「折り鶴にほんのり香る青蜜柑」の批評
回答者 ハオニー
鶴が冬の季語だというのは間違いありません
ならば、折鶴も冬の季語になるよね
という人もいます
でも、折鶴は紙だから季語にならないよね
という人もいます
だから、歳時記を作る方々も厳格な答えを出せていないから、載っていたり載っていなかったりするのでしょう
もっと複雑な議論があるかもですが、ざっくり言えばこの流れです
ちなみに私の歳時記には「折鶴」ありませんでした
それに、折鶴と聞くと原爆忌を一番に思い出します
だから、「本当に冬の季語?」と疑問です
折鶴の話はこのくらいにして、こちらの句を見ていきましょう...
折鶴から青蜜柑の香りがしたのですね
この折鶴、自分で折ったのか、自分以外の誰かが折ったのか、2つの解釈があります
「ほんのり香る」だと、どちらかは分かりません
それで構わないのならば、こちらの句で合っているのでしょう
でも、私はこのあたり曖昧にしておけないのです
時間を少し戻して、鶴を折っているところを描写する作戦を...
鶴を折る指に香れる青蜜柑
おそらく、竹内様の意図とは異なります
しかし、こういう方法もあると見ておいて損はさせないくらいには持ってきました
点数: 4
添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>
折り鶴は「冬の季語です」と言い切ってらっしゃる方と、「季語ではない」という方のサイトを見たのですが…。
私の持っている歳時記には載っていませんし、季語ではないということで大丈夫でしょうか?