俳句添削道場(投句と批評)

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もたもたと蝉や路上に交みけり

作者 知世  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

蝉が逆さまに折り重なって落ちていたので驚きました。
「や」が切れ字っぽくならないか、「の」の方が良いのか、「けり」より「をり」が良いのかが気になります。
「もたもた」より「逆さま」等の情報を入れた方が伝わるでしょうか。
「路上のセミに驚いた」部分は今回重要ではないので入れなくてもいいかなと。

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「もたもたと蝉や路上に交みけり」の批評

回答者 74

知世さん、おはようございます。いつもお世話になっています。
御句、蝉の一生の本懐シーンに遭遇したことがなくいわゆる蝉ファイナルとは違う動きなのだろうけど…という疑問を「もたもたと」で容易く想像させてくれますね。
そのまま夏の終わり頃の哀愁交えて読み込み味わいたくなります。
路上ということはほとんど力尽きかけなのでしょうか。たまたまなのでしょうか。遭遇した後の蝉達はその後どうなっているのだろう…蝉の命にまっすぐ向き合っているような無関心なような、不思議なバランスと感じました。とても良いですね!

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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逆さまの蝉ら路上を交みをり

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは!
いつも深いコメントありがとうございます!

さまざまな発想の句、いつも驚かされます!それでいて今回は描写や助詞助動詞にも目を向けられ、刺激になります!
他の方の視点が入って先入観がないうちに、私なりのコメントおかせてください!

もたもた、という措辞、おもしろいなあという感想です。たしかにあの蝉の裏返った感じ、もたもたという表現がぴったりのように感じます^_^
一方でもたもた交むというのがどういう光景かはすぐに読み取れず、交むだし、蝉の繁殖などの話に想像を飛ばしてしまいました。もたもたと交わっているかんじ。
そういう意味では、描写して伝えるには、逆さまや裏返るの方が伝わりやすいようには感じました。
また、何と交むのかな?小枝や葉っぱなど?という想像もあったので、蝉を複数にしてみるのもありかなと。
けり、たり、をり、については、状況にもよるかもしれませんが、今、そこに交み合っている描写なら、をり、たり、を私は選ぶかもしれません!
けりは、それまで気付いてなかった何かに気づいた感慨、交み合っていたことだなあ、という余韻にふけってるような印象を持っています!どちらを選ぶかは状況によるのかと。

ここまで浅学の私の感想を伝えた上で、みなさんがどうおっしゃるかも聞いてみたいです!

こう来たらこういう印象を与えるみたいな違いなんかもぜひ知りたいですね(^-^)/知世さんのチャレンジ、刺激をいただいています!

点数: 1

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蝉二匹もたもた路上に交みけり

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

蝉が交む(つるむ)なので交尾ですね。それを前提に。

まずは、コメントの疑問から
>「や」が切れ字っぽくならないか、「の」の方が良いのか
調子を整えるための「や」の使い方はあります。セミが路上に交んでると読むこともできます。詠嘆の「や」だとしても、セミの交尾とわかるし、切れと読んでも、先にモタモタしてた。あ、交尾か。となるので、「や」で良いと思いました。リズムも整います。

>「けり」より「をり」が良いのかが気になります。
僕は、「けり」で良いと思います。ちょっと「をり」しているという意味ですが、少しなまなましいので。そして、もたもたしているセミを見てあれは交尾だと時間差で分かった感じがでてます。

>「もたもた」より「逆さま」等の情報を入れた方が伝わるでしょうか。
交むで映像はわかりますので、逆さまという状態より、その動作の様子である「もたもた」の方が好きです。

>「路上のセミに驚いた」部分は今回重要ではないので入れなくてもいいかなと。
驚いたは、詠嘆で十分でます。路上という舞台設定は面白いのであった方がいいかなと思います。

難点は、最初に蝉やでは、1匹の蝉を思うので、そこだけ整えた提案句。
落ちたところを描写であれば、以下もあります。
・蝉二匹うち重なりて落ちにけり

点数: 1

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「もたもたと蝉や路上に交みけり」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
再登場失礼します!

「蝉交む」といえば交尾の方なんですね。そうだったんですね、浅学で( . .)φメモメモ
ということは、すべてのコメントが確実に句意の交尾の意味を打ち消す方に添削が向かっていっていますね。失礼しました<(_ _)> 
こうやって、一つ一つ、あ、違うんやと思いつつ学ばせていただいています、ありがとうございます!(^^)!

点数: 0

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