かなり書けるのにもったいないな、という印象です。
冒頭が良くないですね。
こういうお硬い設定から入るのが好まれるのは、重厚な戦記物などだけでしょう。
あと細かいことですが、鱗竜刑類って鱗竜形類の間違いじゃないかなと気になります。設定を売りにするような冒頭部でいきなりこれでは、期待度が急降下しました。
私なら、この文から書き始めるのをオススメしますね。
>>ひときわきらびやかな存在感を放つ女子生徒が、サロンのテラス席でアフタヌーンティーを楽しんでいた。
この方が作品の雰囲気にもあってるし、つかみとしてはるかに優れてます。
魅力的なキャラを出して描写して、読者の関心を掴んでから一気に物語を動かす。
設定は動かしながら必要に応じて小出しする。
読者は設定を知るより、話を読みたいのですから。
設定もですが、人物も一気に登場させるのは悪手です。
先に登場させたキャラを充分に浸透させてからでないと、読者は名前を追うだけでいっぱいになり、物語が頭に入ってきません。単なるモブならともかく、話に関わってくるキャラは大事に扱わないと。それでページが足りなくなるなら詰め込み過ぎということです。