短歌添削道場(投句と批評)

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いつの日か来る別れさえ怖じけつく強く生きよう忘れじ想い

作者 朝倉響子  投稿日

コメント(短歌の意味。悩みどころ)

大切な人達との突然の別れ。訃報を聞くたび不安でおののく。でもその想いでを私が強く生きていくことでいつまでも心に生きていく。

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いつの日か来る別れに怖じけつく消えざる思い生きる事こそ

回答者 夏目吉春

朝倉響子さん今晩は
訃報を聞くたび不安でおののくのは、まだ亡くなったお方が誰か分からない内と想像しました。
それが、大切な人でなかったと胸を撫で下ろすのは不謹慎かもしれませんが、お察しいたします。
思い出と供に大切な人の魂があるのは、生きているからこそですよね。
ありがとうございました

点数: 0

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いつの日か来たる別れに怖気づく強く生きよと想い改に

回答者 よしはむ

朝倉さん、こんにちは。

>いつの日か来る別れさえ怖じけつく強く生きよう忘れじ想い

知人の訃報を聞くたびに、友と別れる日が来ることを考えて怖じ気づく。しかし、強く生きようと思い直す。
という意味の歌だと思います。

「別れさえ怖じけつく」この言葉がわかりづらいです。別れさえ怖じけつく、というのは文法上おかしいと思います。
また、「強く生きよう忘れじ想い」だと、友が亡くなってしまったのかと誤解を与えてしまいます。
そこで、これらの点を改善した歌にしてみました。

点数: 0

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またも来る別れの便りにおののくも強く生きよう面影抱いて

回答者 たまゆら

「いつの日か来る」は「いつ来るだろうか」という未来についての表現ですね。
我が身にも命が尽きる日がやってくるかもしれない、という意味で使われたのだと
思いますが、その場合は「別れ」ではなく「逝く」など表現が適切です。
「別れ」はどちらかというと、自分の元から誰かが去っていく表現で
自分が逝ってしまうと「別れ」を意識することはできなくなってしまいます。
それと、誰かの訃報を聞いたという出来事がそれでは伝わらなくなってしまいます。

また、「怖気づく」と「強く生きよう」が分断されています。
筆者さんの意図のとおりにするなら、
「怖気づく」「けれども」「強く生きよう」とつなげなければいけません。

「忘れじ想い」も文法的に誤っていて、
「想い」という名詞につなぐのであれば連体形で「忘れぬ想い」になります。
「想い忘れじ」とすれば文法的にはOKです。

点数: 0

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添削対象の句『いつの日か来る別れさえ怖じけつく強く生きよう忘れじ想い』 作者: 朝倉響子
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