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シンジさんの返信一覧。最新の投稿順1ページ目

元記事:「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信

有名な作品を例に出されたのは重々承知ですが、あえて野暮なことを申してみます。

承太郎が冒頭からスタンドを使えるのは、ジョジョがシリーズを重ねて世界観が読者に周知されているからですよね。人気シリーズゆえの、主人公の特権みたいなものです。第3部「スターダストクルセイダース」からジョジョが始まってたら、相当に面食らうでしょうし、飛ばし過ぎになっていたんではないかと思います(それでも個人的には、「スタンド」に馴染むのは少々時間がかかった)。

第1部の「ファントムブラッド」では、かなり話が進んでから、ディオが「石仮面」を被り、超人化(吸血鬼)しています。それに対して、主人公ジョナサンが「波紋」を伝授されて対抗していく。主人公の能力獲得が後です。これは(作劇的に)そうなるべくしてそうなるものでして、悪がいなかったら正義の出番はないからです。単に正義の超人が出現しても、平和な世間では活躍のしようもない。

一言に「華」といっても、相対的なものです。文脈とは無関係に「こういう能力で、こういう活躍をしたら華」とできるようなものはないんじゃないかと思います。ジョジョ第1部のディオは「華」がありますが、単に復活して第3部で元の能力のまま登場したら、見劣りしてしまうでしょう。なので、ディオにも第3部最強クラスのスタンドを持たせて、新生Dioでラスボスとして君臨させたわけですね。

なにせ第2部では、ディオの力の源たる「石仮面」を作った、医師仮面装着者より格上の「柱の男」たちがラスボスですから。だけど、第1部にはそういう強力な敵は、最初からいるわけではない。だからディオでも充分に強くて怖い「華」足り得た。

ですので、「作品世界で(冒頭なら冒頭での)平均より群を抜いていれば華になり得る」と考えていいと思います。鉄拳でも華になり得ます。正確に申せば、華になるように他のキャラ、舞台を設定するということです。

しかし、冒頭から主人公を華とするのは難しい面があります。いろいろ理由がありますが、例えば先に申したように、正義の味方だと、強さが釣り合うだけの悪がいないと活躍させようがない。

雑魚を蹴散らしたって華にはならない。むしろ、主人公も雑魚化するリスクが生じる。強さの証明にはならないからですね。せいぜい、主人公の能力の紹介程度でしょうか。異能とか魔術を使っても同じです。派手に演出しても、強さの基準が分からないと凄さ、華を感じるのは困難です。

どうしても、敵を克服して証明する必要があります(敵ではなく、天災などでも可)。主人公が強いのかどうか、敵が弱いと分かりにくいんですね。かといって、そこいらを破壊して回るわけにもいかない。そういうのは悪役(ないしは災厄)の役割ですから。

となると、まず強い悪役に目を見張る暴れ方をさせればいいわけです。したい放題のキャラであり、読者に好かれたり感情移入してもらう必要もありません。好きなだけ暴れさせられるわけですから、どの程度強いかも描写は可能です。

まず悪役を登場させ、暴れさせる。例えば、頑丈な扉を蹴破って城に侵入させる。強さを感じやすいやられ役を悪役に立ち向かわせてもいいでしょう。例えば「戦争で圧倒的な強さを見せた戦士」5人が悪役にかかって行ったが、返り討ちにされる。そうしておいて、強い悪役が読者に理解されたころ、主人公が立ち向かえばいいわけです。

上記の回答(「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信の返信)

スレ主 シンジ : 0 投稿日時:

まず、あまり深く考えずにジョジョ3部を例に出して申し訳ございません。
自分の作品が「異能力もの」から異能力を抜いただけのようなものになってしまったと言うだけで済んだものを、
壮大な下地のある作品を例に出すのは不適でした。
とはいえそれに絡めて貴重なアドバイスをしていただき、ありがとうございます。

お話を伺い、大切なのはテンポだと思いました。
「北斗の拳」でケンシロウがいつまでもKING軍の雑魚と戦っているのは華が無い。
徐々に強くなっていく(とはいえお披露目の時には巨悪に見える)敵を段階的に倒していく事で、読者に爽快感を与えつつ「チートもの」からの脱却を目指す粗筋が見えてきました。

ありがとうございました。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?

