アームドモンスター 案1
スレ主 和田慶彦 投稿日時:
目的:趣味で書く
要望:おもしろいか教えて下さい!
キャッチコピー:少女がロボットに乗り、しょうもない男に言い寄られながらおねショタする話
カテゴリー:SF
あらすじ
冒頭:2体のモンスターが戦っている。一つはこの星のモンスターの王。もう一つは巨大ロボット・アームドモンスター。アームドモンスターがモンスターに致命傷を負わせるが、アームドモンスターの方も無事ではなく、制御系が壊れて暴走する。パイロットは脱出する。
1:教会所属の戦士・クルセイダーに憧れる孤児の少女・ステラが教会の炊き出しを手伝っていると薄汚れた少年がこちらを見ている。休み時間、少年に炊き出しの穀物粥を持っていってあげるステラ。少年と話して親密になる。名前を聞くと、ホーリーと聞こえたのでそう呼ぶことにした。孤児院に連れて行くが、洗礼を受ける段になってホーリーが嫌がって逃げる。以来、ホーリーを探して時々食べ物を持っていきながら、親密になる。
2:数ヶ月後、孤児院を出る年の春になったステラはクルセイダーになる試験に落ちる。行く宛もないのでハンターギルドに入る。ガラの悪いハンター達に囲まれてビビっていると、ホーリーを見つける。どうやらハンターの手伝いをしたら報酬を持ち逃げされたらしく、ステラはハンターギルド内で騙したハンターを知らないか、と騒ぎ、他のハンターに窘められる。これからは自分と組もうか、というステラ。ささやかながら店で食事を取り、安宿1部屋分の金しかない二人は狭い部屋に一緒になって寝る。
3:町外れの遺跡にアームドモンスターが有るらしいと聞いて、ステラ達はそれを探しに行く。途中で賞金首「ナロードラゴン」と出会う。立ち向かおうとするホーリーを連れてステラは逃げる。遺跡まで追ってくるナロードラゴンだが、さすがに遺跡は壊せないようで、二人はなんとか逃げおおせた。遺跡の中を右往左往していると隠し区画が見つかり、アームドモンスター・アレックスを見つける。アレックスに乗って遺跡を出ると、再びナロードラゴンに襲われ、これを倒す。ナロードラゴンの賞金を貰い、打ち上げの食事をする二人。すると、ステラと同じ孤児院出身でクルセイダーに合格したアルク、孤児院出身ではないがアルクと一緒にクルセイダーになったフェリスと会う。その店はフェリスの実家らしい。ホーリーを見てそんな子供を使っているのかと文句をつけるアルク。自分たちのチームに入らないかというアルクだが、ホーリーの事で文句を言われたステラは断る。その日はちゃんとした二人部屋で寝る。
4:ステラはホーリーにある場所に連れて行って欲しいと頼まれる。行ってみるとアームドモンスターで相手するような大型モンスターが沢山居る激戦区だった。戦い方や逃げ方を見に付けながら進んでいく。目的地に行くと、賞金首である「はぐれ篝火」がモンスターと戦っている。ホーリーがあれは暴走した自分の機体だ、ここからは自分がカタをつけるからステラは帰れと言うが、そんな事はできないと協力することにする。アレックスに襲いかかるはぐれ篝火。モンスターや賞金稼ぎ達と戦い続けてボロボロになったはぐれ篝火を、ステラとホーリーで力を合わせて制御を取り戻す。帰り道でまた強力なモンスターに襲われるが、篝火に乗ったホーリーと協力して倒しながら街に帰る。大量の賞金と篝火を貰い、篝火はホーリーに与える。ホーリーは深く感謝する。
5:あと一つ何かの依頼を成功させればCランクに上がると言われて、ステラは他のハンターとパーティを組んでモンスター討伐の依頼を受ける。引率役のベテランハンターはステラがハンターになった日に宥めてきた女ハンターだった。名をジェシカと言った。一緒に依頼を受けるのは歩くとフェリスだった。ホーリーがハンターでないことを咎められるが、ステラが自分の付き添いだからと説得する。アルクは反対するが、ジェシカはOKする。その日はミーティングをして翌朝に集合する。篝火の巨大さに驚き、同時にボロボロになっている機体を見てホーリーを心配する仲間達。特に問題もなく仕事が終わるように思えたが、強力なモンスターが現れる。ジェシカが撤退を指示するがアルクが功を焦って突撃する。ホーリーがモンスターを倒して助ける。叱責されるアルクだが、篝火のような強力な機体があれば、と反省しない。打ち上げでもホーリーを指してそんな子供に守ってもらって恥ずかしくないのか、とステラに言う。
6:C級に昇進したステラはホーリーと仕事をするが、何でもやってしまうホーリーに活躍を奪われ、先日アルクに言われたことと併せて次第に疎ましくなってくる。そんな中、アルクに誘われて農村の警護をすることになった。ホーリーに今日は仲間もいるから、と置いていくステラ。村の警護にあたる。その日は特に何もなかった。盗賊団に狙われているという村の事情を聞き、村の人達に良くしてもらったことでアルクが「村を守るために盗賊団を倒そう」と言い出す。ジェシカは却下するが、アルクが自分一人でも行くと言い、フェリスが自分もついていくといい、ジェシカがしょうがないから皆で行くと言い、なし崩し的にステラも一緒に盗賊団の本拠地を探しに行く。盗賊団のボスに返り討ちにされ、皆は撤退し、ステラは捕らえられてしまう。町に戻った仲間達はハンターギルドに依頼失敗の報告と救出の要請を出す。それを聞いたホーリーはアルク達に盗賊団のアジトの場所を教えろという。自分たちも付いていくという3人。
7:捕らえられたステラは監禁される。ホーリーを連れて行かなかったことを激しく後悔する。その時アルク達がアームドモンスターに乗ってアジトに攻撃を仕掛けた。迎撃のために混乱した隙をついて、ホーリーは一人で盗賊団のアジトに潜入してステラを救出し、格納庫でステラのアレックスを見つけるが、そこには盗賊団のボスたちも待ち構えていた。ボス達を蹴散らしてアレックスに乗り込んだ二人はアルク達が時間稼ぎをしている間に篝火が隠してある所まで行く。盗賊団のボスがアームドモンスターに乗って出撃し、アルク達を圧倒する。そこに戻ってきた篝火とアレックスが加勢し、ボスを倒す。村に戻った後、アルクが今回の騒動を引き起こしたという話を聞いてアルクをぶちのめすホーリー。ステラとフェリスが自分たちも賛成したから、と止めに入る。依頼は失敗したが盗賊団のボスが賞金首であったのと盗賊団のアームドモンスターで懐が潤う。その夜、アルクがステラをチームに勧誘する。ホーリー抜きでと言われて拒否するステラだが、しつこく勧誘され、逃げられない。ホーリーが現れてアルクを追い払うが、ステラは怖かったと泣く。ホーリーにいざとなったら銃で撃て、と言うが、ステラはそんな事できない、君が守ってくれると言ってよと縋り付いて泣く。ホーリーはどうすれば良いのかわからず立ち尽くす。
8:ステラはしばらくハンターの仕事を休むが、アルクがしつこく訪ねてくる。その都度ホーリーが追い返すが、ノイローゼになりそうなステラに、ホーリーは外出ついでに訓練してアルクを直接ぶちのめしてわからせる事を提案する。二人で訓練する。アルクに決闘を申し込み、倒す。
9:冒頭でホーリーにやられて撤退していたボスモンスターが回復して街に迫ってくる。街は迎撃体制を整えるが、自分を狙っているのだと予測したホーリーは街を離れて一機で迎え撃とうとする。ホーリーが一人で何処かに行っていることに気づいてステラも追ってくる。二機で迎え撃つが、劣勢になる。その時、アルクが助けに来る。少し遅れて加勢する街のハンター達。ホーリーがボスモンスターを倒し、ハンター達は勝利する。
10:ハンター達が祝勝会をしている裏で、ホーリーはハンターギルド支部長に呼び出されて身分証明がないのなら君が子供だと証明するものはない、今日から15歳のハンター・ホーリーとして活動するよう提案する。それを承諾するホーリー。一方祝勝会ではステラにアルクが来て、もう近づかない、すまなかったと謝る。ステラは助けに来てくれてありがとうと感謝を伝え、私が仲間に入れてもらうんじゃなくてあなたが私の仲間になるなら考えてもいいけどね、と言う。アルクはどう違うんだ、と言い、ステラはそれがわかるまでは仲間にはならないと言う。ホーリーが戻ってきて二人で祝勝会を楽しむ。翌日、出来上がったハンター証をステラに見せてこれからは私も報酬をもらえます、というホーリー。ホーリーが法的には15歳になった事を知ったステラは同い年なら合法だよね、とキスをする。二人の冒険は続く
終わり
キャラクター
ステラ
「ホーリーの方は、私に何かしてほしい事とか無いのかな?」
「そんな事できないよ。ホーリーが守ってくれないの?守るって言ってよ・・・」
15歳。女
孤児院で育った少女で、教会付属の戦士・クルセイダーになるのが夢だったが、面接時の受け答えで異端とされて落とされ、孤児院から自立か救貧院に行くかを迫られる15歳の春にハンターになった。
