小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

かつどんさんの返信一覧。最新の投稿順2ページ目

元記事:初心者が取り組むのによいモノの返信

 初めまして、日暮一星です。僭越ながら返信させていただきます。

>>皆さんが初心者だったとき、どういった形の小説を書いていたか
 自分が書き始めた時、世間では『ケータイ小説』というものが流行っていまして、自分も軽い気持ちで『ケータイ小説』を書いていました。一応説明しますと、今でいうWeb小説のケータイ(特にガラケー)版のようなものです。
 書いていたものはミステリーファンタジーを題材にした学園モノでした。当時は書き方すら分からなかったので、既存作品のなぞって書いたような、文章も含めてオリジナル作品とは程遠いクオリティだったと思います。ほんの一文ですら、書いてから一日置いてまた見てみると、自分の技量の皆無さに何度も呆れていましたね。他にも、1ページ先の話を書くことよりも1ページ後ろの文章の推敲に熱を入れていたり、無駄に情景描写や人物容姿に筆を尽くしていたりと、完全に執筆が『作文』状態でした。物語の構造も、学校の授業で聞きかじった程度の『起承転結』をそのまま取り入れただけで、ほとんど自己満足の作品でしたね。要するに『イタい作品』です。よく他人に見せられたものだなと、その点だけは当時の自分に感心します。
 当然こんな状況も嫌なものだから、勇気を持って批評やアドバイスを求めたり、または他の方が公開していた作品を読んで批評やアドバイスをしていました。そこからしばらくして『ラ研』なるサイトを見付け、知識を盗みながら『とりあえず曲がりなりにでも一冊書き上げよう』と奮起したり、勉強がてらに市販の小説に目を通したりと……そうしながら、とにかく『書き続ける』ことだけはしていたと思います。

>>また、書きやすいジャンル、テーマ等はあるか
 やはり自分が好きなジャンルや書きたいもの、イメージしやすいものではないでしょうか。本当に書きたいものを書いているのであれば、たとえ詳しくない要素やあまり趣旨のないジャンルが含まれていても、それらを知るための資料などを読み漁ってでも書けてしまうものです。独断ですが、これは初心者からプロまで変わらないものだと思います。

>> 初心者として、取り組みやすい要素や短編を書く上での注意点
 自分は途中で書くのを止めてしまった作品でも、愚直に『反省』だけはしていました。どうして書き切れなかったのか、次書き切るためにどうすればいいか、面白くするための改善点は……などですね。短編は『今までとは違う書き方の実験』として書いていました。というのも、書き始めてから長い間『自分に合った小説の書き方』をずっと考えていたからです。その答えとして、
・作品を考えるのではでなく『作品を面白くするように考えること』を意識する
ストーリー全体の軸を考え、構成ごとにも軸を設置し、骨組みと肉付けで執筆に当たる
・物語をしっかりと『把握』する
・作業場は薄暗く、できる限り密閉した一人の空間で
・パソコン左手辺りに必ずコーヒーを用意する
・場合によっては甘いものをつまんだり音楽を聴きながら書いてもよい
 などを得ることができました。当時に比べるとだいぶ書きやすくはなったかなと思います。

>>自分は初心者なので、長編物を書こうとすると挫折してしまいます。
>>自分は一度ギブアップ身であり、どうやって書けばいいか自分にはわからないのです。
 書き切れない理由として考えられるのは『物語のゴール(エンディング)が遠すぎる』ということ。
 自分は昔、学園モノを書いていた時、物語のスタートを転校(高校一年)にし、無謀にもゴールを卒業にしてしまったことがありました。書き方も分からない分際でシリーズものにしようと企んでいたようです。結果、一学期も待たずに頓挫しました。
 または上述にあるように『作品を面白くするように考えること』を全く意識してなかったのも原因でした。書いていく内に自信をなくして書けなくなることというのはつまり、作品を面白くするための労力を充分に費やさないことで起きるものなのです。
 自分の実体験を元にしていえば、設定(作品そのもの)とプロット作りの甘さが長編を書けなくする総合的な要因なのかなと思います。
 さらに端的にいわせていただくと、小説を書き終えられなくても上達は可能です。書いた分だけでも書き手が得られるものは絶対にあります。初心者が書き続けるために重要なのは、そうしてでも得られたものを『しっかりと物にできているか』ということではないでしょうか。

 自分などの意見、少しでも参考になれば幸いです。
 失礼しました。

上記の回答(初心者が取り組むのによいモノの返信の返信)

スレ主 かつどん : 0 投稿日時:

自分の好きなもの、書きたいものは確かにイメージしやすいですね。自分の好きなものであれば、創作意欲も沸きますしね!

