俳句添削道場(投句と批評)

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炎天やころがるせみの二つ三つ

作者 風花  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

お目通しいただきありがとうございます。

酷暑とぎらつく太陽。太陽から目を背け暑さでうなだれ足元に目をやると蝉の死骸が転がっているということを表現したく思っています。
困っているのが、中七に蝉の状態を選ぶか蝉の場所を選ぶかそれとも違う言葉を、、添削をご検討頂けたら幸いです。

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蝉二つ三つ転がれる炎天下

回答者 秋沙美 洋

こんにちは。はじめまして。

季重なり問題は、概ねたーとるさんの言う通りです。
少し補足しますと、この蝉は死んで地面を転がっているという事ですので、季語としての力は幾分か弱くなっています。
一方でもう一つの季語「炎天」ですが、上五にポンっと出るのみで、後は地面の映像となっています。空→地面のカメラワークもいささか忙しいですね。
炎天は天文の季語で、ギラつく空を描いてこそ活きる言葉です。中七下五で地面の映像を展開してしまうと、上五の炎天が季語として弱くなってしまいます。

つまり、この句は季重なりのようでいて、「蝉」「炎天」どちらも上手く立たせられていない、という問題点をはらんでいます。

・蝉二つ三つ転がれる炎天下

微妙に季語を変えました。炎天下とする事で、地面の映像として読者がいくらか想像しやすくなると思います。
季語を下五に配置する事で、読後の余韻を季語に残すという狙いもあります。が、この辺は個人的な好みによる所が大きいです。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「炎天やころがるせみの二つ三つ」の批評

回答者 たーとるQ

句の評価:
★★★★★

矢用さんはじめまして。たーとるQともうします。

まず大前提を申し上げますと、「炎天」と「蝉」で季語が二つ入っております。
特にこの二つは夏の季語の中でもかなり存在感が大きいので、両立させる方法はたーとるQにもわかりません。
申し訳ないですが今回は「炎天」を諦めて「蝉」を残させていただきます。

この句に関しては「転がる」というのが蝉の表現としていまいちわかりづらいのでしっかりと死んでいることを描くほうが得でしょう。「場所の情報を入れようか」という考え、良いと思います。

・公園に蝉のなきがら二つ三つ
・ビル街に蝉のなきがら二つ三つ

いかがでしょうか?もしよければたーとるQにご意見ください。

点数: 1

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添削対象の句『炎天やころがるせみの二つ三つ』 作者: 風花
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