初めまして。冬空星屑です。
敢えて、前作『魔王の馬鹿息子(五歳)が無謀にも家出するそうです』を読まずに書かせて貰います。ご容赦下さい。
まず気になる点を幾つか。正しく無い可能性はありますので、間違っていると感じた場合は、無視、あるいは反論して下さい。
どこをどうに隠しても光がダダ漏れする。
→どこにどう隠しても……。
クラウディアが真剣な目で俺をみる。
→…………俺を見る。
俺の自信はくずれないのだ。
→崩れないのだ。
ここは年齢を考えれば、どちらでも構わないのですけれど、難しい文字も練習したらしいので。
そうと決まればクラウディアはクラスメイトに今日の一時限目を欠席する旨を伝えている。
→そうと決まると、クラウディアは……。
中庭を抜けてひときわでかい建物を目指す。
→一際
異空間が有るだけの穴がおいてあるのだ。
→穴が空いているのだ。
このオリギナでも上から十指に入るよ
→十指に入るよ
次は、感想です。
プロローグの終わり方は、ちょっとだけ物足りない感がありました。
例えば、『!』を入れて、叫んでいる様子を描くとか、地の文を入れるとか。
続きに興味を持たせるという点では、成功していると思います。
話しは変わりますが、文章事態はとても読みやすく、気になる点は最初の『どこをどうに』以外は問題無いのでは、と思います。
ただ、言うほど『バカ』という印象は受けませんでした。まぁ、幼いとは思いますが。
ヒロインの迷惑はしているのでしょうけど、もう少しストレスを受けている描写が欲しいですし、『紳士属性』を得たとのことですが、まあ、前作を知らなければ初めからそういうキャラなので違いは分かりませんね。
何より、いきなり、昔語(前作の内容と推測)を始めてもあまり面白味がない。
むしろ、ヒロインがとても疲れている、迷惑している、ストレスでマッハ! という描写をいかに伝え、「何があったんだ!?」と思わせた方が良いと思いました。
そして、主人公のバカさ加減を全面に出すのならば、一人称ではなく、二人称か三人称。つまりヒロイン&校長視点か、ずっと神視点にする必要があると思います。
六歳に感情移入はしにくいですし、本人が『変だ』と思っていないのならば、それは作中では普通のことなのだと解釈されてしまう可能性があります。
私は、最初にヒロイン描写から入り、そのままヒロインの不幸を描写して、不幸(胃痛)の元凶登場! 胃痛薬あるいは回復薬を取りに行く。みたいなシーンでも良いと思いました。
例えば、『自分の意識は一連の日常のルーティンで普通に戻した。だがしかし、最悪は向こうの方からやってきたのである。開けたドアの正面にクソガキが、次期魔界王が、カテイナが待っていたのである。』のだがしかしの所でを改行二つ。目立つようにするとか。
長文失礼しました。