>>自分は途中で書くのを止めてしまった作品でも、愚直に『反省』だけはしていました。

なるほど…。その度に反省するということは全然していませんでした…。
間違ったなら、しっかりと反省点を挙げないと成長はしませんよね…。反省します…。

>>書き切れない理由として考えられるのは『物語のゴール(エンディング)が遠すぎる』ということ。

…まさにその通りです。
自分が挫折した作品のストーリーは、『勇者が魔王を倒すまで』。

明らかに遠いですよね。
正直、終わらせようとしたら、『旅に出て、魔王と対峙して、倒す』という流れの一瞬で終わらせることは出来ます。しかし、「そんなことしたら書いている意味がない。」と思い、長々と書こうと構想していました。
そうすると、果てしなく長い道のりと初心者の実力の限界が見えてきてしまい、結果として断念してしまいました。
次回からはその点を考慮した上で考えていきたいと思います。

日暮一星様の体験談を用いたご説明、とても勉強になりました。
ありがとうございます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 初心者が取り組むのによいモノ

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元記事:初心者が取り組むのによいモノの返信

こんばんは

今思うと初心者の頃は漫画やアニメの真似ばかりでした。
自分だけのバットの振り方ではないですが、まずは「楽しく小説を書ける方法を見つける」が大切なように思います。読者の反応が好きならネット連載サイトにしたりとか。もし新人賞に送るなら、色々と趣向が違うので、大変になってしまいますが……。

書きやすいジャンルについては、ラノベならテンプレートがいいのではないでしょうか。例えばラノベ原作の異能バトルハーレムアニメの1話なんかだと。

戦争があって主人公が生き残る。

成長した主人公が学園都市に着く。

偶然ヒロインの下着姿を見てしまい、決闘を申し込まれる。

といった具合に、観賞した後で2話までのストーリー展開を、自分なりに最後まで書いてみます。
後はそのまま構成をいじらずに文章にするだけで、構成が素晴らしいので、誰が書いてもそこそこ上手く見えてしまう小説に仕上がるという不思議です。
異世界転生ものにもテンプレがあります、みんなが使っているのですぐ分かると思いますが……。プロ作品のラブコメを真似するのはやめた方がいいですが。
あまり凝った内容にはせずに、
「俺たちの戦いはこれからだ!! 〇〇先生の次回作にご期待ください!」で終わるくらいで、それよりもキャラや文章の楽しければそれでいいや。
一番はとにかく楽しく書く、テーマもよく分かんないから放置、楽しく書くためなら多少の犠牲はやむなし。あまり身構えずに気軽にやるのがいいと思います。

上記の回答(初心者が取り組むのによいモノの返信の返信)

スレ主 かつどん : 0 投稿日時:

なるほど!
既に存在している作品を用いて、自分なりに書いてみるというのは、面白いですね!
ちょっと試してみますね。

t様が言われたように、とにかく楽しく気軽にやることを心にとめてやっていきます!

貴重なご意見、ありがとうございました。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 初心者が取り組むのによいモノ

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元記事:初心者が取り組むのによいモノの返信

そうですね、一言で言えば「それでも書く」です。
小説を書く・書き終えるには根気が必要だと知っていると思います。でも、それだけではなく、こういうときに諦めない根気強さが求められます。
何事も最初はうまくいかないものですが、普通は先達が残した教科書があって、何が効率的でどう学べば良いかがわかり、自分のマイナスを消していくことで上達を早めるものです。スポーツしかり勉学しかり。
一方、芸術というのは自由であり、それが強味ではあるけど、だからこそ「自由すぎて何をしたらいいかわからない」というのもあり、またそれは「個人個人で違う」ため先達の教科書が役に立たない場合も往々にしてあります。
更に、芸術の中でも彫刻や絵画などは中途半端でも形として残りますが、小説は「完成しなければ形にならない」ので、そもそも完成させられない場合は形にすらならないという、非常に「学びにくい」ものです。
なので、どういう状況であれ「それでも書き続ける」というのが一番です。