受け答えでのミスのため実力はしっかりとあり、新人ハンターとしてはかなり優秀な部類に入る。
見目麗しく、男の子から言い寄られることが多かった為、男性からの好意に対して厳しいところがある。
クルセイダーの試験に落ちたことで少々自己評価が低くなっている。
アレックス
18メートル 65トン
格納庫に眠っていた中量級アームドモンスター。
中心部の装甲が厚く、末端部分の装甲が薄く設計されており、アスリートのような体系になっている。
各部にブースターを取り付けており、機動力が高い。
腰に大型ビーム砲を付けているが、これはジェネレーターとセットで運用するビーム砲の砲身部分で、見た目以上の破壊力を誇り、全力射撃すれば艦砲射撃並の威力で撃つ事ができる。
意外としぶとく戦える装甲配分・高い機動力・強力な武装を持つが、それを支えるエンジンが軽量で、動きながら全力射撃するとエンストを起こすため、走・攻・守のどれか一つを選択して動く事ができる玄人向けの機体。
ホーリー
「私は構いません。どうせはした金でしょうし」
12歳。男
正体不明の少年で、一見すると性別すらわからない。
艶のある黒髪を持つ美形で、着ているものも汚れてはいるものの仕立てが良い。
信じられないほどの身体能力を持ち、装備も充実しており、一般ハンターには手の届かない機体である「篝火」を乗機に持つなど実力に関してはステラを圧倒する。
大国の中の「皇国」の特徴を多く持っており、ホーリーという名前も名字を名乗った時にそう聞こえたのが定着しただけで、本名は別にある。
真面目な性格で義理堅く、話す言葉も丁寧だが、別におとなしいというわけではなく割と暴力的で見る目がシビア。
他人のミスに対してはあまり怒らないが、それは「この程度の問題なら自分が動けば容易く解決できるから」に過ぎない。なので度を越した場合や失礼な態度に対しては物凄く怒る。怒鳴るし手も出る。
篝火
25メートル。220トン
皇国の高級量産機でアレックスが腰のあたりまでしか無いほどデカイ。
基本スペックがべらぼうに高く、見た目通りの重装甲と強力なバリア発生機、十分な機動力を持つ。
そのしわ寄せは武装にきており、このクラスの機体には珍しく固定武装は2門のビームバズーカしか無い。が、このビームバズーカ自体が大威力で見た目的にも威圧感が有るため、恐怖の象徴として恐れられている。
ハンター用に性能と価格を抑えた廉価版が出ているが、基本スペックが売りの機体のスペックを落とした機体ということ、篝火自体の運用の難しさから評価は芳しく無く、元が高価なこともあって生産数は少ない。
ホーリーの物は正規軍仕様の証である奉納刀として作られた巨大な太刀を持っており、篝火自体のパワーとホーリーの技量も合わさって一撃で戦艦の装甲もぶち抜く。
操る機体は冒頭の戦いでボロボロになっており、修理してもなお不完全であり、またハンター用のスペックを落とした部品で修理されているため性能が大幅に落ちている。
アルク
「お前、無理してあいつの傍にいるんじゃないか?本当は仲間がほしいと思ってるんじゃないか?」
「ステラ!!俺は諦めないからな!お前が心を開くまで!」
15歳。男
ステラと一緒にクルセイダー試験を受け、こちらは合格した。
駄目な方向に熱血漢で、理想論を語るが実力が追いついていない。
行動力があり周りに勝手に人が集まる為、ナチュラルに態度が馴れ馴れしい。
ステラのことを幼馴染だと言っているが、ステラの方は馴染んだ覚えがない。
コンセプトは「駄目なタイプの主人公」
ラスト
15メートル。40トン
木端ハンターが多く持つ機体で、アームドモンスターとしては物凄く安い。
その分性能は低く、固定武装は胴体の小口径レーザーだけ。これはアームドモンスターの標準装備で、四肢を失った時の緊急用の装備であり、つまり最低限の武装である。四肢が脆く良く壊れるためこれに頼る場面も少なくない。ハンターの間ではこれをもうちょっとマシなものに変える改造がよくされる。
クルセイダーになると白く塗ったこれが配給される。
スターホーン
18メートル。60トン
ラストを壊したアルクに与えられた機体。
見た目が美しい。
年に一機のみ、その年の最新技術を試すために作られる機体で、実戦を想定していない。1機ごとに使われている部品が違うため、壊すと別の部品に置き換えられる。手持ちの武器でさえ一品物である。
