俳句添削道場(投句と批評)
卓鐘のコメントさんのランク: 2段 合計点: 3

卓鐘のコメントさんの添削

「春寒しハニーオーツを噛む堅さ」の批評

添削した俳句: 春寒しハニーオーツを噛む堅さ

これは佳句だと思いました。何がいいって、「ハニオーツ」というチョイス。これが何か全然わからないけど、語感がすでに春寒しにぴったし!よく知られてない固有名詞や架空の固有名詞を使う場合ってその言葉が持つ雰囲気が句に似合うかが一番大事だと思いますが、その意味でぴったり。
で一応、調べてみたけど黄金に光っているけど雪が降ったみたいで乾燥した感じなんかまさに春寒し。よく見つけてきたなぁと思いました。

春寒しのころ、少し肌寒いなぁなんて思いながら公園でも歩きながら恋人通しが食べているようなそんなのが浮かんできました。(恋人は、「ハニー」からの勝手なイメージ。固有名詞はこういうところに効いてくると思います。)

犬山さんの句やりたいことはわかるけど、正直、なにそれ?と思ってしまいました。けど、本当に東国原さんもJrさんもやりたいことが難しすぎて最初ひどかったですものね(笑)今後期待。

点数: 1

「母の日や亡母に倣ふ塩加減」の批評

添削した俳句: 母の日や亡母に倣ふ塩加減

母が亡くなって、早二ヶ月。その初めての母の日に母との思い出というより、母に言われたことを今日くらいは守ろうか。という今の心境を句に収めておきたかったのですが、難しいですね。

正直、そんな思いを全否定された気持ちになってしまっているのですが、そこはあくまで作品としての批評だということとで気をとりなおして。

以下は、ちょっとこの句だけはより良い形で残しておきたいので、普段はしないだめ押しでご意見伺いたく記載します。(よろしかったらご意見いただけると幸いです)
「母に倣ひし塩加減」では、「倣ふ」は「真似る」で一過性の動詞になるので、「塩加減」が今目の前のものではなく、過去真似て作ったその時の塩加減の回想になって、母から受け継いだ塩加減を今自分がという意味にはならないと思うのですがどうでしょうか?それとも、過去を思い出すだけで十分感慨が伝わるよということでしょうか?(タートルさんのコメントは、僕の表現したかったこととは違うけど、過去を言えば十分ということで理解しました。)
「父の愛せし林檎」とかだと、今この林檎はかつて父が好きだった林檎だなぁとはなると思いますが、「母に倣ひし塩加減」だけは「かつて母を真似て作った塩加減」とは読みづらいかなぁという。

点数: 1

「コマ送りボタンを押して夏に入る」の批評

添削した俳句: コマ送りボタンを押して夏に入る

いつもコメントありがとうございます。まさに、ロードムービーの世界観を詠みたかったので嬉しい限りです。陽炎というと、荒野の一本道が頭から離れず、どう詠んだらいいものかなぁと出てきたのがアレですw 映画も見てみますね。トランスジェンダーのダディーが生物学的にどっちなのかも気になりますが、どっちにしても味がありそう!

御句、「コマ送り」は確かに、一コマづつゆっくり再生することで、倍速再生は早送りですね。なので、ゆっくりと夏に入っていく、季節の移りをしっかりと実感しながらという句だと解釈しました。(コメントはあくまでコメントで、早送りのつもりで、コマ送りと使ったわけじゃないですよね?)

早送りしてでも、コマ送りして、でもそれは夏にいる事に対する作者の主観だし、どちらにしても一定共感し得る感慨と思いますので、どちらでも違和感はないです。夏をどんな心情で迎えたいのかは、それぞれ読み手が考えればいいかなと思います。

季語が動くとのことですが、考えてみましたが春夏秋冬、夏以外ではしっくりこなかったので、夏でいいんじゃないでしょうか。

点数: 1

「木々の影ひかりと化せり春の川」の批評

添削した俳句: 木々の影ひかりと化せり春の川

「その領域に近づいたか?」ってただの冗談ですからね。「ひかりと化せり春の」までが一致したのおっと思っただけで、その効果がレベちなのはわかっておりますからね。
流石に勘違いと思われると恥ずかしすぎるので為念--;

点数: 0

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