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豊饒の海

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それを救済と感じさせるのは物語の力次第の返信の返信の返信の返信(元記事)

>ところで、こうなってくると、後半の流れをどのように筋立てたのかも気になります。

具体的なアイデアではなく、単に大枠をイメージしただけなのですが。

1)ストーリーの前半では大切な人を主人公が全幅の信頼をよせる助力者として描く
2)ところが大切な人はダークサイドの影響を受けて敵に回る(ように見える)
3)主人公は苦渋の決意でその人と決別
4)大切な人を闇に誘った悪の首魁との対決
5)主人公は最大の危地に陥るが、すんでのところで大切な人に救われる。しかし、大切な人は命を落とす
6)大切な人の闇堕ちしたような振る舞いには理由があり、闇の懐に入りながらも秘かに主人公を守ってくれていたことを知る
7)闇の首魁を倒す
8)大切な人の面影をしのび、痛切な想いにかられる。「あの人は星になって、これからもずっと私たちを見守ってくれている」

こんな流れです。
で、魂を星に変える能力については。

前半では主人公は無邪気に善と信じている → 後半の大切な人との葛藤を通じて疑問を抱くようになる → 大切な人の真情を知ることにより、苦渋の想いを抱きながらももう一度前を向く決意をする

という感じ。

ちなみに。
先の書き込みに書いた「誰かを救うということは、他の誰かを救わないということ」というフレーズは、『Fate』の衛宮切嗣が士郎に言っていたセリフ(だったと思います)。印象に残っていたのでひょいと書いてしまいましたが、念のため白状しておきます。
アニメからの引用ついでに『まどマギ』の主人公とあるサブキャラの会話から。(心意気を表すセリフなので、ネタバレというほどでも無いかなと)

「希望を抱くのが間違いだなんて言われたら、私、そんなのは違うって、何度でもそう言い返せます。きっといつまでも言い張れます」
「いいんじゃねぇの。やれるもんならやってみなよ。戦う理由、見つけたんだろ? 逃げないって自分で決めたんだろ? なら仕方ないじゃん。後はもう、とことん突っ走るしかねぇんだからさ」

豊饒の海

投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0

それと、他の方が指摘されていた「実在の日本が舞台なら科学との整合性が問題になる」ということは、軽視はしない方がいいと私も思います。
そういう舞台でもファンタジーなのだから、非現実的な事象が入ってくるのはかまいません。ただ、世界観の色合いを統一する必要はあり、それを冒頭で読者に伝えておかないと「何を読まされているのか分からない」という状態になりかねないんですね。
星とは何か? に拘ったのはそういう理由です。星をただ空で輝く美しいものというイメージにとどめると、世界観が童話になってしまいまいます。童話なら童話でよいのですが、それだとシリアスな展開とは相性が悪いでしょう。
ですが、やり取りさせていただいているうちに、みりんさんが星を単に象徴的な憧れの対象とはとらえていないことを知りました。物理的な実態としての恒星・惑星も視野に入っており、魂を星に変えるのは残酷なことかもしれないと。
そういう視点があるのなら、問題ないかもしれないと思いました。

参考までに、三島由紀夫が自決の日に完成させた『豊饒の海』という作品があります。タイトルは月の表面にある見せかけの海のこと。遠くからは美しく見えるけれど、近くに寄れば荒涼とした実態に気付くという意味をこめた象徴的なタイトルです。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 死んだら星になる

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