俳句添削道場(投句と批評)
なおじいさんのランク: 師匠2259段 合計点: 6,894

なおじいさんの俳句添削依頼

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軒下の豆掃き終へて春立ちぬ

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一ゲームだけはセーター着てプレイ

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残り物集めて小鍋小正月

回答数 : 23

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心臓の動き確かむ霜夜かな

回答数 : 19

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怪獣も大人しくなる六日かな

回答数 : 20

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なおじいさんの添削

「便箋に秋のにほひの国訛り」の批評

添削した俳句: 便箋に秋のにほひの国訛り

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
拙句「萩の月」にコメント有難うございました。そうです、普通の家の屋根にシャチホコが乗っている、そんな街並みに驚きました。私はシャチホコは、お城だけだと思っていましたから!

さて御句拝読しました。荷物に手紙が添えられていると、嬉しさ倍増ですね!
ただ、原句ですと、便箋から秋の匂いがしているような…。他に匂いのしそうなものがないので…。いや、お国訛りからか?しかしお国訛りが秋の匂いというのもなんだか…と、ちょっとその辺が悩ましい所です。

秋の匂いはさつまいもですよね。いっそさつまいもを季語にしてみてはいかがでしょう?

・添へられし手紙の訛りさつま芋
・便箋に国訛りありさつま芋

点数: 0

「深夜2時あの人浮かぶ熱い冬」の批評

添削した俳句: 深夜2時あの人浮かぶ熱い冬

もともとさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。高校生さんとのこと、いくら「厳しくしてください」と言われましても、ほどほどにしておきますね(笑)。

このサイトで、「怖い俳句」を目指している方がいらっしゃいます。御句は、その方にご紹介したくなるような怖い俳句ですね。
なぜかって?
深夜2時、真夜中にあの人が浮かんでくるのですよ…。
下五が「熱い冬」で良かった。「寒い夏」だったら本当に怖かったです(笑)。

イヤミに聞こえたらごめんなさい。でもこれで、御句の問題点がつかめましたか?
一つ目、なぜ深夜2時なのか?「真夜中に」とか、「夜中でも」とかではなくて?
私は高校生さんなら、「寝ていても」くらいはどうかなと思いますけどね。

二つ目、「あの人浮かぶ」とはどういうことなのか?
もちろん想像はつきますが、上のように読む人もいると思いますので。
これは、「あの人想う」で解消できると思います。

最後に、「熱い冬」。これについては、他の方々のコメントに委ねます。何か、「冬」という言葉を入れて俳句を作れ、とかの課題ですか?

皆さんのご意見を参考に、色々と考えてみてください!

点数: 1

「停電の町に満月しづかなり」の批評

添削した俳句: 停電の町に満月しづかなり

慈雨さん、こんにちは。
御句拝読しました。停電は大変ですね。最近はブレイカーが落ちることすらあまり経験しないので、停電は本当に怖いです。

御句、「停電の町/街」で真っ暗な光景が浮かび、その対比としての満月、さすがと思います。
ただ、下五の「しづかなり」、これをもう少し効果的に言い換えられないかと。というのは、街は停電ですし、月は台風とかと違って何か音を出すわけではないので静かなのはわかっているでしょう。
それよりも描きたいのは、いつもは明るく賑やかな街が、思いがけない停電で真っ暗になり、そのおかげで(ごめんなさい)、月の明るさが増し、有り難さが身に染みるみたいなことを伝えられたらと思いました。

・停電の街に満月冴え渡り

真っ先に考えたのがこれですが、「冴ゆ」が冬の季語ですのでやめておきます。

・停電の街を満月照らしをり

これもなんだか。

・停電の街に満月浮かびをり

これで読み手の想像に期待する、ということで落ち着こうかと思うのですが、いかがでしょう?
よろしくお願いします。

点数: 1

「タオル手に炎暑のもとで声張る母」の批評

添削した俳句: タオル手に炎暑のもとで声張る母

付箋丸さん、こんにちは。
御句拝読しました。こういうシーンってありますよね!リトルリーグとか、少年サッカーとか。

わかるのですが、ちょっと気になることがあり、コメントに時間がかかってしまいました。

季語「炎暑のもとで」は「炎天下」とした方がいいのは、先の皆さんがおっしゃる通りです。

あと、御句の「母」って、作者のお母様ではないですよね。グランドで走ったりしている子供たちの、複数のお母さん方のことですよね?

俳句では基本的に、母といえば自分の母親を指すようです。
ですので御句では、付箋丸さんのお母様がタオルを手に炎暑の中を声を張り上げていることになります。
それでいいのであればそれでいいのですが、もし、私の読み方のほうが句意に沿っているのであれば、表現を変えたほうがいいかと思いました。

・炎天に揃いのタオル母親席
・炎天にママたちの振るタオルかな
・炎天下エール飛び交う母親席

これらは皆、チームの子どもたちの母親が何人か集まって応援している場面を詠んだつもりです。

長々と失礼しました。よろしくお願いします。

点数: 0

「外眺め雨音響けり夜半の冬」の批評

添削した俳句: 外眺め雨音響けり夜半の冬

ましまろさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。授業で発表するのですね。ということは、いわゆる「課題」でしょうか。
そうなると、あまり細かく直してしまうのも良くないので、二点だけアドバイスしますね。

一点目、授業だと、先生とかクラスメイトが、「これってどういうこと?」と聞いてくると思うのですよ。その時に、きちんと作った背景とか、どこに感動したのか、何に感心したのかなどを伝えられるようにしておいてくださいね。

二点目、細かなことは言いたくないのですが、俳句はできるだけ「今の季節」を詠むのがいいのですよ。今と言えば、秋とか言われているけどまだ夏みたいですよね、毎日暑くて。そんな季節。
待ち遠しいという意味で、涼しい秋の俳句を作ってもいいと思います。
しかし御句は冬ですね?それでいいのかな?
しかも「夜半の冬」?意味はつかんでいますか?
「夜半の秋」といういい季語がありますから、そのほうがいいと思いますが…。

その他、説明的とか動詞の数とか中八とか、色々ありますが、それはまあ次の段階として、とりあえず上の二点、検討してみてください。

このサイトは、私よりもっと丁寧で優しく解説してくださる方々がいらっしゃいますから、その方々のコメントも参考になさってくださいね。

点数: 1

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