接続詞についての返信の返信の返信の返信
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登場人物の心理に関してですが、正直に言うと、私はジェンダーやフェミニズムとかを真っ向から扱う作品ってのはけっこう苦手なんですよね。そうでない相手側の気持ちを考えてなくて、自分たちの権利ばかり主張しているようなものが多いので。
でもそれでも「面白い」「続きが気になる」と思わせられた。理由のひとつには文体の短さ。これを通常の長さかそれ以上の長さでやってたらウザくて見てられなかった。ウザくない程度に女性の「わかるわかる」という共感を引き出している。
あと、三人目のレベル3ヒーラーのパーティ参加の成り行きと、彼女の過去がすごいツボった。
……まあ、それまでの強気の女二人組の心情描写はそこまで気になるほどでもなかったけど、世界観の専門用語から、けっこうしっかり設定練ってあることがわかるし。ふつうそういう設定厨ならそれをベラベラ長く描写したがるもんだけど、それをしてなくてほどほどな分量でおさめている。そこもポイント高い。魔女の過去も伏線としていい感じに引きになっている。
それから、敵チームの女性キャラのフォローもしていて、単なる「ざまぁ系」とはまた違うひと工夫がしてある。
自分がその立場になったら可哀想だよねってとこにもちゃんと目を向けているから、そこも好感が持てる。
何て言えばいいんだろう、普通の物語が「源氏物語」よりだとすると、こっちは「枕草子」よりって感じ。
お喋りで社交性のある人があえて言葉少なめに「こういうのってあるよね」とみんなに伝えているような。
「源氏物語」のほうは美文に頼るところも大きいから、ミッキーさんのようにまず文体のほうに目がいきがちな人にとっては価値を感じないかもしれない。核心だけをズバッと突いてくるような単刀直入さに潔さを感じる人向きだろうか。まあ、もともと枕草子はエッセイなわけだけど、短文化・エッセイ化が進みつつあるweb小説らしいっちゃらしい進化の形をしているような気がする。
……まあ、今後の展開もうまくいくかどうかまでは保障できませんけどね。
なかなかギリギリのバランスで入れ込んであるから、話が進むほどバランスが保てなくなるか、最初から短めの物語として完結させるつもりか。長くなるようだったら多少ダレていく可能性もありえるし。でも、スタートダッシュの力強さとかインパクトですでに掴みはOKて感じ。
このギリギリのバランスで長編を書こうと思うとけっこうきついかも。無理に真似しなくてもいいとは思うけれど、「長編だから最初は盛り上がらなくても仕方ない」という甘えをなるべく出さずにテーマが分かりやすく、無駄な描写で読者をダレさせずに、先の展開が楽しみになる工夫をする姿勢は大事だと思う。
接続詞についての返信の返信の返信の返信
スレ主 かろん 投稿日時: : 0
素早い返信ありがとうございます!
>自分がその立場になったら可哀想だよねってとこにもちゃんと目を向けている
とても参考になる解説だなと思いました。相手の心理をフォローするのは使えそうな描写ですね。
>お喋りで社交性のある人があえて言葉少なめに「こういうのってあるよね」とみんなに伝えている
どんな感じにすれば真似ができるでしょうか。
カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 接続詞について