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タイトル:ウンディーネの鍵の批評 投稿者: カイト

はじめまして、カイトと申します。

最後まで読ませていただきました。
感想としては、「面白いけれど、もったいない!」です。
物語のスケールと尺が合っていないように思います。もっと、登場人物の心情や触れ合いや葛藤、国の情勢や戦況についても、細部までしっかり書き込んだ物語が読みたいです。このままでは、あらすじのように感じてしまいました。
リウーとエデルはなぜ惹かれあったのか。敵国同士の恋情に葛藤はなかったのか。二人の仲を反対したり応援したりする人物は? なぜ、オルゴールの鍵がウンディーネの鍵だったのか。チャドのバックボーンや、いい味を出しているリウーの二人の兄のことも、エピソードを絡めてもっと知りたかったです。
「もっと読みたい、気になる!」と思っただけ、あっという間にめでたしめでたしな結末にはもったいなさを感じました。

それと以前、創作掲示板の方に「設定の改善案」で質問をされていた方と同一人物であってますか?(お名前が違うので…)
戦争の理由は「潤沢な資源を狙って」とのことでしたが、この作品を読んで、ストレートに「幻のウンディーネの鍵を奪うため」でもいいんじゃないかと思いました。もちろん、そんな眉唾物の骨董品目当てに戦争を起こしたら非難轟々になりそうだから、表向きには「資源目当て」でいいんですが、国の中枢人物たちの真の目的はその呪術道具で、だからこそ呪術師のチャドが幅を効かせている。みたいな。

色々書いてしまいましたが、あくまで一個人の意見ですので、あまりお気になさらず。
創作活動の参考になれば幸いです。

蛇足ながら。
サイトの仕様上拙作が目立つ場所に来てしまっていますが、これはかなり以前に書いたものですので、コメント等は遠慮させていただきます。

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