「あざらしや餌を奪はれ海豹や」の批評
回答者 一本勝負の悠
おはようございます☀ や/の重ねはご尊句に必然性も効果もないと思います。 ・餌を奪われ//は俳句として読めば、エサをではなくエをではないでしょうか?ならば、字足らずです。 ・海豹は季語でしょうか? でないとすれば、この道場では、無季俳句を認めていません。 ・おしまいに、餌を奪われた貴兄の恋人若しくは妻女があざらしに変化した、という原句にユーモアが稀薄です。 トドあたりが適切ではありませんか?
指摘事項: 字足らず 無季俳句 新旧仮名遣いの混用
点数: 1
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こんばんは。昔は小学校の先生を目指していたおくらです。
まず、菊花様からご意見をいただいたので、補足を。二句前の「吾妹子」は「わぎもこ」と読み、恋人・妻を指す言葉です。まだ妻ではありません。
俳句の種は「吾妹子」だったのですが、「動物園の句かと思った」というこの句に関しては、もう詠み手の句意を離れて、独立した句として楽しんでいただけたら、と思います。
座五を「海豹に」から「海豹や」に変えたことでより言葉遊び感が増しました。句意にそこまで支障はないかと思います。
自分で言うのもなんですが、谷川俊太郎みがあります。
ご意見をうかがいたいのは、切れ字の「や」を重ねるのは可か不可かということと、言葉遊びとしては悪くないと思うのですが、果たして〈俳句〉として認められるのかということです。やや散文的な気もしますし…。
ご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします!