俳句添削道場(投句と批評)

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花桃の景色またたくのぞみ行く

作者 鈴木恒夫  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

花桃の里と新幹線、跨線橋から眺める景色

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「花桃の景色またたくのぞみ行く」の批評

回答者 なお

鈴木恒夫さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。花桃、いいですねー。なんだか山梨県わ想像しますけど、のぞみ号は通らなさそうです(笑)。
先にイサクさんがきっちりしたコメントをなさっているので、もういいかなとも思いましたが、コメントが、一人では寂しかろうと勝手に思いまして出てきました!
コメント重なる点があるかと思いますが、ご容赦ください。

御句、ちょっと戸惑いました。
一つには、またたくをどう捉えたらいいのか。誰が、何をまたたくのか?一般には、人間が瞬きをする間、要するに、一瞬ですよね。
それとも、明かりまたたく、というように、きらめくこと?

二つ目は、のぞみ行く、です。まあ、これは、コメントを読まずとも、希望とかの意味ではなくて新幹線のことと推測します。しかし、作者がのぞみに乗っているのか、見ているのか。それはわかりません。もちろん俳句は読み手の想像次第といいますが、できれば作者の思いからかけ離れた頓珍漢な読みはしたくない。作者の思いに寄り添った鑑賞をしたいと思っています。

ここで、こんなふうに読みました、というパターンをいくつか挙げておきます。

A:桃の花の里にのぞみが差し掛かったが、瞬く間に過ぎ去ってしまった。のぞみ号は早いなあ。
(乗っている、見ている両用)

B:桃の花の里は、陽春の光に瞬いているようだ(または、夜の桃の花の里は、提灯が飾られてその灯りが瞬いてきれいだ)。そんな景色を見ながらのぞみ号の旅は続く。

どちらにしても、次のように提案します。

・花桃の里駆け抜けるのぞみ号
・花桃の里一瞬にのぞみ号
・のぞみ号瞬く間に花桃の里

三句目は「またたくまにはなもものさと」と、五七五ならぬ五六七になってしまいましたが、置かせてください。
よろしくお願いします。

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「花桃の景色またたくのぞみ行く」の批評

回答者 イサク

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★★★★★

こんばんは。はじめまして。

季語は「花桃」=「桃の花」。
五七五のリズムも逸脱していないようです。
ここまでは俳句の条件を満たしていますので、さらに上の段階へ。

◆「またたく」の意味をどう取ったらよいか迷いました。
 「またたく」は主に「まばたきする」あるいは「光が明滅する」という意味。「景色またたく」とは比喩なのだと思いますが、どのような状態なのだろう?と思います。
 のぞみが通過することで、桃の木のある場所がちらついて見えるという理解でよいでしょうか?

◆「花桃の景色」の「景色」という言い方が、やや雑な単語なのではないかと感じます。
 「富士山の景色」「桜の景色」「梅の景色」なんにでも付きますが、「富士」「桜」「梅」だけでも映像は想像できますよね。
 この「景色」という単語は避けてみることをお勧めします。

・新幹線ゆけばまたたく桃の花

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添削対象の句『花桃の景色またたくのぞみ行く』 作者: 鈴木恒夫
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