「彫り上げし仏を起こし秋の夜」の批評
回答者 なお
こんにちは。久田しげき様、いつもお世話になってます。
私は仏像を彫ったことはありませんが、彫った人の話を小説で読んだことはあります。その達成感たるや、文字通り「死んで悔いなし」くらいのもののようですね。
さて御句、これは私の個人的感覚だと思いますがお伝えします。
原句の「彫り上げし仏を起こし」と「起こし」ですと、「起こして何かをする」「何かをするために起こす」という感じがします。それなのに「秋の夜」で締めてしまっては、「なんだ、起こしたのに何もしないのかい〜?」という思いです。
これが例えば、
・彫り上げし仏を起こし盂蘭盆会
とか、
・彫り上げし仏を起こし菊供養
とかですと、私のような初心者は「なるほど!」と思えます。
一方、「彫り上げし仏を起こす」と「す」にした場合は、「秋の夜」のような静かな季語でも似合うと思います。
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
出来栄えや如何。