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花咲くは線香花火かさるすべり

作者 堀江  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

夏の盛りが終わりそうで、早く秋にならないかなと思いながら街を歩くと、弓なりのさるすべりのえだ先に、色鮮やかなさるすべりが咲いていました。それはまるで線香花火の火玉に似た、ぽってりと柔らかな質感を帯びた花姿で、夏の名残を感じずにはいられなくて、この句に想いを込めました。

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「花咲くは線香花火かさるすべり」の批評

回答者 なおじい

ほりえなおこさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。確かにこの時期のさるすべりはぼってりとした重量感があり、枝がしなっていますね。
暑い夏にきれいに咲く花、私も好きな花です。

さて御句ですが、ゆく季節を詠む場合、どうしても季語が重なりがちです。特に御句は、花咲く=春、線香花火、さるすべりはともに夏と季語が三つもあります。
上五の「花咲く」は、花が桜の花を指し、春の季語になります。花と言えば桜では困るよ、一年中色々な花があるのだから!という声もあるようですが、とにかくこの上五で、読者はまず「あっ、春の桜の句だな」と思います。ところがそのあと線香花火が出て戸惑い、さらにさるすべりと言われて「?」となるのでは。頭に浮かぶ映像が絞れないと危惧します。
さるすべりが線香花火のようだというお気持ちはわかりますが、なかなか十七音に盛り込むのは大変ですので、ご自身のコメントから形容をお借りして、

・弓なりの枝に百日紅の火玉
(ゆみなりのえだにさるすべりのひだま)
としてみました。きれいな五七五でなく、句またがりになりました。
なお、「さるすべり」のように植物の名前は「百日紅」と漢字で書くのが俳句では一般的なようです。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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添削対象の句『花咲くは線香花火かさるすべり』 作者: 堀江
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