「種子飛ばし遊戯す父子や眩しけり」の批評
回答者 慈雨
よね様、こんばんは。
何とも温かみのあるワンシーンを詠まれましたね。ほっこりしました。
なお様が4点にわたって的確なコメントをされていますので、まずはそこを直されると良いと思います。特に無季語は避けたいですね。
それ以外のことについて少しコメントさせてください。
〇「種子飛ばし(しゅしとばし?)」から始まっており、植物のことかと思いました。
種飛ばし、でしょうか。種を口に入れて吹き出すやつのこと?
だとするとそれは間違いなく遊びなので、「遊戯す」は重複しており、不要だと思います。俳句はわずか17音なので、「意味の重複」「言わなくてもわかること」はなるべく省略すると良いですよ。
〇なお様が④で触れている「や」「けり」の切れ字の重複。
切れ字は多くの場合、「!」が付くくらいの強い詠嘆を表すため、一句に一つまでが原則です。
また、「けり」の意味はご存じでしょうか?基本的に「ずっとその状態だったものに今気がついたことへの感動」を表す切れ字です。御句ですと「そういえば眩しい!今気づいた!」という感じで、少し違和感がありませんか?
「バスを待っている」という情報を入れたいかどうかにもよりますが、
・バス停の種吹く親子春の風
・種飛ばす親子の声や春の空
とか。季語はもう少し検討したいですが…。
またよろしくお願いします。
点数: 1
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いつも添削アドバイスありがとうございます!今回の句は保育園バスを待つ親子の微笑ましさ?羨ましさ?を詠みました。よろしくお願いいたします。