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コンビニの自動支払い山霞む

作者 矢永 壽風  投稿日

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コメント(俳句の意味。悩みどころ)

久し振りにコンビニへ行ったら支払いが自動支払いで戸惑いました。

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「コンビニの自動支払い山霞む」の批評

回答者 イサク

おはようございます。
さきほど、「燕来る」の句に先にコメントを残しております。

この句は、季語「山霞む」をどんな状態で見ているの?という疑問が残りました。

「コンビニの中からガラス越しに山が見える」あるいは「コンビニから出たら山が霞んで見えた」という想像をするのですが、どちらも自動支払機の映像が置いてけぼりになってしまいました。

季語「霞」は文字通り「野山に霞が立つ」という広い屋外の風景の季語です。遠景で見ているか、自分が霞の中にいる、という風景を想像するので、「コンビニの自動支払機」とは合わせにくいところがあります。
(季語の「屋内」「屋外」というのは聞いたことがありませんか?「屋外」の季語を「屋内」で使うと、『どこから見ているの?窓から?』という疑問が生じることが多いです)

もし「霞」を心情描写として使っているならば、季語として成立しにくい(某先生の言い方ならば「季語の鮮度が落ちる」)ので、コンビニという場所でも成立する季語に変えることをお勧めします。

・コンビニの自動支払い春寒し
・コンビニの自動支払い花曇

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削対象の句『コンビニの自動支払い山霞む』 作者: 矢永 壽風
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