「春満月命聞こゆるほど近し」の批評
回答者 よし造
再訪です。
以前拙句蜂の巣に「落とされし巣の跡蜂の離れざる」という添削句を頂いたままになっているのを思い出しました。確かに、巣がないのに辺りを飛び回りますね。いい句と思います。ありがとうございました。
なお、「地震のあと」は「ないのあと」と読ませたいので字余りではありません。
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作者 登盛満 投稿日
回答者 よし造
再訪です。
以前拙句蜂の巣に「落とされし巣の跡蜂の離れざる」という添削句を頂いたままになっているのを思い出しました。確かに、巣がないのに辺りを飛び回りますね。いい句と思います。ありがとうございました。
なお、「地震のあと」は「ないのあと」と読ませたいので字余りではありません。
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回答者 秋沙美 洋
登盛さん、こんにちは。
「命聞こゆる」があまりに唐突です。月が命を持っている訳ではありませんので、別の生命をイメージする可能性が大いにあります。
擬人化や比喩は使い方によって効果的に働きますが、安易に使ってしまうと、読み手に伝わりづらい句になってしまいます。
提案句では聞こえているのが満月の命だと分かるよう、また比喩が比喩だと分かるよう変えてみました。
あえて「聞こゆ心臓らしき音」とゆったり書きましたが、「心音」と縮めても良いでしょう。
この辺りはお任せしますので、今一度推敲されてみてはいかがでしょうか。
点数: 1
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回答者 イサク
こんにちは。
昨日の満月はすごかったですね!私も建物の隙間から見た程度ですけれども・・・
私も俳句にしたかったですが、圧倒されて力量不足を痛感するほど見事な月でした!
御句、月の中でも「満月」という季語は、それだけですごい力を持っていると思いますので、「近し」と言いたいところを我慢して・・・
「春満月を見ていて心臓の音が聞こえた気がした。自分の心臓の音か、はたまた月の鼓動だったかもしれない」
ぐらいの句意で、いかがでしょうか・・・?
点数: 1
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回答者 よし造
こういうアニミズム的な感覚は好きです。石の声も聞こえますから。「命聞こゆる」も
詩的発想の一つと思います。命という抽象が声を持つわけはありませんから。
素直に読めばこのままでもよさそうですが、一読した時には、上五で切れるので、満月に照らされている恋人とか子供とかの情景と思いました。満月の命と間違いなく読ませるには「春満月命聞こゆるごとく在り」みたいに比喩を使うか。上五を7音の字余りにするかかもしれません。プレバト以来上五の字余りは寛大になっている気がします。と書いてきて読み返すと原句の方がよい感じがしてきました。命は「いのち」としたいですが。煮え切らないコメントですみません。
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昨夜のピンクムーン、出始めの大きかったこと! なんだかドクンドクンと聞こえて来るようでした。