「寒暖差や心機一転も春の闇」の批評
回答者 慈雨
鶴野さと様、立て続けにお邪魔します。
〇「かんだんさや/しんきいってんも/はるのやみ」。
六八五の字余りで、やはりリズムの悪さが気になります。初心者のうちは五七五の定型をあまり破らない方がいいと思います。
〇「心機一転」が抽象的で、読者に伝わりにくいと感じました。
俳句はこういう感情よりも、具体的な映像を描写した方が成功することが多いです。
〇「寒暖差」という気温の変化を上五で詠嘆し、下五のには「春の闇」という月の無い暗さを主眼にした季語。
寒さを詠みたいのか、暗さを詠みたいのか。あまり欲張らず、一番の感動に絞った方がいいと思います。コメントからすると春の寒さかな?
一例です。
・春寒し新生活の晩御飯(季語:春寒し)
点数: 1
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春の気温の差と、新生活や新たな気持ちのリスタートを考える人の気持ちの変化が多い春ということで詠みました。