「春雨や舗道を浸す粒の音」の批評
回答者 腹井壮
ワイスさん、こんにちわ。コメントと添削ありがとうございます。参考になります。
舗道にせよ歩道にせよ描写が弱くなるので賢明な判断をされたと思います。ただ、雨粒が路面にうちつける瞬間に「粒」と表現してもあまり感動はないですよね。どんな季節の雨であれ人間は雨を「粒」として意識的あるいは無意識に認識していますから。では霧雨ならどうか。見た目にも皮膚に当たった瞬間にも粒の感覚が伝わりづらい。当然、粒から意識が離れる。そして最後に霧雨だって雨なのだから粒だと言い切る着地点なら読者も納得しますが。上五に霧雨を斡旋しても無季にも季重なりにもなりません。私はワイスさんの師匠ではありませんので最後の判断は御自身でされて下さい。
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都会の喧騒を静める春の雨を詠いました。