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元記事:「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信

はじめまして。

アンチ異世界チートものとして作品を作りたいとのことですが、ではそれって具体的にどうすればいいのでしょうか?

単にチート能力だけを抜いたら四苦八苦する主人公の姿しか見えないですよね?
普通いきなり異世界に飛ばされるようなことがあればその時点で恐ろしく苦労することは想像に難くない訳で、そこにチート能力付与と言う形で主人公が無双できたり楽勝で問題解決できる部分に魅力があるからこそ異世界転生チートものがこれだけ流行っているのだと思います。

ですからその魅力の部分を抜いただけでは能がないと言うことになってしまうのではないでしょうか?

ただもし本当の意味でアンチ異世界チートと言えるものを作り出せれば、他の人がおそらくまだやっていないことなので、今までにない快挙と言うことになるでしょうね。

異世界チートに代わる画期的なアイデア・・・と言うのが理想的ですが、それはさすがに大変すぎると言うことであれば何らかの必殺技や特殊能力などと言った劇中における小道具を何か変化球をつけて出すかたちにするのが現実的なのかもしれません。

上記の回答(「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信の返信)

スレ主 シンジ : 0 投稿日時:

はじめまして。
個人的な信念として、物語の主人公は得てして「男おいどん」の大山昇太のような境遇の者であるべきだと考えています。
私は石油王のドラ息子が親の金で豪遊する様を見ても楽しいとは思えません。
初めて「男おいどん」を読んだ時、私は親以上の理解者に巡り合えたような感動を覚えました。
架空の外人に日本文化を褒めさせるのではなく、実在の作者に作品を通じて励ましてもらえる作品、
コンセプトとしてはそのようなものを全面に出したいと考えています。

と、強気に出てしまいましたが、これは我ながら未熟者故の虚勢なのだと思います。
確かに、流行に逆行するのは余程の大作家でもない限り無謀な事でしょう。
仰る通り、小道具に変化球を付けて形にするのが最善かと思い直しています。
野心はひとまず留めておいて、流行を知る事も大事なのかなと感じました。

ありがとうございました。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?

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元記事:「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信

うーん。
例えば推理モノで「じっちゃんの名にかけて!」とか決め台詞を用意したほうが良いか? という話と似てると思うんですが、決め台詞がなくても面白い作品はそれなりにあるんだよね。
でも、決め台詞もだけど、特殊能力は、その作品の顔だと思う。
ジョジョの奇妙な冒険は「スタンド」が代名詞でしょ。石仮面や呼吸法なんてのもあるけど。
何にしろその作品を代表する「何か」があるんだよね。
それがつまりは「オリジナリティ」なので、必要か? と問われれば必要だ、と答えるでしょう。

ただ、このオリジナリティって自分じゃ気づきにくいところもあるからね。
既に自作にはオリジナリティがあるけど、目立っておらず、別途必殺技や特殊能力で華を持たせたいと思ってるだけなのかもしれん。
そうなってる場合は、特殊能力なんて付け加えても既にあるオリジナリティがより一層霞むだけなので、不要どころか邪魔でしょう。

要するに、これはオリジナリティを把握し、それを押し出せば良い話で、例に出した「金田一少年の事件簿」では「金田一の孫である」というのがオリジナリティなので決め台詞が「じっちゃんの名にかけて」になってるわけですね。
特殊能力が出てくるようなバトルモノだと特殊能力っていう表面上のインパクトに惑わされ勝ちですが、本質的にはその特殊能力がオリジナリティなので押し出してるだけで、華を持たせたいといった感覚からの設定ではないでしょう。
すなわちこれらは「オリジナリティの強調」という事なので、
>その場合にこの華の無さが「斬新な設定」と思われるか、「要件未達成」として流されるか、
意図的に「斬新に思われる工夫」をしなければ「斬新だ」とは思われないでしょう。
かといえ、そこに特殊能力や必殺技を付け加えればいいのか、というのも前述した通り違うので、自分の作品のオリジナリティを考えてみる、そしてそれを押し出す展開にする、というのが根本的な解決になるかと思います。

