ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信
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ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきか(元記事)
たまにこちらにお世話になっております、半額オソーザイと申します。
1作目が書き終わり一次落ち前提で公募に投げ込んで、次作をボヤッと考えている状況です。
1作目は自分の趣味を入れ過ぎちゃったなと反省したので、次はちょっと流行に乗ってみようと恋愛ものを書きたいと考えております……が、
恋愛ものって、どう書くんだ!?
という初歩的な壁にぶち当たっています。
そもそもライトノベルというジャンルにおいて「男女間の愛」というテーマって、真正面からぶち当たったらかなり重い話になると思うんですよね……(それが十代後半の時期なら尚更、自己の内面とも向き合うことになるでしょうし)。男視点で10書かなければならないことがあれば、女視点では100書かないといけないことがあるとも思っちゃいます。
そのうえで「現実」を書くと重々しくなるので、ある程度の「理想」で濁して書くべきとは思うのですが……。
・どこまで「現実」で、どこまで「理想」であればいいのか。
・恋愛要素がないことが、どれだけ公募の受賞において不利に働くのか。
もちろんレーベルやその時々によると思いますが、自分よりもはるかに経験が豊富な皆様からの意見をいただきたいと感じ、質問いたします。
ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきかの返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 1
あくまで個人的な回答だけど、
>・どこまで「現実」で、どこまで「理想」であればいいのか。
程度じゃなくて、部分じゃねえかなって思う。
例えば「切っ掛け」の出会いが現実的なものであるなら、「内容」の恋愛描写はファンタジックなものが良いと思う。
その逆で切っ掛けがデタラメな空想であるなら、その内容は現実を意識したほうが良いと思う。
そこの落差に面白味を見出しやすいから、ですね。
>・恋愛要素がないことが、どれだけ公募の受賞において不利に働くのか。
誤解を恐れず答えれば、別にこれっぽっちも不利にはならないです。
恋愛要素とか成長要素とか戦闘要素とか、こういうよくある「◯◯要素」ってのは、ようするに「読者を楽しませる要素」という意味です。
だから、別に恋愛要素が無くても何にも困らないし不利にはならない。
けれど、じゃあ貴方の作品はそれに変わるどんな要素で楽しませてくれるんですか? という話なんですよ。
当たり前だけど「読者を楽しませる要素」というのは必ずあるし、用意すべきで、コレ自体が無いのであれば不利以前の問題。
で、じゃあその「読者を楽しませる要素」はどんなものがいいかな? と考えると、読者を楽しませるわけだから読者を考えることになる。
つまり読者ターゲット、読者層を考える。
ライトノベルは基本的に10代読者がメインターゲットになるから、10代の子たちが楽しめる要素、興味ある要素、身近な要素、そういったものが候補に上がる。
すなわち、「戦闘」「恋愛」「成長」といった感じ。
そういったものにドキドキワクワクしやすいじゃん?
だから、それら要素が少年漫画にもライトノベルにも多く見られる、というだけの話。
言い換えれば、それら「ラノベ向け要素」が無くともラノベを書けるんなら無くても何も問題にならない。
あったほうが読者にドキドキワクワクを提供しやすいのは確か。
そして、まあ、こっからはちょっと狡い話だけども、「ラノベっぽい」から多くの人が利用するわけで、ということは新人賞なんかではむしろ利用しないほうが少数派になるので目立つ。
しかも「使いやすい要素」を使わないでライトノベルらしさを表現する以上その技量が評価されやすいし、「よくある要素」ではないから独創性が出やすく他作品との差別化がされやすい。
そのため、点数的には同点の作品が数個並んでる中で御作だけ一歩飛び抜けてるように見えなくもない。
こういう理屈の上では、不利どころかむしろ有利に働く。
けど、当たり前だけど、「使いやすいラノベっぽい要素」を使わないでラノベのラノベらしさを十分に出せるか、そしてそれは独創性が出しやすいだけであって独創性があるわけではないから、ちゃんと独創性を出していけるセンスが育ってるのかと、正直、もろもろ要求されるレベルは高いと思う。
単に「恋愛要素(読者を楽しませる要素)」が無いだけの作品だと、ただ単に楽しませてくれない作品にしかならないので。
再三だけど、
恋愛要素も戦闘要素もなくても問題ないが、そういう「読者を楽しませる要素」は他にありますか、って事です。
カテゴリー : ストーリー スレッド: ラノベの恋愛は「理想」を書くべきか、「現実」を書くべきか