熊蝉の轟く日々の空ありき
回答者 ハオニー
羽化したセミが次の年まで生き延びると思っていらっしゃるようでしたら、それは違います
羽化した後の短い一生はパートナー探しして子孫を残して尽きます
セミは羽化するまでに7年以上かかりますから、去年のセミと今年のセミは別の周期のセミです
別の周期のクマゼミが、年を重ねるごとに力強く鳴いているかのように感じただけでしょう
ですから「その傾向への普遍性」はあるとは言い切れません
余談ですが、アメリカ北部には13年周期のセミ達と17年周期のセミ達という、大きなグループがあります(そのほかの周期のセミもいますが)
13年周期のセミは、13年に一度大量発生すると考えていただいて構いません
17年周期のセミもそういう感じです
大量発生した次の年は、前の年よりは静かです
セミの大量発生は、子孫を残す確率を上げるために環境に適応したセミ達が世代を重ねた結果です
農学部なら、この周期セミの話は聞くはずです
俳句の話もしないといけませんね
「年を追う毎」の「ごと」は因果関係をつくってしまいます
因果関係は俳句らしさがなく、「熊蝉が年を追うごとに鳴き声はすごくなっていっています」という文章を千切って俳句の型に押し込んだだけだと思われやすくなります
散文的ですから、報告ではないのかと疑問を抱いたのでしょう
たとえば
クマゼミがいるよ
そういえばクマゼミの鳴き声がうるさかった年もあったなー
という追憶をテーマにすると、俳句らしい詩が奏でられます
たとえばの例で手直しの句を用意しましたので、作者さんの意図とは違うものだと思います
長いね、私の文章
飽きられないといいなー
点数: 1
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主題は一言で言うと「地元の蝉状況」になります
家の近所では年々熊蝉の声が大きくなっています
調べてみるとどうやら年々分布地が北上しているらしいですね
自己批評による拙句の問題点は以下三点となります
・単なる報告句では無いのか
・「追う毎鳴く」と云う表現に無理はないか
・その傾向に普遍性はあるか
添削、批評、御意見、何でもお待ちしております。
主題は「地元の蝉状況」ですので
特に添削が思いつかないという方も
皆様の地元の蝉に関する報告や体験談、豆知識など
なんでも書き込んで貰えると嬉しいです