上記の回答(「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信の返信)

スレ主 シンジ : 1 投稿日時:

ご無沙汰しております。
仰る通り、華を持たせようとして無理に設定を後付けしようとしていた節はありました。
加えて「斬新と思われる工夫」についても怠っていたと思います。
オリジナリティについて今一度考え直し、設定の根幹を練り直そうと思います。

先の方に返信したのですが、必殺技的なものを抜くのは技量的に手に余る事を思い知ったので、「チートもの」に迎合しないという大前提を押さえつつも、ある程度の「持ち技」を世界観に馴染ませ、魅力とオリジナリティを持ち合わせた作品を目指し、精進しようと思います。

ありがとうございました。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?

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元記事:「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信

 オミクロンです。参考になればと思い私見を述べさせていただきます。

 まず必殺技に対する私の初見を述べさせてください。個人的には、「最低一つはあった方がいいが、多すぎると逆に価値を損なう」という印象です。

 なぜか。バトルものにおいて必殺技とは、戦闘にメリハリをつけるためにあるもの。という考えがあるからです。仮面ライダーシリーズにおける「ライダーキック」といえば伝わるでしょうか。それを放てば相手は死ぬ。故に必殺技なわけです。シンジさんがおっしゃる通り、バトルものにおける華の一つになります。

 また、それがあることによって、「なぜか効かない相手」や「不発に終わった時」という危機的状況を演出するにも役立つからです。実例としては、「北斗の拳」におけるサウザーでしょうか。

 同時に絶対的窮地における最後の手段。乾坤一擲の一撃というドラマ性を作ることもできます。これは「幽遊白書」における霊丸に近い位置づけになります。
 
 以上の理由から、私個人は必殺技があった方がいいと思います。

 ですが無数にありすぎると陳腐化して、価値を損なうというリスクも抱えます。「BLEACH」における卍解がそれにあたるでしょうか。なので最低一つということを書いたわけです。

 逆に、なくてもどうにかできる。というケースもあります。例えば範馬刃牙における、ビスケット・オリバ戦での殴り合いとか。父勇次郎との決着の際にあった、無呼吸連打とか。(例えが分かりにくくて申し訳ないです)必殺技なき決着は、ほかにもいろいろあると思います。

 先述の通り、必殺技はお手軽に戦闘における山場を作れます。ですがそれがないということは、より情景描写や演出、ギミック、心理描写に気を遣わなければならないリスクを抱えます。

 悪例が出た場合読者としては、「え、それで決着なの?」ということが起きるのです。意図して起こす(後の伏線などにする)場合を除けば、不完全燃焼感が残るでしょう。

 以上を総括して私個人の所感を述べます。まず「必殺技なき決着」は珍しいものではありません。あらゆる戦闘系の創作物で幾度となく使われています。

 ただ、作中に「一度も」必殺技が登場しない。もしくは主人公が使わない。という場合、確かに斬新と言える場合があるでしょう。

 ただし、これを貫く場合、通常の(必殺技ありの)創作物と比較して、多大な労力と徹底的な推敲が必須になることをとどめておいた方がいいと思います。参考になれば幸いです。

 駄文、長文失礼しました。

上記の回答(「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?の返信の返信)

スレ主 シンジ : 0 投稿日時:

確かに、必殺技がひとつあれば色々と展開を作り易いという意味では重宝しそうですね。
それに、あえてそれを抜くという高等技術は駆け出し以前の自分の手には余るものかもしれません。
最近は余りにも「チートもの」が氾濫し過ぎていて、箸休め的な作品も必要だろうと思ってこの構想を練った訳ですが、ご指摘いただいた事で、自分の力量では難しいように感じました。
「チートもの」に迎合しない程度の必殺技の塩梅を考えて、落とし込んでみようと思います。
ありがとうございました。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 「チートもの」でなくとも必殺技や特殊能力は必要?