つってもさ。
ぶっちゃけそーゆーこっちゃないんだよね?
かつどんさんの心情をエスパーしてみると、おそらく「足りないのはわかるけど、なにが足りないのかがわからない」とか「わからないけど、なにがわからないのかもわからない」とか、頭の中がゴチャゴチャしてて一言で「どうしていいかわかんない」って感じじゃないかなと思うんですが、どうでしょ。

既に小説を書いている人を対象に、書けるようになった今の方法論を聞くんでなく、書けなかった初心者の頃の話を聞きたい、というのは、たぶん「上手い人の話を聞いても真似できない」ってことを理解しているのではないかなと思う。

まあ、まずは私が書けなかった時の話をしますと、
とりあえず設定ばっか考えてましたね。イベントとかもよく考えてました。
フローチャートで時間の流れを図にして、キャラの動きを細かくメモって。
そうするとイメージは出来るし物語が形になってく錯覚はあるんですが、肝心の話は一切書けませんでした。
そんなんが5年くらい続いて、プロットを作ろうとするからいけないんだ、と思い一切作らず行き当たりばったりで書いたら完走出来るようになりました。
でも、中身はグダグダだし計画性がないから要点が無茶苦茶だし、主人公の日記状態で「物語」なんてものは皆無だった。
それがまた5年くらい続いて、プロットの大切さを知り、今ではしっかりプロットを作ってから執筆しています。
このプロットも何度か形を変え、シンプルになってきています。
プロットの大切さに気がついた後は、そもそも自分は物語の構造をまったく理解していなかった、というのを実感しました。
理解しちゃうと、もう物語なんて単純だし、プロットは大事だけど構造を理解してりゃテーマを決めたら適当にポンとプロットが作れるし、頭の中で処理できるレベルなら書かなくても問題ないくらい。
初心者の頃あんなに必死こいて考えてた設定なんて、いまやまったく考えません。
設定が大事ってよく言うけど、その「設定」に「ネタ」とルビふったほうが良いと思う。まったく別物。
なんでコレに気が付かなかったかなーと思うけど、こういう経験をしてきたから今気づけたんだろうと思います。
とまあ、こんな感じです。

今から振り返って、当時の自分に言いたいことは腐るほどあるけど、
まずは「物語を理解しろ」と言いたいですね。
そもそも初心者のうちって、書きたいイメージはあるけど、それが明確に「何を書きたい」という主旨を持ってなかったりするでしょ。
あくまで「こんな感じ」というフワッとしたイメージしかない事なんてザラ。書いてりゃそのうち形になると甘く考えてたりする。
長編・短編についても、その考えはよくわかるし私も経験した悩みだけど、物語を理解すりゃ、短編も長編も大差ないことがわかります。
短編でよく聞く「短くまとめられない」というのは、だいたい行き当たりばったりで書いてるのが原因でしょう。プロット立てりゃイメージしたものが枠に収まるかどうかプロット時点でわかるハズだもの。

>書きやすいジャンル・テーマ
究極的には「ありません」と答えます。
何故なら、結局どれを選んでもやり方は同じだからです。
物語の構造を理解してりゃ全部組み立ては同じだとわかります。演出方法や表現が変わってくるだけ。
強いて言うならアンチミステリとか叙述トリックとか癖のある例外もあるので、手を出さない方が良いジャンルならいくつかある。

ただ、これは書き慣れてる人は、という話なので、初心者であることを考えると、あまり考えないで済むジャンルやテーマが良いですね。
例えば勧善懲悪のストーリー(王道なヒーローものの特撮系・水戸黄門といった時代劇など)とか。
これは「悪者を倒したら終わり」なので、非常に明確でわかりやすいです。
「悪人」がどれくらい悪いやつなのかを書いて、主人公にどういう正当性があるのかを書けば、あとは倒すだけです。
難しそうで実は簡単ーーと思いきや奥が深いというモノで言えば歴史・戦史モノですね。
これはガチでやろうとすれば資料関係ですごい面倒だし難しいですが、軽く考えると、展開・キャラ・世界観もろもろの全てが既に用意されているので、ただドラマチックな演出のみを考えりゃいいだけで、楽です。
広義的に言えば世界的なシェアワールドなので、あくまで「ガチでやらなければ」という前提ですが、楽です。

ラノベや漫画でよくある王道の「成長譚」や「恋愛モノ」は、たぶん経験済みだと思うけど、コツが必要なので初心者には向かないです。

上記の回答(初心者が取り組むのによいモノの返信の返信)

スレ主 かつどん : 1 投稿日時:

