「冴え返る炬燵が癒す帰宅子女」の批評
回答者 気まぐれ亭いるか
佐々木和郎さん、はじめまして
御句拝読しました
「冴え返る」と「帰宅子女」の融和性、寒暖の対比とよく要素の構成が練られた一句だと思います
なかなかなの御手前で、、
ただ、厳しくということなので若干厳しめに鑑賞させていただきます
まず気になるのは「冴え返る」と「炬燵」の季違い/季重なり
季違い/季重なりともに上手く構成されていると良いのですが、本句の場合は少し気にある点があります
まず、季違いについて「炬燵」には「春炬燵」という季語もあり語数の問題はあるにせよ、表現としては容易に季違いは解消できます
そして、季重なりについては「冴え返る」の寒さを悲しむ心と「炬燵」でほっと癒される心が両立しており、感動の焦点がブレていると感じます
次にこれは細かいですが「癒す」が少し観念的で具体的な描写になっていないのも気になりました
それらをふまえてひとつ
三寒の春の炬燵や帰宅子女
まずは「炬燵」を「春炬燵」とすることで季違いを回避し、次に「三寒」と「春炬燵」をつなげることで句の主体を一つにして重心がブレないようにしました
あとは「春炬燵」と「帰宅子女」をただ単に並べることで「この帰宅子女は炬燵であったまっているんだな」ということを暗示させています
いかがでしょうか
以上、またのご投句お待ちしております
点数: 1
添削のお礼として、気まぐれ亭いるかさんの俳句の感想を書いてください >>


寒さが舞い戻り、冷える寒さと出戻った娘(帰宅子女)の心の寒さを炬燵でほっと癒される一コマを読みました。よろしくお願いします。