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元記事:ライトノベルで数ページ会話シーンが出ないのはNG?の返信の返信

長々書いてしまったけど、質問内容を読み返してみたら例に出しただけで「冒頭」の話ではないのね。
うーん。すると、どうだろう。
少なくとも回想である以上は、いくら回想の中で話を進めても「今」の話が進まないのは同じなので、デメリットは多いかなと思います。

心配されてる「セリフがない」事に関しては、技術としては問題ない事ですがセリフでの会話は「一番わかりやすいキャラ表現」なので、これが無いとなれば表現の難度は上がるし、難しいところがあるのは確かです。

読者が退屈するのでは、という部分においては、そもそも読者の興味は「先」へ向かいやすい、つまり「その後の展開」に向かいやすいのであって、時系列的に前の出来事である「そうなった事情」には向かいにくいです。
そして回想はこの「事情」に当たります。
「なんでそうなった?」と疑問が生まれてはじめて「事情」に興味が向かうけど、それにしたって「その後の展開」より優先度は低いでしょう。
そうなると、「読者が読みたいもの」を考えるとセリフ云々以前に回想を長くやるというのはあまり良い手ではないかなと。

上記の回答(ライトノベルで数ページ会話シーンが出ないのはNG?の返信の返信の返信)

スレ主 シンジ : 1 投稿日時:

サタン♡様
度々ご回答をいただきありがとうございます。返信が遅れて申し訳ございませんでした。
自分の書いた文章を時間を置いて見直してみると、洗練される途中の文章のような気がしてきました。
つまり肉付けする前の骨の状態で無理に原稿に落としたために会話が入る余地が無かったものと思われます。
今回いただいたアドバイスも参考にしながら、更に洗練された文章を目指そうと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: ライトノベルで数ページ会話シーンが出ないのはNG?

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元記事:魔法世界の蒸気機関が発達しないことによる影響

魔石から風力、熱、あるいは電気や運動を効率よく取り出せたとします。その場合、蒸気機関が発達しないか遅れると思います。

そうした場合の冶金や物理学、化学に対してどのような影響が出るのでしょうか。

上記の回答(魔法世界の蒸気機関が発達しないことによる影響の返信)

投稿者 ごたんだ : 0

似たテーマのラノベがあった気がしますが、昔過ぎて名前が湧いて出ます。

生まれはチューズ、名前は鍛造!
片目は魔眼、魔剣は即席
日進月歩の独立都市、その傍ら頭が固い傾き者が灰被る配下は仇の堅気
火吹きドラゴン復讐譚!タンだけに?

チェケラ…

鋳造が遅れると河童印刷も遅れるから同人誌が出せなくなって「半球を合わせて頂点をチューチューする」実験が遅れて土上座対決に発展する。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 魔法世界の蒸気機関が発達しないことによる影響

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投稿日時:

元記事:1日に書ける量

ミステリーを執筆中の本です。

数時間(1日のうち半分)かけて千字前後しか書けない日々...。プロットや設定など書く準備はできているにも拘らず、はじめるとあたまを抱えてばかりいます。結果、調子がよくて千字ちょっと、悪くて1行。

休憩したり時間を決めてやっていたりしますが、千字弱が限界です。
増やすというか、その千字をささっと書きたいです。そうすれば多少は執筆する姿勢が変わると思います。

執筆活動を前向きに進めるためにも教えてほしいです。
千字が限界ならそれに合わせたストーリーを考えるようにしてますが、スランプや行き詰まるたび書いた量を見て自分を責めてしまいます...。

気持ちの問題でしょうが、前向きになりたいです...。

上記の回答(1日に書ける量の返信)

投稿者 粘膜王女三世 : 2

一日に数時間かけられる、しかもそれを続けられるってだけであなたは十分すぎる程偉いです。
 今のところ何も問題ないんじゃないでしょうか。執筆速度なんて馴れが大きくものをいう、すぐにどうこうなったりはしません。今やっていることを継続し続けていれば執筆速度も次第に大きくなっていくこと間違いなしです。