>頭の中がゴチャゴチャしてて一言で「どうしていいかわかんない」って感じじゃないかなと思うんですが、どうでしょ。

サタン様、何故自分の心が読めるんですか…!?恥ずかしながら、まさにその通りです…。

>小説を書く上で大切なこと

押さえるべきポイントは、『物語を理解しろ』と『プロット』ですか…。
今後は、その二点に重きをおいて勉強したいと思います。

>書きやすいジャンル、テーマ

この項目は、実のところ答えていただけるとは思っていませんでした…。お答えいただきありがとうございます‼

成長譚は…はい、経験してます。そして、心折られました…。
成長する過程のイベントを多く考えること、出会う登場人物の数の多さに全身打撲のフルボッコにされました。
サタン様のアドバイスは、本当にありがたいです。
ありがとうございます。

もう一度言わせてください。
ありがとうございます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 初心者が取り組むのによいモノ

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元記事:初心者が取り組むのによいモノ

はじめまして。
ここに質問するのは初めてのかつどんです。

本題に入る前になんですが、今回の質問の題名について、少し誤解を生んでいるかと思います。
決して、『自分で考えるのが面倒だから、誰かに考えてもらおーっと』などという気持ちはありません!
このことを承知の上でご回答いただけると有りがたいです。

ここから本題です。
今回の質問は、『皆様が初心者だった時、どういった形の小説を書いていたか。また、書きやすいジャンル、テーマ、題材等はあるか』というものです。

自分は初心者なので、長編物を書こうとすると挫折してしまいます。一方の短編は、その短い文章の中に物語を完結させる要素、それに加えてオチを詰め込むことは難しいことに感じ、手を出せずにいます。

そのため長編を一度挫折してからは、小説を書いておらず、ストーリーを考えたり、サイトを探して情報などを集めることをしています。

その中で、小説が上達する方法という情報がありました。
それは、『とにかく小説を書き終えること』。
ですが、自分は一度ギブアップ身であり、どうやって書けばいいか自分にはわからないのです。

そこで先輩である皆さんの意見を聞きたいなと思い、質問をしたということです。

もう一度質問を言うと、
『皆さんが初心者だったとき、どういった形の小説を書いていたか。また、書きやすいジャンル、テーマ等はあるか』です。
初心者として、取り組みやすい要素や短編を書く上での注意点だとかを教えてくださるとありがたいです。

(自分が言ってることは必ずしも正しいとは思っていません。おかしいと思った点に関しては、指摘してくださって構いません。むしろ、してください。)

上記の回答(初心者が取り組むのによいモノの返信)

スレ主 かつどん : 5 人気回答! 投稿日時:

不自然な行間がありますが、意図したものではありません。
また、改行が下手くそなため大変文章が読みづらくなっております。大変申し訳ありません。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 初心者が取り組むのによいモノ

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元記事:編集部からの評価シートの結果が受け止められない

プロ志望です。スランプにおちいったので前に進むためのアドバイスをいただきたいです。

文庫本一冊程度の長さの小説を10本完結させて、自分の今の実力が知りたくて初めて公募にチャレンジしました。執筆歴3年目です。
評価シートを初めて貰いました。

WEBの読者の方から若い子の繊細な心理描写が上手だと言われて、それが自分の個性でこれから先頑張ってのばしていこうと思っていたのですが、編集部からの指摘は以下でした。

・独りよがりで主人公の心理に共感できない。もっと読者のことを意識して書きましょう。
・導入部が長い、構成が悪いため主人公に感情移入できないまま話が進んでいる。
・アイディアは今風を意識してるので良いが、それをいかしきれていないのでもったいない。
・基本的な文章力はある。

たしかに構成は編集部が不要と書いていた部分を直してみたら、とても良くなりました。

けれど自分が1番頑張って書いて、1番いいと思っていたところが1番悪いと指摘されたことに傷ついてしまい、何を書いてもこの感情は独りよがりで読者に伝わらない話なのかと思ってしまい、怖くなって新しい話が書けなくなってしまいました。

悪いところは直さなければと思うのですが、自分でいいと思っているところが一番悪いと言われた場合はどうやったら立ち直れるでしょうか?

