主人公設定の限度について (No: 1)
スレ主 宮代 蓮 投稿日時:
どうも、宮代 蓮と申します。
まず質問をご覧いただきありがとうございます。早速ですが、今回質問したいのは「主人公設定の限度について」です。
というのも、現在新人賞に応募するための作品を書いている最中なのですが、どうにも主人公の設定がモヤモヤとしてしまいます。
拙作の主人公の設定は「陰キャ」「コミュ障」「オタク」と三拍子そろった人物なのですが、どうもこの設定に限界を感じます。
かなり現実身のある主人公で攻めたいと思い立ちこういった構想で練り上げたのですが、やはりリアル過ぎる主人公というのは嫌われるでしょうか?
ストーリーが進むにつれて成長していく過程はあり、最後はしっかりと真人間になるのですが、やはり暗い部分の大きい主人公は最初で見切られてしまうのでしょうか?
カテゴリー: キャラクター
この質問に返信する!人気回答!主人公設定の限度についての返信 (No: 2)
投稿日時:
キャラの限界というか、展開の限界を感じたりする。
キャラクターは基本的にどんなものでもいいし、極端に偏ってたほうが興味深く読める。
でも、例えば行動的な人物には何かしらの刺激を与えるだけですぐにアクションに変わる。
例えを変えると、「道端に本物の拳銃が落ちている」という場面に出くわしたとき、それを拾う人間と拾わない人間に分かれるが、当然のこと「拾わない」という選択をしてスルーしたら物語が始まらない。
もちろんやりようはあるが、しかし「拾う」という選択をする人間のほうが物語を展開させやすい。
そこにきて「陰キャ」は「拾わない」タイプに属するので、この陰キャに何を与えたら面白くなるのかってのが、もう結構出尽くしてる気がしてて、例えば性格が正反対のヒロインをぶつけるとか、自分を貶めた相手に復讐を誓うとか、「陰キャ」から読者の興味を引き出す手段が結構限られてる気がする。
選択肢は少ないものの、そうした王道で攻めるのはもちろん良いんだけど、そもそも
>やはり暗い部分の大きい主人公は最初で見切られてしまうのでしょうか?
と書かれているところを見ると、「陰キャ」に何をぶつけたら面白いか、といった事を考えてないような気がする。
単に陰気なキャラクターが書かれているだけの序盤であるなら、それは確かに序盤で見切られてしまうかもしれない。
いっそ割り切って、だったら見切られる前に陰気シーンを切り上げてしまって、さっさと面白いことを始めたら良いのではないでしょうか。
人気回答!主人公設定の限度についての返信 (No: 3)
投稿日時:
結論から言うと、見限られるか否かは主人公の性格単一で判断される訳でなく、物語の展開や設定などを勘案し、全体的に判断されるものなので、主人公の性格が一癖も二癖もあるようなキャラでも極論は大丈夫です。
しかし、癖のあるキャラは存じの通り扱い難いので、その障壁を乗り切り娯楽性の高い作品を作り上げるには作者の卓越した手腕がなければ厳しいと思います。
宮代さんがどんな物語を執筆しているのかは想像の域を脱しませんが、当該主人公の性格がだんだん良くなっていき、最終的には真人間になると言うのは非常に良いと思います。
最初で見切られるか心配との事ですが、新人賞の下読みさん含め編集者さんは、賞の応募要項を満たしている限り、最初から最後までキチンと読むと思うので、多少、序盤がつまらんくとも、終盤で挽回すればワンチャンあると思います。
しかし、そう言った不安点を残すのは確実的なやり方で無いので、ガチでやるなら自分が満足できるまで、モヤモヤが解消されるまで突き詰めるべきだと、私的に感じました。
深夜テンションで失礼しました。
人気回答!主人公設定の限度についての返信 (No: 4)
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一概に陰キャがダメだとは、個人的には考えていません。
ラノベなら『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』、純文学なら太宰治の作品群、アニメならエヴンゲリオンなど、陰キャな主人公をむしろウリにして人気のある作品もあります。
で、これらの作品の主人公は、陰キャではあっても魅力があるんですね。 s.sさんが「癖のあるキャラ」と書かれているように、「一癖ある」「性格の陰影が深い」「味がある」といった要素は陰キャ気味な方が与えやすいんじゃないかと思います。そのぶん繊細なキャラ造形のセンスは必要でしょうが。
「陰キャ主人公」と「陽キャ主人公」のどちらがウケるかと悩むよりも、陰キャなら陰キャで「魅力的な陰キャ」を目指す方がよくはないですか?
……と軽く言ってみましたが、むろんそう簡単なことでもないのは承知です。
ですが。
かと言って陽キャにしさえすれば魅力的になるわけでもありませんから。
陰キャだろうと陽キャだろうと主人公を魅力的にすることに作者の腕が試されるのであって、魅力のない陽キャだったらダメなことに変わりはないでしょう。
* * *
>やはりリアル過ぎる主人公というのは嫌われるでしょうか?
……そこを気にしていらっしゃるのですか。
う~ん。リアルの度合いにもよると思います。
リアルすぎるというのは、エンタメの場合は注意が必要かもしれませんね。
陰キャ+リアルな主人公となると、ヘタをすると読者に何か突き付けてしまいかねませんから。純文学ならむしろそうあるべきなのでしょうが、エンタメとなると少しね。
そういうところを緩める配慮をするか、逆にあえて読者の心をかるく逆なでするぐらいの「毒」に仕上げてみるか。
ちょっと工夫は必要かもしれませんね。