「肩に手を預けし兄と墓参かな」の批評
回答者 塩豆
こんばんはです!
良い俳句と思います。
この「かな終わり」は間違いなく有効です。座五に一体何が来るのかという期待やワクワク感を上五中七から感じました。そして最後に季語の「墓参」ときて、最後は「かな」で余韻を残しているわけですから、この使い方はまさに完璧ではないでしょうか。
もしも「墓参せし」としてしまえば、これはもう文法からおかしくなっちゃいます。少し難しい話をするかもしれませんが説明させてもらいます。「墓参せし」を品詞分解致しますと、サ変複合動詞「墓参す」の未然形「墓参せ」+過去の助動詞「き」の連体形「し」となります。助動詞「き」はサ変とカ変では未然形に接続するのです。
点数: 1
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姪夫婦に連れられて兄がお盆に帰って来ました。杖をついてやっと歩けます。その兄と墓参りをしてきました。『墓参せし』の方が良いのか、元々俳句になっていないか分かりませんが、勉強と思い投句しました。ご指摘お願いします!