が川を下っている(下五)」という句に見えたので、三段切れだなぁと感じました。この誤読が原因ですね。

唄が川を下っている、という描写なら(ご自身もコメントされていますが)中七下五は助詞でつないだ方がいいような気がします。
・夏柳船頭唄の川下る
みたいな感じで(窮屈ですが)。

ついでに…もし「船頭の唄が川を下っている」ことを詠みたいのなら、それ以外の映像は入れない方がいいような気がします。焦点がぼやけるので。
「夏柳」よりも、映像をもたない季語の方がいいかなーと。
たとえば某所の兼題にもなっている「涼し」とかで…
・船頭の唄は涼しく川下る
・舟歌の川を下りし涼気かな

なんだかまとまらないコメントですみません。
またよろしくお願いいたします。

点数: 0

「夏柳船頭の唄川下る」の批評

添削した俳句: 夏柳船頭の唄川下る

田上南郷さま、おはようございます。
2度目の詠み直しですかね?

風流な光景だと思いますが、三段切れ感が気になります。
すみません、最初の「船頭の唄の伸びやか夏柳」が一番良いように思いました(柳+川の取り合わせは類想感があるかもしれませんが)。
船頭とあるので川にいることは想像できますし、大半の船は川を上るよりも下ると思うので「川下り」という必要があるか…。

感想だけですみません。
私が何か勘違いしていたらごめんなさい。
またよろしくお願いいたします。

点数: 3

「川縁を望む家族や竹の秋」の批評

添削した俳句: 川縁を望む家族や竹の秋

ネギ様、こんばんは。
御句、とても風情のある光景を詠まれた一句だと思いました。

ちょっと気になったのは「川縁を望む」…川ではなく川縁(川のほとり)を見ていたのですか?
あと細かいところで、この内容なら「望む」より「臨む」が合っているかと(望むは遠くを見るイメージ、臨むは近くを見るイメージ)。

実景として家族を見たのでしょうけれど、俳句は事実を報告する必要はないので、「自分が見た」という形にすることも(一つの選択肢として)考えていいと思います。
そうすれば「家族」という文字を入れる必要がなくなり、その分を他の描写にあてられますので。

たとえばですが、
・ぽつねんと臨む川面や竹の秋
・ひつそりと照る〇〇〇川竹の秋(空欄は川の名前など)
などなど、色々考えられる気がしました。

またよろしくお願いいたします。

点数: 1

「葉柳や楊貴妃の脱ぎし羽衣」の批評

添削した俳句: 葉柳や楊貴妃の脱ぎし羽衣

るる様、こんばんは。
とても面白い視点の一句ですね。風情があります。

ただやはり、なお様もコメントされているようにリズムの悪さが鑑賞の邪魔をしている気がします。
せっかくの綺麗な内容の句ですので、五七五で気持ちよく読みたいですね。
ゆきえ様の「楊貴妃の脱ぎし羽衣夏柳」、負乗様の「楊貴妃の残す羽衣夏柳」、いいですね。

私の鑑賞が浅いせいかもしれませんが、「脱ぎし」は必要な措辞でしょうか?
「来ている羽衣ではなく脱いだ羽衣なんだよ」と強調する必要があるかどうか…。

葉柳を見て楊貴妃の羽衣みたいだと感じた(という句意であってますかね?)
ーーそのままで十分詩になるような気がしました。一物仕立てになっちゃいますが、
・楊貴妃の羽衣みたい夏柳
・楊貴妃の羽衣だらう夏柳
なんて形もアリかもしれません。

またよろしくお願いいたします。

点数: 1

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