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タイトル:スパイは、コーヒーがきっかけで亡き兄の忘れ形見の女の子と出会いましたの返信の返信 投稿者: ドラコン

 ドラコンです。ご丁重なご返信、ありがとうございます。

 藤谷要さんとのやり取りの横やり失礼します。

 貴作のような、舞台が現代日本以外の異世界モノとなると、作中世界の衣食住の描写がある程度必要でしょう。既に申し上げた通り、「食」は比較的やりやすいでしょうが、問題は「衣」です。

 異世界移転モノなら、現実世界の知識が使えるので、まだやりやすいです。が、現実世界と接点がない異世界モノとなると、服装描写はやりにくいですよ。絵で示せれば一発なのですが。文字だけの小説では特に苦手な部分です。

 貴作の東方帝国の民族衣装は、清代の中国服「馬掛」でしょうか。これが異世界移転モノなら、「中国の武術着」と書いておけば、ある程度イメージしてもらえるでしょう。ですが、完全な異世界モノとなると、「中国」の語が使えませんので、「詰襟と紐ボタンが特徴的な馬掛」と書かざるを得ません。ですので、東方帝国=清~民国初期の中国とイメージしてもらう必要があります。
 
 拙作『寿国演義』の過去作では、世界観描写、特に服装描写を簡略化するため、講釈師が口演しているとの設定で、劇中劇の二重構造にしました。そして、「聖徳太子が着ているような衣(明以前の官僚服は聖徳太子の衣装に近い)」や「柔道着のような衣(一般庶民の服装)」とやったこともあります。ただ、構造が複雑で分かりにくいと不評だったので、結局やめました。
 
 また貴作の想定時代は、明治~戦前ぐらいとのことなので、男性のファッションについて役立ちそうなサイトを紹介します。
 
 「タキシード会議」
 http://www.tuxedo.co.jp/dress/party/summer/index.html
 
 紳士礼服全体に詳しいのですが、リンク先の「夏礼装『蝶ネクタイのススメ』」の項は、想定インドシナとの舞台設定的に参考になるかと存じます。
 
 私でしたら、明治~戦前の紳士の服装なら、三つ揃えのスーツに、ウイングカラーシャツ、蝶ネクタイにしますね。実際、上記リンク先には、こんな記事もありました。
 
 「明治村で、ドレスコードが鹿鳴館の結婚式・披露宴を主催したい。」
 http://www.tuxedo.co.jp/dress/wedding/groom/index.html#c24
 
 横やりと言いながら、長々と失礼しました。

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