アルクに与えられたのは機体性能に不満を漏らしていたので「ほら、超高性能機だぞ、喜べよ」という事。
上位のクルセイダーにはちゃんとした別の機体が与えられる。
実戦で使うなら避けること前提の機体なのだが、アルクにそんな実力はない上に突っ込みがちなのでよく壊す。
ジェシカ
「とにかくこれ以上騒ぐんじゃねえ。それともお前は、『コイツは騙されたマヌケです』って言って回りたいのか?」
18歳。女
Bランクのハンターで男勝り。
ステラがホーリーのことで騒いた時に注意したハンターで、アルクとともにステラと関わる。
アームドモンスターよりも白兵戦のほうが得意。
前に居たチームははぐれ篝火を狩ろうとした時に壊滅しており、盗賊団を倒した後にアルクのチームに入った。
エクスブレード
18メートル、80トン
ジェシカの持つ機体で、そこそこの装甲と高い機動力と近接火力を持つ。
元の機体は手に持つ大剣が標準装備だが、ジェシカはその大剣をノコギリのようなギザギザの刃がついた両手斧に変えている。
フェリス
「え?お、幼馴染・・・ですか?」
15歳。女
アルクと同じく、今年クルセイダーになった少女。
街の料理店の娘で、10歳頃から教会の祭事の時に手伝っていた。
奥手な性格で、アルクに淡い想いを抱いている。
美少女でアルクの幼馴染(だと聞かされている)なステラが出てきて戸惑っている。
アルクと同じくラストに乗っている。
設定(世界観)
世界観
「何か」が起きて人類が元いた宇宙からやってきた宇宙。
人類を圧倒する力を持つ原生生物達により一度文明が破壊され、文明崩壊後に◯◯ハンターと呼ばれる人達が対抗し人類の版図を広げている。
モンスター
人類に敵対的な「この宇宙」の原生生物の事をモンスターと呼んでいる。
上位のものは生身で恒星間を移動するくらいなのでそれはもう強い。
中には「生物」のくくりに入れて良いものか怪しいものも存在する。
アームドモンスター
人類の科学とモンスターの生態から得られた技術を使った「機械仕掛けのモンスター」。
強靭な四肢は並の火器より高い威力の格闘を放ち、その筋力で大型で大量の武装・装甲も持つ。
モンスターの生体をコピーしているため、制御系が壊れると暴走することが有る。この様な危険があっても頼らざるを得ないのが今の人類の状況ということである。
神経接続で動かすため、人型にされることが多い。というか人型にしないと暴走の可能性が跳ね上がる。
ハンターギルド
モンスターによって旧文明が崩壊した時、無法者やモンスターを狩っていた者たちが集まって作った組織。
旧時代の遺産を溜め込んでおり、その中には旧世界の長さや重さ、時間の基準を測る壊れない秤や時計など人々が安定した文明を築くために必要なものもある。
星間国家ですら手出しできない巨大な組織。というかハンター達が開拓した部分に後から国家が作られているので一般人の認識としては大国でもない限り国家よりもハンターギルドに対しての帰属意識の方が強い。
星間国家
宇宙に無数に存在する国々。
その規模は銀河を複数支配下に収めている物から惑星一つの中にいくつかの国が有る物など様々。その中で特に大きく、ハンターギルドに対抗できる程に影響力の高い7国が「7大国」と呼ばれる。
同じ星で複数の勢力が争っている場合、国家に認定された方にハンターギルドが味方してくれる為、政府の作成は惑星開拓の最終目標となっている。
聖十字教
今では記録が失われた「全知全能の神」を信奉する宗教。
大国にも信奉者が多数おり、その影響力は大国にも迫る。というか大国の一つ「法国」は聖十字教の拠点が有るという一点で大国として数えられている。
聖十字教の教会が建つと近くに孤児院や病院が建つため、開拓中の惑星ではだいたい受け入れられる。
クルセイダー
聖十字教会に所属する戦士。
ハンターに登録してハンターと力を合わせて戦うものもいるが、基本的に教会の指示で動き、ハンターからは足を洗って教会で働いて教会を守るために戦う者も居る。
作者コメント
普通にザマァ付きおねショタ冒険譚として作った
文字数が足りなかったらステラが育った孤児院を訪問とかしても良いかもしれない
問題点
終盤までのアルクが度を越してウザい
ホーリーとステラのの絡みが少ない
総じてアルクの方が重要人物に見える
ホーリーが怖い