小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

かろんさんの返信一覧。最新の投稿順3ページ目

元記事:接続詞についての返信の返信の返信の返信の返信

だから無理に真似をする必要はないと言ってるんですが……そもそも女性の求めるものは「共感」なので、それが男性にも需要があるかどうかは別だし。

あと、身も蓋もない言い方をすると「社交性」が示すように、作者本人の実生活が反映される。この方社会人経験あるみたいだし、だいたい要素の思い切った取捨選択がうまいのはそういう人。なろう自体が成功を収めているのも、社会人が片手間に投稿できるために、文が拙くても内容が社会人目線から見て鑑賞に耐えうる作品が作られやすくなったってところにあるだろうし。

ちなみに男性作者の作品で例えれば「典型的なスレイヤーズタイプ」とでも言えばいいんだろうか。作者の神坂一氏はサラリーマン経歴が長いから、やはり思い切った要素の取捨選択ができている。「低年齢層にも理解しやすい読みやすい文章」に「社会人の価値観にも耐えうるストーリー」の組み合わせ(キャラクターがどんなに破天荒に見えても、仕事を引き受ける流れなどでおかしいところがない、といったところなど)。「無駄に文章ばかり凝る」&「中身はスカスカか引きこもりの考えそうなこと」の組み合わせの対極みたいなタイプ。

ミッキーさんがどういう方か、どういう作品を作りたいと思っているかは存じ上げませんが、書きたいもの先行型であれば、その作品の「自分はなぜそれを書きたいのか」をつきつめ、無駄をそぎ落とすこと。単に小説家で食っていきたい、売れたいというのであれば売れ筋の徹底研究を。社交性に関しては実生活の経験が何より。自信がなければマナー本などである程度把握したり、自分の身近で「社交性がある」と思える信頼できる人に見てもらったり相談したりするのがいいかもね。

上記の回答(接続詞についての返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 かろん : 0 投稿日時:

 ありがとうございます!
 社交性と売れ筋の研究ですね。無駄を削ぎ落とすことはだいぶ難しめですが、慣れていきたいと思います。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 接続詞について

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元記事:接続詞についての返信【意味わかんない】の返信の返信

わお、誤解。誤解!!

1、しかしの部分はリンク先の冒頭にもある「青山に女性用スーツがない。あっても少ない、高い、不便!!」は女には共感できる【笑い話】あるあるネタでしかないです。そこまで差別じゃないです。

2、こっちが謝罪するべき差別ねた。ノリで【これだから(ま~ん)は】系掲示板を冷やかしたことがあるのですが、レスポンス内や本文で、ま~ん女(じょ)狩りをしていた男性の文章スタイルと、スレ主さんの文章の書き方が同じなんです。
 ま~ん女狩りをしていたひと曰く『やたら改行したり、句読点を乱発するのは典型的なま~ん(笑)』なんだそうですが・・・・・私としては逆に、男性はやたら長文なのに句読点や改行をせず、一気呵成の勢いで持論をぶちまけ反論は一切許さず、反論させられるようなブレスの間も空けず言い逃げするような、勝ち逃げするための文ーーーー下手くそなレポート的文章を見かけるんです。
 質問なのに反論や否定的な回答は許さん系。小説なのに読者を置いてきぼりな文章書いて伸びないとキレる系になっちゃっていない?とか思った次第です。本当にスイマセン<(_ _;)>

3、リンク先の小説に関しては読めるけど、はっきり言って別に好きじゃない。
ぶっちゃけ身近に

「身重の妊婦だろうが、幼児だろうが老人だろうが働き盛りの男と同じくらい働くべき!それが平等!!」

「さぼるなら男だろうと女だろうと平等に、全力でぶん殴る。これが男女平等だろう!?そうあるべきだろう!?」

とか言ってはばからない自称、男女平等主義者(男)がいるから、ま~ん(笑)とか蔑視マンの方が安全だしマシ。
【インセル】というみたいですが、女への憎悪をこじらせている物理系キッチーが身近に一人もないくせに安全圏で何言うとるねん・・・・としか思えないorz

という感じ。

上記の回答(接続詞についての返信【意味わかんない】の返信の返信の返信)

スレ主 かろん : 0 投稿日時:

 そうだったんですか……。
 自分は、三点リーダや改行を使って文章を構築するのが、いわゆる初心者の書き方だと聞いていましたし、多分句読点も、それに当てはまるんだろうなーと思って、省いていたのですが……。

 ライトノベルの長所が読みやすさにある以上、句読点や三点リーダも、有効的に活用するべきなのでしょうね。

>安全圏で何言うとるねん・・・・としか思えない

 では、反差別のような小説は、差別の当事者か何かでないと、書けないのでしょうか。
 差別にも、色々な姿があると思います。たしかに、テロのような事件は、当事者でこそ書けるものも、あるかもしれません。
 しかし、単に抑圧を受け、成長の過程で、マイナスな感情を植え付けられていくような人々が、テロ被害者と同じグループに属していながら、テロ以外の場所にも広く存在していることも、事実でしょう。

 例えば、フェミニズム全体を描くのに、インセルによるテロリズムの当事者である必要があったとしても、女性への抑圧に対して、「こういうのってやだよね」と小説で書くことは、別に可能であると、自分は考えます。

 ……こんな感じでいいでしょうか……( ̄^ ̄)

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 接続詞について

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元記事:接続詞についての返信の返信の返信

登場人物の心理に関してですが、正直に言うと、私はジェンダーやフェミニズムとかを真っ向から扱う作品ってのはけっこう苦手なんですよね。そうでない相手側の気持ちを考えてなくて、自分たちの権利ばかり主張しているようなものが多いので。

でもそれでも「面白い」「続きが気になる」と思わせられた。理由のひとつには文体の短さ。これを通常の長さかそれ以上の長さでやってたらウザくて見てられなかった。ウザくない程度に女性の「わかるわかる」という共感を引き出している。

あと、三人目のレベル3ヒーラーのパーティ参加の成り行きと、彼女の過去がすごいツボった。
……まあ、それまでの強気の女二人組の心情描写はそこまで気になるほどでもなかったけど、世界観の専門用語から、けっこうしっかり設定練ってあることがわかるし。ふつうそういう設定厨ならそれをベラベラ長く描写したがるもんだけど、それをしてなくてほどほどな分量でおさめている。そこもポイント高い。魔女の過去も伏線としていい感じに引きになっている。

それから、敵チームの女性キャラのフォローもしていて、単なる「ざまぁ系」とはまた違うひと工夫がしてある。
自分がその立場になったら可哀想だよねってとこにもちゃんと目を向けているから、そこも好感が持てる。

何て言えばいいんだろう、普通の物語が「源氏物語」よりだとすると、こっちは「枕草子」よりって感じ。
お喋りで社交性のある人があえて言葉少なめに「こういうのってあるよね」とみんなに伝えているような。
「源氏物語」のほうは美文に頼るところも大きいから、ミッキーさんのようにまず文体のほうに目がいきがちな人にとっては価値を感じないかもしれない。核心だけをズバッと突いてくるような単刀直入さに潔さを感じる人向きだろうか。まあ、もともと枕草子はエッセイなわけだけど、短文化・エッセイ化が進みつつあるweb小説らしいっちゃらしい進化の形をしているような気がする。

……まあ、今後の展開もうまくいくかどうかまでは保障できませんけどね。
なかなかギリギリのバランスで入れ込んであるから、話が進むほどバランスが保てなくなるか、最初から短めの物語として完結させるつもりか。長くなるようだったら多少ダレていく可能性もありえるし。でも、スタートダッシュの力強さとかインパクトですでに掴みはOKて感じ。

このギリギリのバランスで長編を書こうと思うとけっこうきついかも。無理に真似しなくてもいいとは思うけれど、「長編だから最初は盛り上がらなくても仕方ない」という甘えをなるべく出さずにテーマが分かりやすく、無駄な描写で読者をダレさせずに、先の展開が楽しみになる工夫をする姿勢は大事だと思う。

上記の回答(接続詞についての返信の返信の返信の返信)

スレ主 かろん : 0 投稿日時:

 素早い返信ありがとうございます!