 なので心配はいらないと思うのですが、強いて速くする方法を上げるとすれば『上手には書こうとしない』『下手糞でも割り切る』ということだと思います。
 十分かけて良い文章が書けないなら何時間かけたって一緒です。人はできないことはできないんですから。だから今はそれが自分の限界と割り切って、例えどんなに拙い文章や破綻した物語でも、とにかく先へ先へと書き進め、『作品を完成させた数』を伸ばしていくのが肝心なのだと思います。

 毎日数時間も机に向かっているとのことですが、その時間をより有効に使うためには、焦って良い作品を書こうとしないことも一つの戦略です。焦る必要がないからこそ、ちゃっちゃと書き進めてしまうのです。そっちの方が同じ数時間でもより多くの練習量をこなせると思います。

 とは言え悩みながら書く一行、千文字前後が時間の無駄という訳でもないと思いますし、どうしても速くなりたいのでもなければ今のペースを続けてみるのも一つの手です。
 情熱が十年後まで持続するなら、今すぐに執筆速度を上げる必要はないはずです。十年後に早くなっていれば良いのです。その内早くなるんじゃないでしょうか?

 応援しています。頑張ってください。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 1日に書ける量

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投稿日時:

元記事:僕の作品読み返してみましたが、作者の僕が見ても問題点まみれで糞つまんないです。

まず最初に言えることは、出発地点から間違っていました、という事です。
読者の趣味嗜好を完全に無視してしまいました。
嗜好調査、というか読者のニーズを完全に読み間違えたかもしれません。
もともと、習作で終わらせる気はさらさらなく、習作を書くなら別のものを書くつもりでした。
執筆ペースの関係で今も書けていません。
ニッチなニーズを狙って書いた作品なので、リピーター様ありきでもあるのです。
でも、アクセス解析を参照してもリピーターはほぼ皆無、おまけに思い当たる読者層は自分の知り合いか身内だけでした。
いままで、いろんな方の作品を読ませていただきましたし、評価もアドバイスもしてきました。
でも、彼らの作品は僕の作品よりもずっと面白いです。
何故ならば、大抵の作者様は純粋に読者を楽しませるために書いているため、色んな意味で下心が無いのです。
なので同じアマチュアであるにも関わらず、しかも初心者の書いた作品にも面白さという側面では僕の作品は劣ります。
いっつも気にしていたんですけどね。
僕の作品はやっぱり糞つまんないのですよ。
キャラクターの会話に大した掛け合いもなくてつまんないし、展開もなんか暗くて読者ぶっちぎっちゃって、独り善がりだし、「作者が自分の言いたいことを書くために書いている」という意図が透けて見えるような、駄作のような気がしてきました。
言いたいことを伝えようとしながら、趣味と読者受けを両立しようと必死に書いていたので気付きませんでしたが、少なくとも僕が読者ならコレは読みたくないですね。どうしてだろう?
それに、何故かおかしいです・・・。
自分の作品がつまんないことは、薄々分かってはいたからこそ、皆さんにアドバイスを求めたのですが、どうも過去の自分のスレッドを見返すと、技術的なことなどについて質問している節がほぼないんですよね。
僕は、本当は何をききたかったんだろう・・・?

僕の意見としては、キャラクター設定のレベルから考え直す必要があると思います。
キャラクターを見直すという事は、キャラクターの挙動も変わるわけで、するとストーリーの流れも大幅に変更せざるを得ない可能性が出てきます。
前編に関しては文章表現レベルでは正直手が負えないところまで、世界設定もキャラクター設定も物語の大筋も書いちゃったので、もしかして一度没にするべきでしょうか?
文章表現レベルよりも深い位置にある設定レベルに問題があるわけですから、その方が良いかもしれません。
もし、まだ改善の余地があるのならば、手加減為無しで袋叩きに批評してください。
今までは、これから書く物に対して捕らぬ狸の皮算用をしていただけですが、今回は既に書いたものに対して問題があると気づきましたのでどうか忌憚なきご意見を賜りたく存じます。
障害云々かんぬんに対する配慮は、人権を侵害しない程度まで取っ払っちゃってくださって構いませんので、リンチに掛けるくらいのつもりでフルボッコにして頂けばと考えています。
ただ、しばらくは立ち直れなくなると思いますので長所3:短所7くらいの割合でお願いいたします。
「○○というキャラがキモイのでどうにかしろ」「あの展開はナイよね、最低だからやめた方が良い」くらいの誹謗中傷も甘んじて受け入れるつもりです。
では、ご意見をお聞かせください。
皆様の回答をお待ちしております。

