俳句添削道場(投句と批評)

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戻り梅雨啄まれしや片揚羽

作者 みふみ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

(俳句を初めて作ってみました。)外に出ようと玄関をあけると、鳥に啄まれたのか、揚羽蝶の片方の羽だけが舞い上がりどきっとしました。梅雨じきの雨を含んだ灰色の景色の中で、陰惨な美しさを感じました。

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「戻り梅雨啄まれしや片揚羽」の批評

回答者 馬場芳樹

みふみさま
こんにちは。
かわいそうな蝶ですね。悲愴感に戻り梅雨は効いているのでしょう。ただ三段切れになっているような気がします。私も勉強中の身ですのでよく分かりませんが。
あとはなおじいさまのコメント通りかと思います。
よろしくお願いします。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「戻り梅雨啄まれしや片揚羽」の批評

回答者 なおじい

句の評価:
★★★★★

みふみさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。初めてでこれですか?すごいですねー。なんだかとてもカッコイイです!

さて、添削道場ですのでちょっと気がついた点をお伝えしますね。
一つは、俳句としては要素が、多いかなと。鳥とかに啄まれたかもしれない揚羽蝶の羽が片方だけ落ちていた、いや、舞い上がったというものですね。
「鳥とかに啄まれたかもしれない」という、片方の羽にかかる形容(説明)は、重たいですし、作者の推測(主観)ですので、これは書かずに、読み手に「鳥にでも啄まれたのかなぁ」と想像してもらいましょう。
次に「片揚羽」という措辞ですが、揚羽蝶の片方の羽、という意味になるのですか?私は浅学にして存じませんでした。提案句は違う言い方にさせていただきますね。

・玄関に蝶の片羽根戻り梅雨

本句における蝶や揚羽は、もはや季語の力はないということで、戻り梅雨だけが季語ですね。

・戻り梅雨三和土に蝶の羽一枚

「三和土」は「たたき」とお読みください。

点数: 3

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添削対象の句『戻り梅雨啄まれしや片揚羽』 作者: みふみ
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