 >自分がその立場になったら可哀想だよねってとこにもちゃんと目を向けている

 とても参考になる解説だなと思いました。相手の心理をフォローするのは使えそうな描写ですね。

 >お喋りで社交性のある人があえて言葉少なめに「こういうのってあるよね」とみんなに伝えている

 どんな感じにすれば真似ができるでしょうか。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 接続詞について

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元記事:前言、撤回します

他の方の書き込みを拝見して。
あげられている作品には女性蔑視主義への反発が書かれているという件。そういうことなら問題のくだりは小ネタとは言えませんね。ならば、「しかし。」で強調する意味はあるように思います。不明を恥じつつ、撤回します。

上記の回答(前言、撤回しますの返信)

スレ主 かろん : 0 投稿日時:

 いえいえ、こちらの説明不足でした。すみません。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 接続詞について

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元記事:接続詞についての返信

いや……接続詞はほとんど関係ないと思う。
確かに短めの文体での読みさすさがこの作品の特徴だとは思うけど。

この作品が面白いのは、この短さの割に一話ごとの引きが強いこと、専門用語の説明、伏線の入れ方、登場人物の心情描写の目の付け所などのバランスがいいことだと思うんだけど。

ちなみにミッキーさんの問題にしているところは、作品のテーマ全体が露骨な女性差別主義社会に反抗する女性冒険者たちの話なんだから、女性専用装備のラインナップに難があるって問題を指摘しているだけのことなのが流れで普通にわかると思うんですけど。

さっきも言ったように入れ込んでる要素のバランスがいい。それを可能な限り短めの文字数で詰め込んでいる。そこが私には魅力的に映りました。

上記の回答(接続詞についての返信の返信)

スレ主 かろん : 1 投稿日時:

 回答ありがとうございます!
 全体のバランスですね。心理描写の目の付け所とありますが、よろしければどのような部分でしょうか、お教えください。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 接続詞について

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初めまして。鴻江駿河と申する者です。いつもは、小説家になろうやカクヨム、書籍などで小説を「読む」側に属しておりましたが、この度「書く」側に転向しようととりあえず筆を取った者です。
さていざ書こうと思ったとき、とりあえず流行りものを書こうと思ったのです。しかし、ランキングなどを見てもあまりどういったジャンルが受けるのか、今流行っているのかというのがいまいち掴めません。
ぜひ、現在どういったジャンルが流行っているのか教えていただけると幸いです。

上記の回答(最近流行っている小説のジャンルがわからないの返信)

投稿者 ごたんだ : 1

流行なんてものは、あればいいけど無くて困らないものの筆頭だと思うわぁ

適当にセルフネタで『大林組のブラックダンジョン』だとか『オロカナティブ』とかしてみたら????

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 最近流行っている小説のジャンルがわからない

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投稿日時:

元記事:物語に合わないキャラクターとは

どうもお久しぶりです。マリン・Oと申します。
ただいま私は新作の企画を練っている最中なのですが、また知人から酷評を受けている真っ最中です。
今回プロット段階から受けた酷評はキャラクターの話なのですが、知人の酷評に従うべきか否かのご意見を下さい。

今考えている作品のレギュラーキャラは三人いるのですが、その内の一人が「お前の作風にあわないからやめろ」と言われています。
ちなみにジャンルは今回もバトルものです。一昔前に流行った学園もの要素も少しだけ入れてあります。

<ここから少しキャラ紹介入ります>

清澄エリカ
主人公。剣での接近戦を得意とする女子生徒。
学校内では戦闘の授業で高い戦績を挙げているため、顔を知らない相手から知られていることもある。
ただ勉強は苦手。特に数学はかなり悲惨。

スカー(仮名)
自分が一番強いと思っている困ったちゃん。しかし実際の戦績は芳しくなく、態度の悪さから同級生からは嫌われている。

ベアトリクス・イーダ・シェーンハイト
エリートお嬢様。二丁拳銃での射撃戦を得意とする。
実力が伴わないスカーを嫌っており、第一エピソードでは彼女がスカーをいじめることで主人公のエリカと敵対する。
エリカに敗北した後は仲間になる。しかしスカーのことは相変わらず嫌っている。

