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タイトル:ロードバックッ! 勇者アレクの英雄譚の返信の返信 投稿者: 田中一郎

拙文にお目通しいただきありがとうございます。
やはり人様の目を通していただくと参考になります。

物語のスタート時点での主人公の苦悩、これについては改稿前はそうでしたが、時系列通りに並べたほうがスッキリとして理解の手助けにもなるかと思い、かつて2章で回顧していた部分を1章に入れ替えて持ってきました。
周りの友人には改稿後の方が好評だったのですが、ご説も一理あり考えどころですね。
改稿前は以下のような書き出しでした。今現在は2章の始まりになってます。

 鎮魂の鐘が澄み切った冬晴れの空に響く。
 街外れの小高い丘の上に築かれた真新しい五階建ての尖塔、その最上階でアレクはその音色を聞いていた。
 国王の厳命、そして教会の協力を得て、急ピッチで進められた計画と建設。その甲斐あって、初命日に間に合った霊廟。小ぶりながらも五層の塔が付属するこの建物は、魔王討伐の英雄のひとり、賢者エミリアの墓所だ。
 丘の上は塔を中心にかなり広範囲に石畳が敷き詰められ、さらにその周囲の木々が伐採され広大な常緑芝生の広場を作り上げている。工事にかける教会の協力姿勢はとにかく熱心で、過剰に投じられた資金と資材の余剰分が、初期計画をはるかに超えて贅沢なこの空間を生み出した。
 アレクは朝一番に墓参りを済ませ、その後ここから、延々と続く黒衣の列をぼんやりと、かれこれ数時間も眺めている。

・あらすじでネタバレ
私もそう思います、同意します。なので、ごもっともと、としか言えません。
でもどうやらweb小説では、タイトルやあらすじである程度のネタバレはしていくスタイルが主流なようなのでそれに倣ってみました。
しかしご指摘を見ると生兵法だったかもしれませんね。もう少し研究してみます。

・冒頭の説明
これ悩ましい部分でした。
最初にある程度世界に関する知識があったほうが良い、なんて意見も周りであったものですから。戦記物などは結構説明から入るものもありますから、適度なら良いかと思っていましたが、馴染みない方だと門前払いされる要素になるということでしょうね。説明で引き込めるぐらいの筆力があれば良いのですけどね。

・いきなり登場人物4人
これもやはり改稿で歪みが出た部分かもしれません。元々の一章は2人しか出てこないもので、その後に回顧で二名追加という感じだったので。
この点も考えると1章をばっさりカットして、後々に回想シーンで小出しにする手も選択肢にあるべきでしょうね。

見た目や人物像は地の文の描写や会話から徐々に汲んでもらおうと思いました。登場していきなり髪の毛は~、瞳の色は~、っていうのは説明的で良くないかなと。
麗人っていうのはその一環で、あぁ美人なんだな、と理解してもらおうと。聖女は最初の説明の中に埋もれてしまってますかね? わかりにくかったかもしれません。

・誰が何を喋っているのかがわからない
わかるように書き分けてるつもりなんですが、至らなさに恥じ入るばかりです。
会話中に挟む地の文に関しては、テンポを損なうこともあるので難しいと思います。私はかなり地の文に量的に偏ったタイプなので、意識的に会話を増やした箇所です。
楽しそうな雰囲気が伝わっているならその点は成功です。落とすために上げている部分なので。

・爆破シーン
心理描写……うーん。お気楽に淡々とやってる感じが伝わっていればそれでいい場面かなと、そう思っていて文面も淡々としすぎたかもしれません。
緊張感は伝わらないと思います、全く緊張してない場面なので。絵的に派手そうなのが伝われば成功かなと、作者としては思います。

・戦闘シーン
楽しめなかったようですみません。作者としては勝つとわからない程度のあらすじだと見てもらえない(らしい)世知辛い世の中のせいにしたいと思います。
純粋に剣と魔法のアクション描写を楽しんでいただけたらなという感じです。

森の隣人のくだりにかんしては、敵にも言い分はあるよという描写ですが、不要なリアリティだったなと今は反省しています。正義の勇者が悪を倒す方がエンタメとしては正しいですね。

ご丁寧に感想いただきどうもありがとうございました。参考にさせていただきます。

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