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タイトル:私はあなたのタイプじゃない(re)の批評 投稿者: t

2話まで読了しました。ごめんなさい、ガールズラブは守備範囲外なのでコメントを残すか悩み……丁寧な作者様だなぁと思ったので。あまりお力になれないかもしれないのですが、内容そのものはわりと読めました。

意識した点にかかれてある通り、この3点は魅力になっており。それについては楽しく読み進めることができました。とくに、
『いい子いい子、と先輩に頭を撫でられる。その手は温かくて、その熱が私の鼓動を加速させる。(やば・・・・・・にやける・・・・・・)』
このあたりの文章はとても良いのですが。

読んでいて由美里と翔子先輩で、うん? 由美里視点? みたいな。
そこは楸視点からの、私も2人に同じことされたいなでよかったような。
そこで気付くのですが、1話はまぁたまたまかなで終わるのですが。さすがに2話ともなると視点変更が多いですね。
視点変更があると『これ誰視点だっけ?』と物語の世界から現実に引き戻される、そこで一瞬物語の流れが途切れてしまいます。
いくら文章や内容がよくても、勢いが大きく削がれてしまうせいで、読者としては感情が振りだしに戻る場合もあります。

だから視点変更のせいもあると思うのですが、物語の吸引力が弱いのが気になりました。
ガールズラブそのものは読めますがそれ以外の要素が薄く。
例えるなら、京都ネギは美味しいけど、茹でた京都ネギを切ってそのまま出されても……まぁ美味しいけど、美味しいけど他のおかずと一緒に食べたいなみたいな。
だからもっと強引に読者を引っ張りにいってもいいのではと思いますね。

部活ものなら廃部や全国優勝は定番ネタなので、楸や由美里がめんどくさい部活に入ったよね翔子先輩がいるから諦めるとか言いながら、全国を目指すことになってしまって、そのなかでガールズラブが展開されていくとか。
万人受けしようと思えば少女漫画なんかはこのあたりとても上手いのですが、妖怪(女)や吸血鬼(女)と人間でも案外いけるのではと、この作者様なら楽しく書ききれそうな気配を感じとりましたが……。
全国目指すとか廃部回避とかでなくても、部活は部活でやってみんなでメイド喫茶バイトとか。もっと舞台全体を使って読者に興味を持たせることを意識されると、お話の全体が良くなるように思います。

1話冒頭で、『入学式の日に私が突然話しかけて』とあるじゃないですか。
でも2話になってから星花女子学園と書かれている。今の書き方はうるさいことは後回しで、これはこれで正解なのですが。
1話の時点では、学校があるのは田舎かもしれない、都会の真ん中にあるかもしれない、小高い丘の上にあるかもしれない。正門から校舎までは並木道になっているかも。もっと意地悪なことを言えば空母の上に学校がある可能性だってある。
部活で全国目指すや廃部回避にしても、ようは学校という舞台の魅力を掘り下げているにしかすぎません。
まぁ学校がどこにあろうが、読者からすればはたいした情報ではないのですが。

学校を中心としたそこに広がっている街並みやら、身内ルールや学校のイベントやらは”書かなければ存在しないのと同じ!”です。
舞台や部活でそこに何があるのかをもっと物語に反映させていくと、相乗効果で本編でやりたいことがもっと面白くなるのでは、ということです。
できれば舞台の魅力とガールズラブをリンクさせるよう物語を展開できれば、最高だと思います。まだまだ眠っている素材を使うことについては、ガールズラブもラノベでも同じだと思います……(自信ない)。

長くなりましたが、終わりにしたいと思います。
自分にあう意見だけを参考にしてください。使わない、いらないアイディアをゴミ箱に捨てるのも大切です。

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