「トマト食むその冷たさに驚きぬ」の批評
回答者 なお
岸本義仁さん、こんにちは。
御句拝読しました。
これは私もありますよ。驚きますよね。こんなに冷やさなくてもいいのに!とか思います(笑)。
厳しくしてくださいとのことですので、やはりまたコメントします。うるさい人だなとか思わないでくださいね(笑)。
俳句では「驚いた」「気づいた」とかの動詞はあまり用いません。なぜなら、驚いたから、気づいたから俳句にしようと思ったのであり、驚きも気づきもしなければそもそも俳句になりませんよね。ですから、たった十七音で思いを伝えるために、そういう言葉は省略します。それでも上手く詠めば、読み手は「あ、この人は驚いただろうなあ」とか、「この人はここで気づいたんだ!」とか想像してくださいます。
ではどうしたらいいか。先に宮武さんがヒントをくださっていますね。それをお借りして、
・トマト食む前歯奥歯の冷たさよ
・トマト食む冷たさの歯に浸み通る
これだと「歯」という具体的な要素が加わったことで、映像や感覚がより明確になると思われます。
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おもいっきりトマトをかじったら、その冷たさに思わず驚いてしまった。