「柿落葉まばらに呻く啓示の書」の批評
回答者 なお
如月さん、こんにちは。
御句拝読しました。
多分に詩的な措辞を置いていらっしゃるので、解釈もチカラが要ります。
「柿落葉」はいい季語では。
「まばらに呻く」、これは柿落葉がまばらに呻いているのですか?そうとしか読めませんけど、もしかして作者がですか?
「啓示の書」というのは聖書のことですか?私はキリスト教でないので詳しくなくてすみません。
落ち葉が聖書の1ページ1ページに見えたとは、如月さんは信仰が厚いのですね。
さて、この句で如月さんのお気持ちを読み手に届けようとした場合、かなり難しいと思います。
別に届かなくてもいいというのであれば構いませんが、俳句にする以上は、人に読んでもらってわかっていただくように作句に励みたいですね。
思いを伝えるには、一番言いたいことは何か?を自分で整理することかも。
作者は悔やんでいますよね。大切な約束を破ってしまって罪悪感に苛まれている。ああ、約束を守ればよかった、なぜ守らなかったのだろう…。この気持ちを伝えることですね。
・俯いて引きずる足や柿落葉
・罪作りうなだれた目に柿落葉
・守るべきものは約束柿落葉
提案句の
一句目、なぜ俯いているのかわからないですね。仕事疲れ?
二句目、何の罪でしょう?
三句目、あ、約束守らなかったのですね。
如月さんは独特の感性をお持ちのようですので、またご投句ください!
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大事な約束を破ってしまった時に書いた句です。罪悪感に苛まれながら柿落ち葉を見た時に、落ち葉が聖書の1ページ1ページに見えたので、そのまま句にしました。