「陽炎や疑惑晴れぬか科捜研」の批評
回答者 ハオニー
陽炎はいつでも起こりうるものですが、のどかな雰囲気だから春の季語なのですね
春といっても、節分の翌日から夏近しまでいろいろです
陽炎ののどかなイメージを知って、敢えて疑心暗鬼な雰囲気を持ってきたのですね
こういう作り方は悪くないと思います
文法的なところがひとつ...
「/」で切れるのですが
陽炎や/疑惑晴れぬか/科捜研
この「か」は非常にくせ者です
疑問・反語のときに出てくるのですが、意識的に用いなくても切れを作ることが出来ると認識されているからです
切れが二回あるので、これは三段切れです
三段切れはきちんとやれば効果が出るのですが、これは失敗しているタイプです
読んでみると調べがよくないのです
私はそう思います
三段切れを成功させるには言葉選びを丁寧にやらなければならないので、諦めた方が利口です
陽炎や/疑惑の晴れぬ科捜研
とすれば「陽炎や」の雰囲気は生きます
点数: 1
添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>
本来は春の季語ですが、今日のように夏の日差しを思わせる暑い日は、陽炎が立ちやすいですね