ええ、このような三人の物語を構想していたのですが、知人からはスカーを外すように指示されました。
というのも、第一エピソードの事件が終わった後もベアトリクス自身はいじめに対して改心しないという設定で考えていたからです。
これに対して「悪役が改心しないで仲間になるのはいかがなものか」との主張を受けました。
ただ実際のいじめっ子ってものは、一度や二度注意されたところで改心するような奴はそうそういないんですよね。
ひどい奴は年度の開始から終わりまで注意され続けたのに一生反省しないとか、がザラです。
※実名を出さない掲示板だから言いますが、私はかつていじめの被害にあったことがあります。上記の記述も私が実体験で見たものです。
一応スカーとベアトリクスについては、しかるべき時が来れば和解させるつもりで設定を組んでいます。
以前のスレッドで言及したが、スカーを誘拐事件に遭わせて救出する過程で和解するという展開です。

この二人の関係に関しては、現行で行くのはまずいのでしょうか?
マイルドにした方がいいのならばそちらに合わせたいと思っています。

上記の回答(物語に合わないキャラクターとはの返信)

投稿者 田中一郎 : 1

スカーのように同級生の多くに嫌われる原因が自身にある人物は、本当に嫌な人物でしょうから、そのような人物が仲間にいるエリカも恐らく同類と見られ嫌われてるのが自然だと思います。
そのせいで「顔を知らない相手から知られていることもある」のに、「戦闘の授業で高い戦績を挙げているため」に知られてると思い込んでるスカーと同類の痛い子オチなんじゃないかと、ふと思ってしまいました。
スカーが主要人物ではないのなら、エリカは「イジメは良くないから止めただけ」で、正義感と実行力を感じるだけです。(それでもちょっとウザがられるかも)
ご友人もそのあたりの違和感を感じての「スカー不要」発言ではないのでしょうか? ベアトリクスが嫌っているのはともかく、同級生に嫌われている仲間は扱いが難しいです。
スカーは恐らく男性だと思いますが、腕も性格も悪い異性を仲間にするのも不自然すぎますし、実は良い奴と脇役を丁寧に描写していくのに一冊は短すぎるでしょう。
ご一考されたほうが良い気がします。

あと気になったのはベアトリクスについて。
スカーをいじめることで主人公のエリカと敵対する、とあるからには、エリカはスカーに対してのいじめを容認していない立場なわけですよね?
それをベアトリクスが改心しないままに仲間にするというのは、エリカがいじめを容認するように変化したように感じられ、主人公のイメージが悪化しませんか?
私は、「改心しないまま仲間になるベアトリクス」がスカーよりもさらに不要だと感じました。
悪役のままでいさせるか、改心後に仲間になるかにしたほうが良い気がします。

仲間になるを選択するとなると、イジメた側が改心しても、いじめられた側が許すとも限りませんし、その点をクリアするために相当の熱量掛ける必要あるでしょう。
そのため相当の文量をとられ、テンポ悪くなりそうです。イジメからの和解をテーマにするのでなければ避けたほうが良い気がします。
仲の悪い仲間のいがみ合いに振り回される主人公を描きたいのかな? と感じましたが、もしそうならば、
・ベアトリクスに近い実力はあるけど、それ以上に自己評価が高くベアトリクスを見下すスカー
・スカーより自分のほうがやや上だと思っているのでスカーの態度が気に食わないベアトリクス
・ふたりともエリカには全然勝てないので一目置いている
このぐらいの設定のほうが自然で書きやすいのではないでしょうか?

カテゴリー : キャラクター スレッド: 物語に合わないキャラクターとは

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投稿日時:

元記事:10万字前後の小説の書き方について

 最近になって気づきました。話が予定より長くなるのは、長編に対する苦手意識からくるものではないかと。
 最初に(連載以外で)10万字を目指して執筆したときは文章量が足りず、苦戦した記憶があります。そのときのインパクトが強くて、プロットを作り込みすぎてしまうのだと感じました。

 10作以上作った中で、10万以下と20万字で終わらせた話は合わせて5か4はあります。(プロットなしと雑に終わらせたパターンも含みますが)それを2分の1に削ったらいいのか、もしくはその削り方とはいかようなものなのか。
 単行本1冊で終わる物語の作る方が、いまいち分かりません。