上記の回答(僕の作品読み返してみましたが、作者の僕が見ても問題点まみれで糞つまんないです。の返信)

投稿者 シカ : 0

私も二年間温めた小説を先月になってようやく書きはじめた初心者です。その上、ノベル道場に投稿されていたものに目を通しましたが、1ページも読めませんでした。ですので的外れな回答になっていたらごめんなさい。

これから辛辣なことを書くのではじめに書いておきますが、私は竹牟礼さんを応援しています。そのことについては後述します。

目を通してまず「ごちゃごちゃしている」という印象を抱きました。一行目で既に九割、読む気が失せました。もしもネットサーフィンしていて偶然たどり着いた小説なら、ブラウザバックしてます。

「ごちゃごちゃ」と感じた原因は
・全体的に「」のセリフが多いこと
・最初のセリフに長い(括弧)が出てくること
 だと思います。

例えばですが「音としてのセリフ」と「その意味を解説している括弧」を、分けて書くだけでも読み安くなると思います。

「セリフ」
(意味の解説)

という感じに。

「ごちゃごちゃ」以外に感じた問題点は、一回読んだだけで頭に入らないというのがありました。
起床後の妹に関する描写シーンです。

私を含めた多くの読者はキリスト教についてほとんど馴染みがありません。だからお祈りと言われただけでは、妹が何をしているのか「絵」として浮かんでこないのです。なのにお祈りについての視覚的な描写は端的です。逆にそのあと、妹がどれだけ信心深いかという説明は長々と書かれています。お祈りの視覚的描写があれば「妹は何をしているんだろう」と、読者の興味をひきつけた上で妹についての説明に持っていけたのではないかと思います。

他にもあります。主人公のテンションについていけませんでした。読者を現実に引き戻してしまう要素なので、これが一番問題かもしれません。
現在私の書いている小説は実はラノベではないのですが、数年前に妻を亡くした若い男が主人公で、一人称小説です。それを書いている時に私が心掛けていることが参考になるかと思いますので、私の小説を例に説明します。

主人公は妻を亡くした心の傷に対してアグレッシブに解決しようとします。その中で当然、妻を亡くしたことを連想したり不眠に苦しむ場面は何度も出てきます。そうすると、その場面で主人公の感情を目一杯書きたくなります。なにせ小説の中では主人公が過去を連想する場面はそこで初めて登場しますから。作者にとってはその時の主人公の感情は「初見」なんですよね。でも主人公にとっては違います。主人公は数年の間、毎日毎日「妻を亡くした生活」を送ってきたんです。だったら喪失に対してわき出る感情は、簡単には噴出しないのではないでしょうか。むしろ他人から見てどれだけ衝撃的であっても、主人公とっては毎日起きている想定内の日常のはずです。
竹牟礼さんの小説には、そういう違和感を感じました。実は私も似たような境遇を経験していて、実体験から来る意見でもあります。(もちろん竹牟礼さんと私の境遇は同じではないと思いますので、先の自作を例に説明させてもらいました)

私も竹牟礼さんの小説の主人公のように、毎回毎回腹が立ってました。でも主人公にとって腹が立つことが日常であるなら、複雑な感情は長い時間何度も繰り返されることによって、主人公の中ではもっと簡素な一言にまとまっているものではないかと思うのです。さらに言えば、主人公にとっては自分の感じる腹立ちに対してすら「ただの事実」にすぎないとしてもおかしくありません。教室に黒板があることや、空港に飛行機があるのと同じように背景の一部。その感情すら背景なのではないでしょうか。
竹牟礼さんがほめられていた文章を他の方が分析されていましたが、あんなふうに、幾度も積み重ねた先にたった一度だけ噴出するのが「作者が文章化して描写すべき感情」なのだと考えています。

