「ぬばたまの夜や発光の梨を剥く」の批評
回答者 慈雨
辻基倫子さま、こんばんは。
御句拝読しました。「ぬばたまの夜」は詩歌で王道の表現かもしれませんが、詩的で佳い措辞ですよね!
意味も分かりますし、共感できる句です。キラキラしたような白は梨ならではですし、それを「発光」と捉える感性がすごく素敵だと思いました。
食べる前に見とれてしまうような気持ちが伝わってきます。
「発光」が佳いですねと言った後でアレなのですが、同時にこの描写が気になりもしました。何というか、「暗い夜と白い梨を対比してますよ」という作為が伝わりすぎる感じがしてしまって。
・梨剥けば射干玉の夜の灯りけり
うーん、これだと真っ暗闇の中で梨を剥いてる変な人になってしまいますかね(汗)。
中途半端なコメントでごめんなさい、ヒッチさんやこの後の皆様のコメントも見て勉強させていただきます。
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梨は食べてとてもおいしいですし、剥くと勾玉のような半透明の白がいいと思っています。その思いを「ぬばたまの夜の発光」に託したつもりですが、伝わるでしょうか。「梨」に挑戦して3年目ですが、まだまだみたいです。