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タイトル:ランヴェルス中興戦記 ~異世界にて滅亡した国の軍師となりました~の批評 投稿者: オミクロン

オミクロンです。現在投稿されている全てを読ませていただきました。

 流し読みではありますが、粗はないと感じます。不安に思われていた戦闘描写も、省くべきところは省き、書くべきところは書く。ということが行われ、非常に読みやすいものとなっております。

 なのでここからは個人的な批評になります。文体や技法といったものは一切関係ありません。また、現段階でのストーリーまでしか読んでいないので、齟齬があるかもしれません。読み飛ばしてくださっても結構です。

 個人的に思うのが、「この主人公、命の価値が軽い」ということです。

 何の変哲もない高校生が、いきなり数十人の命を背負い、犠牲が出る作戦を指揮する。ましてや犠牲への感情をたった数行で片付け、後は何事もなかったかのように日々を過ごす。

 確かに作戦行動中において感傷に浸るのは悪手です。なのでそこの切り替えは必要だと思います。ですが、死が非日常の世界である現代日本の価値観において、主人公の死への適応力は異常です。

 軍略本を読み漁り、犠牲云々に関して耐性があったとしても、百聞は一見に如かずのはずです。酸鼻極まる戦場の跡に、自身がもたらした犠牲の跡に、何か思うところがあってもいいと私は思います。

 テンポがいいのは間違いありませんが、大切な心理描写を省いていると私は思います。

 徹頭徹尾無双をするのなら問題はないと思います。が、仮に軍略によって積み上げてきた犠牲を思う場面があった場合、「いやいや。お前初陣で平然と過ごしてただろ」と突っ込まれてしまいます。

 私見ではありますが、参考になれば幸いです。

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