私は少し目を通しただけなので主人公像を履き違えているかもしれません。でもそれならそれで、心の中で毒づくだけではなく、感情豊かな主人公にふさわしい展開が必要だと思います。

このままドタバタ劇なテイストでいくなら、一文を短くするだけでもテンポが良くなって読み安くなるかと思います。どこかで「人間は横に長い文章は頭に入らない」と聞いた覚えがあります。一目で内容が飲み込める文章ならサクサク読めてリズムが良くなり、テンションの高さとは相性が良くなるんじゃないでしょうか。

少ししか読んでいないので技巧的なアドバイスとしてはここまでです。
(私も竹牟礼さんほどではないはずですが長文を読むのに難を抱えていて、さらに現在プライベートで問題だらけなんです。なので全然読んでないくせにアドバイスするという非礼をお許しください。どうしても応援したかったのです。)

以前からこのサイトは見ていて、竹牟礼さんの書き込みも読んでいました。色々と文章についていちゃもんをつけましたが、竹牟礼さんの書き込みが一番読みやすいと私はいつも思います。書いてあることが専門的過ぎないこともあるかと思いますが、文章のリズムがとても良いのだと思っています。他の方もほめられていましたが、そこに関しては私も同意見です。そのリズムを小説にもそのまま持ってこられたら、劇的に変わると思います。
文章って少しずつ良くなるのは難しいです。はっきりした正解もありませんし。自分でも分からない内にある日突然変わることもありますし、焦らず色々と試行錯誤されたらいいと思います。

書く意欲についてですが。私の場合も先に答えられている方のように、自分の小説が楽しいと思えると書くのも楽しくなります。
私も度々、自分の小説がつまらなくなるのですが、いつも数日かかって少し書いては「この部分ちょっとよく書けたかも」と思って回復しています。お悩みの点について正面からの答えにはなりませんが、まずはその「ちょっとよく書けた」を目指してはどうでしょう。例えば一部分のプロットや、手直しの方針を書いたメモなど。要は「この小説が面白くなりそう」な気がすればいいのだと思います。小説の問題点が書く気力をそぐなら、すぐに解決しなくていいので、まずは解決法になりそうなことを探すんです。それも、すぐには見つからなくていいと思います。

私が今書いている小説は実は短編なんです。
(おそらく四万字前後、もとは長編のつもりだったのに……)
プロットが完成してるので出来はともかく最後まで書けると思います。でもそこに至るまでに二年費やしました。登場人物や大まかなストーリー、オチとメッセージは二年前に出来ていたにも関わらずです。紙に書いていたので百枚ノートが合計十冊になりました。その間に没になったストーリーがいくつもあります。何ヵ月か、メモすら一文字も書かないこともありました。寝られなくなるし、嫌になって投げたくなるのはたまにではなく毎日でした。でも今は完成が見えています。喉元過ぎたやつの勝手な言い分ですが、竹牟礼さんには書いて欲しいです。

話は飛びますが。
部外者の私が口出しするのは失礼だと承知で言わせていただきますが、竹牟礼さんのいくつかの書き込みに対して批判が出ているのは当然だと思います。誤解だかしりませんがそれだけ人を不快にする書き方をされていると感じました。
でも、それを理由に筆を折る必要はないと思います。何かを発信したら誰かを傷つけるのは当たり前のことですし。まして書きたいことがあるなら、処女作(ですよね?
)がつまらないくらいで諦めないで欲しいです。
私は別スレで書かれていた、竹牟礼さんの小説を書く動機を見たとき、ガツンとやられました。書くべきだと思います。ぜひ世間に爆弾落としてやってください。

もしずっと温めた小説がダメなら、同じことを別の物語で書いてもいいと思います。竹牟礼さんはこれまでにいくつか質問スレを立てておられますよね。なんとなくですが、その悩みの変遷に私は「成長」を感じます。だから、見えないけれど、ちゃんと前に進めているんじゃないでしょうか。小説ってゴールが遠くて本当に嫌になりますから、こうして立ち止まるのも全体で見ればきっと正攻法の一部にすぎないと思いますよ。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 僕の作品読み返してみましたが、作者の僕が見ても問題点まみれで糞つまんないです。

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