書きたいのに書く気力が戻ってきません。

上記の回答(編集部からの評価シートの結果が受け止められないの返信)

投稿者 サタン : 2

ほぼほぼ大野さんが書かれたことに同意見で、特に最後の「面白くない」ではなく「面白いこと考えてるのはわかるが伝わってこない」という技術不足の指摘が、おそらくスレ主さんの現状と選評を言い当ててるのではないかと思う。

それ以上言うことも無いと思うので、チラシの裏にでも書いてろ的な持論を書いてみると、
>もっと読者のことを意識して書きましょう。
これって結構、初心者中級者というかおそらく本格的にお金を稼いだことがない学生さんとか社会人でも事務職系の人って、わりと勘違いしてる部分があると思うんよね。
「お金」つまり、作品じゃなく商品だと思って考えてみればわかると思うんだけど、例えばケータイでも若者向けと年寄り向けではデザインからサービス内容から結構違うし、単に需要を考えましょうって話じゃなく、ターゲット層のことをよく考えましょうって事なのよ。
年寄りの平均的な日常生活とか行動範囲とか気にかけてることとか、そういったリサーチをもとに、どんなものが求められそうか、どういう機能やサービスの提供ができるか、そうやって「消費者を意識して」商品が作られてくわけで。
その結果、需要を満たすものになるけれど、需要を考えて作ってるわけではないのよね。

だから、「読者の感想」ってのはリサーチのデータの一つにはなるけど、その感想の内容が作品に求められてるものなんではなくて、その感想は、そこから考えるためのデータの一つでしかないのよ。
その感想の文面から「自分の作品はこういう層に読まれてるんだな」とか、「良いと褒められた部分はどの層の人が褒めてくれたんだろうか」とか。
メインターゲットじゃない層が褒めてる部分に力を入れたって、作品としての方向性が狂うだけでしょ?
感想はデータの一つで、感想をもらうってのはリサーチしてるってことなのよ。
だから、それらは総合的に判断しなきゃならない。
そのうえで、その総合的な判断をしたメインターゲットが何を求めているか、メインターゲットの年齢を考えて効果的と思える演出や適切な伝え方を考える。

まあ、「感想」を利用して考える場合はこんなかんじって事で、大事なのは「メインターゲットを考えて効果的と思える伝え方を考える」ってとこなんだけども。
読者を意識するってのは、「誰」に読んでもらうかって事で、それを意識しましょうよって事。

それで言うと、たぶんスレ主さんはそのあたり曖昧で自分が書きたいものや自分が表現しやすいもの・得意だと思われるものに力を入れただけで、その結果の選評だと思うので、
選評の通り読者を意識すればかなり改善すると思いますよ。読んでみなきゃわからんけど。
「誰」っていうメインターゲットが曖昧だったから、独りで書く小説にあって自然とそこに「自分(もしくは主人公)」を当てはめ書いてただけで、だからプロの目には「自分をターゲットにした作品」すなわち「独りよがりな作品」に見えたって事じゃないかなって思う。
スレ主さんの場合はその「誰」をメインターゲットに変えればいいだけなんで、ショックを受けて重症に感じてるとしても、改善って意味では結構軽症だと思います。
何も知らない第三者であるメインターゲットをしっかり意識すれば、何も知らない人に物語の面白さを伝えることが如何に大変かってわかると思うし、それがわかれば構成面で指摘されることも少なくなるだろうし、設定を活かすってどういうことかってのもわかってくると思う。

>自分でいいと思っているところが一番悪いと言われた場合はどうやったら立ち直れるでしょうか?
精神的に凹んでるってのは、気持ちはわかるけど自分で解決するしかない。
精神医学的には「マジか! 凹むわ! クソが!」と声に出すだけでも相当変わる。なのでカラオケにでも行って思いの丈をシャウトするってのもいいんじゃないの。
理由はどうあれ精神的に凹んでるってとこをまずどうにかしたほうが良い。
こうした板で今回のように相談するのも良いし、愚痴っても良いし、カラオケ行っても良い。
凹んでることってのは吐き出せば吐き出すほど精神的には楽になるから、書くでもしゃべるでも何でもいいから吐き出せば良い。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 編集部からの評価シートの結果が受け止められない

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投稿日時:

元記事:視点変更を使った物語を新人賞で出すことについて

既存の作品には視点変更が多いような気がします。昔どこかで新人賞では視点変更を使ってはいけない。視点変更を使って良いのはプロになってから、とどこかで読んだような気がします。この掲示板や物語の作り方のようなサイトを見るのを辞めてしまって数年経つので時代は変わったのでしょうか? 変わったのであれば既存の作品(大抵の物語は視点変更がある)も参考になるのですが、まだその暗黙のルールがあるのであれば、視点変更がない作品を探さなくてはいけなくて大変だと思っています。
 新人賞受賞作品で視点変更を使った作品、もしくは、まだ新人賞には視点縛りルールがあるなら視点変更がない作品を教えていただきたいです。

