花蜜柑香り誘ふや我が家見ゆ
作者 白井百合子 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
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「花蜜柑香り誘ふや我が家見ゆ」の批評
回答者 ハオニー
手直しする前の方が良作でしたね
うまくいった句を手直しをするより、あの成功したときの感じを忘れずに違う作品をつくった方が、進歩を感じさせることが出来たと思いました
手直し前の句は「夕暮れ」という時間情報と視覚情報、「蜜柑の花香(かこう)」という視覚情報と嗅覚情報が入っていました
夕暮れのオレンジっぽい色と、蜜柑のオレンジ色と、似ている色だねと並べたのかと思ったら、その後に「蜜柑の花」で実は白っぽい花だった...
その花の香りがほのかにある様子をきちんと映像化出来ていました
さらにそれを夕暮れの色や匂いと対比しているように感じられる、粋な作品だったわけです
しかし手直ししたであろうこの句には、光るものがありません
全てがバラバラです
少なくとも、「誘ふ」という安易な擬人化でバラバラになったことは事実です
もし自分が上手くないと思うなら、失敗しやすい方法はどういうものかを調べ、その方法には頼らずにきちんと映像化していく堅実な方法にするべきです
私やお師匠様の真似をしてかっこいいことやろうとしても、確実に痛い目に遭うだけです
私も既に何度も痛い目を見ていますから、お師匠様も同様でしょう
点数: 3
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少し変えてみました。