「九度山の柿ふもとから朝市へ」の批評
回答者 なお
堀越摩耶さん、こんにちは。初めまして。
御句の感想と提案句を置かせていただきます。
朝市で、初物の名産の柿を見つけ、季節を感じそして農家の方々のご苦労に思いを馳せるー。堀越さんは感性豊かな方なのだろうとお見受けしました。
ただそれを「ふもとから朝市へ」と表現なさってます。これは、柿が産地からここまで運ばれてきたことを示していると思いますが、俳句ではこのような時空の移動経過を表すのはかなり難しいと思います。いま眼前にある情景の描写に徹する方がいいと思います。というより、それだけでも言いたいことがたくさん出てきて整理が大変だと思います。
御句の場合、お伝えになりたいことは、朝市、九度山の柿、初物、秋を感じて買った、農家さんが朝収穫して運んできた…まあ、コメント通りのことですが、どれも心を動かされる事柄ですよね。このうちどれをどのように取り上げるかになります。
提案句を置かせていただこうとしてさんざん悩みましたが、決定打が出ませんでしたので候補をいくつか並べます。
・九度山の初柿並ぶ朝の市
・初物の九度山柿や朝の市
・九度山の朝採れの柿初目見え
私は「ふもとから」の五音は他の言葉に使わせていただきました。
いかがでしょうか。今度は私たちからのコメントを受けての堀越さんのご感想をお聞かせくださいますと、私たちも勉強になります。皆それぞれで投句していますので、それに返信くださるとうれしく思います。よろしくお願いします。
点数: 2
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朝市に行ったとき、今年初めて出て来た九度山の柿を見ました。「秋だな~」と思い、購入しましたが、農家さんが朝早くから納めているのだなと思い一句作りました。