俳句添削道場(投句と批評)
独楽爺さんのランク: 師匠939段 合計点: 2,934

独楽爺さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

雨上がり枯れ葉に熊手音高し

回答数 : 0

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孫世代水鳥如く生きよかし

回答数 : 1

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親鸞の夜半の嵐や冬の空

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具を揃え十七音のおでんかな

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寒月や夜明けを待たず五七五

回答数 : 0

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独楽爺さんの添削

「トラクター辛夷の下に音の止む」の批評

添削した俳句: トラクター辛夷の下に音の止む

こんにちは。

たすきの風景ですね。良いですね。

一点「音の止み」は少し違和感があります。

この句の主役はトラクターのはずですが、音の止むだと関連は深いですが一旦音に焦点が移るようなニュアンスが残ります。

あくまでもトラクターを主役でとおすという意味で「音を消す」を提案したい気がします。

「トラクター辛夷の下に音を消し」

よろしく。

点数: 1

「日差し待つ春雨ごとに呼吸する」の批評

添削した俳句: 日差し待つ春雨ごとに呼吸する

はじめまして。

さっそくですが俳句の基礎、入門としてとても大切な点を学習して頂きたく、その要点に沿って添削させていただきます。

◆俳句の形式を決める

俳句の形式には主に次のようなものがあります。

(1)対象を一気に詠み句の途中に切れを入れない形

内容的には一つのテーマ、多くは季語を主役にしそれにまつわる表現を重ねます。

「道のべの木槿は馬にくはれけり」(芭蕉)
「五月雨を集めて早し最上川」(芭蕉)

(2)一つの作品の中に二つの内容を表現

①二つの内容は相互に関連 がない
『荒海や佐渡によこたふ天河」(芭蕉)
「花冷えや剥落しるき襖の絵 』(水原秋櫻子)

② 二つの内容はそれぞれ主題と副題あるいは主役と脇役という関係性を持つ
「五月雨や大河を前に家二軒」 (蕪村)

◆俳句らしい表現を整える

①平名すなわち意味が良く分かること

②重複した無駄な言い回しは極力けづる

➂韻律すなわちリズムが良く読んで調子がなめらか

④余韻すなわち言葉に表されていない趣、余情があること。余韻や余情により読者の想像の余地を残し句の意味に広がりを生みます。

さて、御句ですが
「日差し待つ春雨ごとに呼吸する」は形式的に上記の(1)に該当します。しかし主題はさて何でしょうか。「日差し待つ」、「春雨」、「呼吸」のいずれもが文脈上のつながりが曖昧で主体がぼやけています。

「春雨」と「日差し待つ」は重複ではありませんがかなり近い気がします。「日差し待つ」の代わりに「草木」を加え呼吸の主体が「草木」であることを明確にし、その前に「春雨の」と被せることですべてが「呼吸」にかかる形になります。

ただ、その「呼吸」は一体どうなるのとの答えは一切言わないでおきます。それが余韻になり後は読者の想像に託すことになります。

「春雨の草木の呼吸のありにけり」

お役に立てれば幸いです。

点数: 0

「飛行雲ひとすじ残し木の芽晴」の批評

添削した俳句: 飛行雲ひとすじ残し木の芽晴

再訪です。
秋の天は木の芽晴れの間違いです。失礼。
実は以下のような句を参考にしてたのでつい。
「飛行雲 二つに裂きし 秋の天」  土屋保夫」

点数: 1

「飛行雲ひとすじ残し木の芽晴」の批評

添削した俳句: 飛行雲ひとすじ残し木の芽晴

今晩は。

いいですね。本当に惜しいのは「残し」に何か一味つけたいなあと。

「飛行雲一筋切れて秋の天」
「飛行雲一筋長く秋の天」

基本いただきですが少し欲が?

よろしく。

点数: 1

「焼き立てのガレット食むや春の暮」の批評

添削した俳句: 焼き立てのガレット食むや春の暮

おはようございます。

一応、ガレットの姿が浮かび意味は伝わります。

しかし描写を更に実体に近付ける工夫の余地はあるようです。「焼きたて」を「カリッと熱く」と詠めば焼きたてであることが読者にリアルに伝わると思います。「食む」も省略できます。

主体はガレットであることを明確にするため、上五はガレットに、
「ガレットのカリッと熱く春の暮れ」

くどくどと長くなりましたがご理解のほどよろしく。

点数: 1

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