上記の回答(視点変更を使った物語を新人賞で出すことについての返信)

投稿者 あまくさ : 1

昔も今も、「視点縛りルール」なんてものが存在したことはありません。
視点と人称は純粋に技術的な問題です。基本を知らずに安易に動かすと破綻することもあるので、注意した方がよいということは言えます。

視点と人称について詳しく説明しはじめると簡単にはすまないので、以下できるだけザックリと書きます。

まず。
一人称と三人称の違いと特徴はお分かりでしょうか?

一人称はそもそも視点を固定してこそ成り立つ手法なので、少なくとも頻繁に視点変更することはできません。ただし一定の効果をねらって、章単位など明確な区切りをつけた上で視点変更する書き方なら可能です。
一定の効果とは、例えばずっと主人公視点で通しながら、ときどき他のキャラクターの目を通すことによって同じエピソードがまったく違った様相を帯びてくるという「認識のギャップ」を演出する場合などです。

三人称の場合は、視点変更が自由にできます。ただし、できるからといってあまり無闇にやると読者が大混乱してしまうので、匙加減は重要になります。その匙加減をマスターするにはけっこう慣れが必要なので、「視点変更を使って良いのはプロになってから」という言い方をする人がいるわけです。そういう意味でなら今も昔も変わりません。そしてこれをマスターするためには、少なくとも一人称と三人称の違いをきっちり理解している必要があります。

   *   *   *

なお。
視点移動はNGではないけれど安易にはやらない方がよい理由は、読者が混乱しやすいということの他にもう一つあります。
それは、感情移入がリセットされかねないという弊害です。

視点変更のデメリットが、変更の分かりにくさから混乱をさそうということだけならば、分かりやすく書けばよいだけということになります。そこである程度のまとまりを同一視点で書き、切り替わりの部分を明確にする配慮があれば大丈夫と思いがちです。

ですが、ここにもう一つ問題があるんですね。

ある程度のあいだ一人のキャラクターに視点を固定すると、読者はそのキャラの目を通して物語をみることに慣れてきます。すると自然にそのキャラに親近感をいだくようになります。それを感情移入というわけですが、そこで急に視点を変更すると、せっかくあるキャラに親近感をいだいてきた読者の気持ちにリセットがかかってしまうおそれがあるんです。

ただ。

そういう問題があるから視点は絶対に変更してはならないというわけではなく、世界観や動きの大きいストーリーの場合は積極的に視点変更をした方が面白くなることもあります。
あくまで上記のような難しさがあることを知った上で、使いこなせる自信があるなら使ってもいいということです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 視点変更を使った物語を新人賞で出すことについて

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投稿日時:

元記事:悪の組織の幹部って、どんな順番で倒した方が望ましいか?

 どうも、壱番合戦 仁です。
 今、ロックフェラー財団みたいな悪の組織のドンと、その実行部隊を兼ねた幹部たち六人と対決する後編を書いています。
 実のところ、以前書いた自作には、多くの超展開が見られるとの指摘がありました。
 それを踏まえて、筆が暴走して書ききれなかったエピソードを補完する作業をしたところ、現在の後編に使われているエピソードの約3/2がカット出来ました。その余った部分に悪の組織との対決を書いてみたいのですが……。

 ここで質問です。
 無知・蛮勇・悪逆・不信・破仁・虚礼の異名を持つ、六人の幹部と順繰りに闘っていく予定なのですが、どの順番で戦えばいいでしょうか。
 
 さっくりキャラ説明します。

 蛮勇は『柳生 新一』という着流しの現代侍です。アスペ全開のKYです。
 沖縄三大宝刀を佩いており、千代金丸の力で【超自然治癒】の能力、北谷菜切の力で【遠く離れたあらゆるものを切り裂く】能力を持ち、治金丸の力で【不運に遭わなくなる】加護を受けています。弱点は刀を紛失したり壊されると、ただの一流の剣士に成り下がってしまう事です。