 私の好きな系統は少年漫画の10年単位で連載する作品ばかりで、スケールを縮めると萎えるタイプです。メモに残したネタは全て、ストーリーにすると30万字は要ります。新たにプロットを立てようにも、自分はなにが書きたいのかイマイチ思い浮かびません。
 書き出すにはサイトで連載している作品を終わらせる必要もあります。少なくとも今年度中には完結しないため、どうしたものかと悩んでいます。

 もしくは苦手意識を取る方法を知りたいという感じでしょうか。小説自体、いまだに書くのに不安がありますし。

上記の回答(10万字前後の小説の書き方についての返信)

投稿者 サタン : 2

個人的な経験と他者の作品を見たり評価したりしてきた経験から言うと、話がより長くなるのは計画性がないためです。
もちろんこれはただの一例で、私個人の感覚でしかありませんが。

プロットを作ってるならプロット時点で規模はわかるし、規定内に収まらないならプロット時点で修正できるハズ。それが長引いてしまうのは最初の計画が甘いから。よって計画性がないため、という答えです。
例えば10年単位で連載してる少年漫画も、1年目に打ち切りだと言われたらその一年目で話を切り上げなきゃいけない。
打ち切りと言うと強引な終わり方をイメージするかもしれないけど、逆を言えば「じゃあその少年漫画の作者は最初から10年規模で構想してたの?」と聞いたらおそらく違いますよね?
打ち切りに備えてと言ったら変だけど、もともとは最小構成でいつでも物語を畳めるように考えてたんじゃないかな? それが意外と長生きして結果10年規模になったというだけで。
最初から10年連載規模のストーリーを構想するのではなく、本来一冊で終わる内容が結果的に10年の連載になった、というのが七梨さんが好む系統の正体でしょう?
個人的な意見としては、まずそこの認識で「話をふくらませることを前提にしてる」ために長くなってるんじゃないかなと思います。

こうした話題でたまに挙げるタイトルなんですが、「スレイヤーズ」というライトノベルは、要約すると「魔法使いの主人公が戦士を仲間にして魔王を倒す」というものです。
「主人公が仲間を得て魔王を倒す旅」と言うと、割と長い内容をイメージする人が多いでしょう。それこそ数年連載規模の大長編じゃないかな。
でも、スレイヤーズは新人賞の10万字の中だけでコレをやってます。
仲間と出会い、魔王の使徒っぽいのを倒し、魔王復活の阻止が叶わず魔王と対峙して倒してます。
ちなみに、スレイヤーズは16巻ほど出てますが、この16巻すべてを要約すると「魔法使いの主人公が仲間とともに魔王を倒す」という内容です。
1巻の内容をそのまま広げただけの内容です。
わかりますかね。逆を言えば、16巻分の内容を1巻に凝縮したのが、この作者のデビュー作です。
「主人公が魔王を倒す」という話は、無駄を削げば10年の連載なんて言わず一冊に収まるんですよ。

スレイヤーズの話で大事なのは「主人公が魔王を倒す」という事だけです。だからそれが書ければ問題ないんですよ。
これだけなら10万字どころか短編の4万字でも書けます。ていうか一行でまとめられてますしね。
そこに「作者が書きたいと思ってること」を優先順位の高い順に加えていって、プロット時点で規定を超えそうならそこで打ち止めです。
それ以上「書きたいこと」を追加するにはページが足りないので、もっとコンパクトに構想し直すかコンセプトから変更するか、それしか選択肢はないです。

最初に大きな規模を考えるんじゃなくて、最初に考えるのは最小構成。
大きな規模の話を削って規定に間に合わせるんじゃなくて、最小構成を規定に届くまで膨らませる。そのほうが面白くなります。
4・5作も書いてきたならこんなミスはしないと思うけど、大きな規模から削ると、例えば「幹部を倒したところで終わり」とか中途半端なことを考えたりするし、でなくともオチのラインを前倒しにしたりする。それじゃ面白くなくて当然だよ。
だって「魔王を倒す話」を書いてるのに「幹部を倒して終わり」じゃ話が成立してないもの。
「魔王を倒す話」というのは確定。この最小構成から、面白くなるように規定いっぱいに話を膨らませれば良いだけです。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 10万字前後の小説の書き方について

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