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風吹けば外は涼しい家は夏

作者 なまこ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

トマトの下は無いです。
俳句も素人です。
朝方、窓を開けて寝室で寝ていて、暑いなと思っておきました。窓の近くに行くと、心地よい風が吹いていていましたが、部屋の中には入ってこなくて、家の中だけ夏だなと感じた時の俳句です。

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「風吹けば外は涼しい家は夏」の批評

回答者 なおじい

なまこさん、こんにちは。
御句拝読しました。
「風吹けば外は涼しい」というのは、これからの季節を上手く言い表した措辞ですね。
ただこれは、俳句の世界では、このように言わなくても秋の季語がこの感覚を語ってくれることになってます。その点について、卓鐘さんがとても丁寧に解説くださっていますね。
また、その結果、外が涼しいなら「(家の)中は暑い」というのは推して知るべしで、わざわざ言わなくてもいいのですよ。
これで大分、音数が省略できましたので、なぜ外へ出たか、その時に何か「涼しい」以外に気がついたことはなかったかとかを詠み込んでいくと、光景が浮かび句に深みが出るとおもいます。

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「風吹けば外は涼しい家は夏」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

はじめまして。

「涼し」というのは、夏の季語で、夏の暑い中にも涼を取れる瞬間があるもの。
また、そういう風のことを「涼風」と言います。夏の暑さをいう季語には「暑き日」「熱暑」「暑し」など色々あります。
また、実はもう立秋(8/8)を過ぎればもう秋です。まだ秋なったばかりのこの時期を「秋立つ」「今朝の秋」「初秋」「秋来ぬ」と言います。しかし、まだ夏の気配が残っていたりしますね。この時期の暑さを「秋暑し」「残暑」「残る暑さ」なんて季語があります。初秋に手放せないうちわを「秋団扇」、まだ蝉の鳴き声が聞こえますがそれを「秋の蝉」この頃に吹く涼しい風を「秋の初風」と言います。今が秋ではないと信じられないならば、朝空をみてください。夏の雲っぽいものも若干残っていますが「秋の雲」を代表される「鰯雲」「鱗雲」などの片鱗が見られ、夏よりも空は澄んで高いことでしょう。こういうのこ「天高し」「秋高し」「澄む空」などと言います。こうした空の色は「秋の色」でもあり、油蝉が少なくなり「つくつくほうし」や「ひぐらし」などのが鳴きはじめています。これらは「秋の声」の一つでしょう。

かっこのように色々な季語があります。こうした季語、そこに含まれる季節感などをうまく作って詠んでみてください。

点数: 4

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