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蝗飛来背にす黄昏熟れ落ちて

作者 卯筒  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

夕暮れに蝗がこちらに向かって飛んできた様子を詠んだ句です。

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「蝗飛来背にす黄昏熟れ落ちて」の批評

回答者 なおじい

卯筒さん、こんにちは。御句拝読しました。
イナゴって、私は生前は(?)見たことがなくて、佃煮になってからです。でもそれも、食べたことはありません。

御句、光景は浮かんできます。近景のイナゴと遠景、何か、壮大な景色ですね。

しかし、それを一気に詠みこもうとなさって、若干窮屈な感じになっているような気がします。

また、季語のイナゴが景色に埋没してしまっていないかと。

動詞も飛来する、背にする、熟れ落ちると三つになり、主語が異なっています。

また、黄昏とは、夕方に薄暗くなることですので、それが熟れ落ちるというのも気になりました。

そこで次のようなものを考えました。

黄昏時を詠んで、

・黄昏を背に飛び来たる蝗かな

黄昏を夕日と捉えて、

・熟れ落ちる夕日背に飛ぶ蝗かな

「夕日」は私の歳時記では季語とはなっていませんでした。

こまごまと申し上げてすみません。よろしくお願いします。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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添削対象の句『蝗飛来背にす黄昏熟れ落ちて』 作者: 卯筒
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