 虚礼は『カッテナ』という17歳くらいの青年です。人に礼儀を押し付ける割に自分が一番礼儀正しいと思い込んでいる礼儀知らずです。異能力は『偉大なる処刑人(グラン・エクスキューショナー)』。ありとあらゆる処刑器具を虚空から召喚します。弱点は一度に召喚できる処刑器具が三セットまでという事です。

 破仁は『ネルサ』という年齢不詳の淑女です。見た目は常識人のお嬢様ですが、中身はどうしようもないドSです。異能力は『氷獄(コキュートス)』。絶対零度以下の温度を司り、氷で武装します。ただし、広範囲を凍らせられない上、自分の半径約一メートルしか凍らせられないのが弱点です。ただし、一度凍らせた後しばらくたったものであれば、さらに半径一メートル凍らせられます。

 悪逆は氷室正義。ラスボスです。アスペこじらせて人権ばっか主張する割に、同族嫌悪で障害者を滅ぼし、ついでに差別主義者も滅ぼすため、『障害者VS健常者』の構図を使って、ロックフェラー財団の搾取構造を使って暗躍しています。

 不信は『カノル』。元ヒロインの崇拝者で、彼女の種族を神同然と思っていました。ですが、行き過ぎた狂信が元で思想犯として逮捕されます。
 異能力は『境界突破(リミットブレイク)』と、『絶対重力場(グラビティ・フォートレス)』。脳のリミッターを外すことでゾーン状態をはるかにしのぐ極限状態に移行し、常軌を逸した身体能力を得ることが出来ます。その上、近づく物すべてを重くする特殊な結界が彼の周りには張り巡らされています。

 無知は『冬峰 劫』。主人公にとって剣術のライバルです。途中まで一緒に旅をしていましたが、悪の組織に潜り込んでスパイをする過程で、形式だけ二重スパイ委になりました。実家は武術考古学の大家で、ドイツ式両手剣術の若き天才です。重さ3キロのツヴァイハンダーを軽々と振り回します。異能力はありませんが、無茶苦茶強いです。

 こんな感じですかね。
 では、タイトル通り、『このキャラクター達をどの順番で出して、バトルさせていくべきか?』
 皆さんのご意見をお聞かせください。回答を心よりお待ちしております。

上記の回答(悪の組織の幹部って、どんな順番で倒した方が望ましいか?の返信)

投稿者 tourdion : 0

自分だったら蛮勇は中盤くらいまで残しますね。
KY=常に冷静とは限らないならば敵側からも味方側からも外れた動きをしそうなので、ストーリー展開に変化が作れそうですので。
それと無知の冬峰は敵側の新入りなので、他の幹部キャラのことを知っていく過程で幹部キャラの紹介やキャラ立てを自然に行えそうなので、後の方まで残しておきますかね。
敵幹部とは一人づつ一回だけ戦う感じでしょうか。例えば誰かとコンビを組んで襲ってきて、片方だけ分断して倒すとか。そういう時に(分断しやすい能力的にも性格的にも)キャラはコンビよりも先、みたいな。
あとは能力的やキャラ的にできることやさせたいことのアイディアが少ない順、先に倒れたときに他の幹部がいい反応(無関心とか笑ったりとかも含め)をしそうな順、能力的に前の方が演出映えしそうな順とかでしょうか。
説明を読んだ限りでは、破仁のネルサは淑女だからあまり自分からは動かなそうだし能力的にもラスボスの前哨戦をやりそうな気配を感じました。

ちょっと気になったのが、蛮勇の柳生の説明の際に「アスペ全開」と書いてあったこと。あまりいい印象を受けないです。最近は人権意識が変わってきているので、アスペルガーのようなものを劣ったものと捉えられかねないような書き方は顰蹙を買いそうな気がします。
〇〇はアスペみたいな言い回し、ネット上じゃあけっこうあるんですけどねぇ。あんまり軽々しく茶化してほしくないなあと。実際にそれと向き合って生きてる人ってけっこういますので。
ラスボスの設定や健常者vs障害者の構図についても同様です。障害ってけっこうセンシティブな話題だと思いますよ。「先天性の〇〇の為に××だがそれが△△として働いている」とか、「目が見えない変わりに耳が抜群に良い」みたいなキャラ立てはままありますけれど、デリケートな部分でもあるので、障害に対する配慮はしっかりされていなければならないと思うのですが、その準備はできていますか?

カテゴリー : ストーリー スレッド: 悪の組織の幹部って、どんな順番で倒した方が望ましいか?

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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