主人公と副主人公がいて、それぞれにストーリーがある小説はラノベ新人賞では低く評価されますか?の返信の返信
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複数のストーリーを1作品で扱う場合、それなりにコツが必要です。
複数ストーリー専用の手法が群像劇とすると単一のストーリーに特化している(主人公の物語を書くのに適している)のが一人称視点ないし主人公に視点を固定する手法と言えるかなと思います。
スレ主さんが書かれているのは確か三人称一視点だったかと思うので、下手すると編集者さんのツイートの通りになってしまうでしょう。
その対策というか、そもそも「どちらに重点を置いてるのかはっきりしましょうよ」って事だと思うので、ツイートの通り取捨選択して良いアイディアでも涙を呑んで切り捨てて「ライバルの事情にはあまり踏み込まない」という解決手段しかありません。
なので、
>味方の陣営Aと敵の陣営Bそれぞれに視点人物A'(主人公)、視点人物B'(副主人公)を置いて、時にA'とB'を絡ませて衝突させ、時に会話をさせながら、敵の体制の問題点を浮き彫りにしつつ、主人公A'がB陣営を倒すという構成です。
これが成立すればよいだけなので、ライバル側の敵体制の問題点が主人公側に伝わればあくまで物語は問題なく成立するので、ダブル主人公のような難しいことはせずに「これは主人公の物語である」ってことを忘れないようにしましょう。
そうじゃなくて書きたいのは複数主人公の衝突や彼らの葛藤なんだって場合は、三人称一視点で書いてる事が難度を上げてるので、いっそもっとサブストーリーを増やして群像劇にしちゃったほうが望むものを書けるかもしれないと思う。
>このような形式の小説はラノベ新人賞では低評価になるのでしょうか?
低評価というか、マイナスではないと思うけど、加点要素はないと思う。
それって単に「敵サイドのことも書きたいけど主人公視点じゃ書けないからライバル視点にしーちゃおっ」って単純な図に見えちゃうので、こう考えるとこれって芸がないでしょ?
そう受け取られちゃった場合、それが理由で低評価にはしないけど、腕を見せる場で技術も芸も見せられない結果にはなるので、えーと、これは正しい表現ではないけど、下読みさんか編集さんか、評価してくれる人から舐められて評価される。
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スレ主 おとうふらいたー 投稿日時: : 1
サタンさん、いつもお世話になっております!(_ _)
大変勉強になりました。
言える範囲でストーリーを書くと、戦国時代のように、A軍とB軍が隣り合う地域を支配していて、A軍の地域では民主的で自由に生活できる一方で、B軍では絶対王政が敷かれていて民が虐げられているという状況です。主人公であるA'の目標は、B軍トップの暗殺、副主人公のB'の目標も革命の達成で共通していますが、B軍の軍人という立場上、建前としてB'はA'と敵対しています。
主人公A'に悪政の現状を映像で見せるという方法もあるかもしれませんが、それだと迫力がイマイチなので微妙です。
そこで、読者にリアルに恐怖政治を体験してほしいという狙いから、視点人物B'を用意してB軍トップの横暴を味わわせたいのです。最後は敵対していたA'とB'が協力してB軍トップを倒すので、二人のストーリーが最後で一つになります。
また、B'の過去を全く描かないということになると捻りがなくてつまらない(簡単にA軍の味方になって話が終わる)ので、B'がなぜ王政打倒を目指しているのかについてなど、多少は描きたいと思っています。
ただ、B'に視点が移る章は3つほどしかなく、A'とB'が鉢合わせたときは必ずA'視点になるというルールにしていて、B'はあくまでも”副”主人公という扱いです。
この程度であれば、あくまでも主人公の物語といえ、問題ないでしょうか?
重ね重ねの質問恐縮ですが、アイデアがありましたら伺いたいです。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 主人公と副主人公がいて、それぞれにストーリーがある小説はラノベ新人賞では低く評価されますか?