サタン様、ご意見ありがとうございます!
特に、ループがただの舞台装置になってしまっている点は、とても参考になりました。個人的にはループもの、という作品が大好物なので、できればループも主軸にしたいとは思っていますが、評価していただけた、ごちゃごちゃしていなくて逆にわかりやすい、という点を損なわないようにしたいと思います。
また、ご指摘頂いた3つの約束ですが、あらすじでは書ききれませんでしたが、3つ目がエテルネルにとっては重要で、いままで様々な人間にやり直しの機会を与えてきた彼でしたが、エテルネルの望む結末を描けた人間もいれば、描けなかった人間もおり、それらの人間が逃げ出そうとしたこともあることから、作った約束です。実際、死ねばやり直しなので、逃げ出すことはできませんが、幾多のやり直しに心が壊れ、廃人になるようなものもおり、それがエテルネルにとってはつまらなかったため、契約時に覚悟をしろと言う意味で、逃げられないと約束させています。なので、作中では、エテルネルが「諦めていないか」を聞くシーンを、多めに入れようと思っています。そんなエテルネルに、「諦めるわけがない」といつも返す主人公に、今までの人間と違うな、と感じたことでエテルネルは主人公にほだされるというふうに、考えています。
ただ、1つ目の約束が、約束というより、仕様のようになってしまっているので、少し考え直したいなと思います。
最後の部分は、きちんと小説にしたときには、全体的に伏線を描いて、「真実はアンジュだけが知っていた」以降の内容を、エピローグとして描きたいと思っています。
時の精霊が出てくる場面が上手くかけていたら――とありますが、それは、一番最初の部屋で落ち込むロワにエテルネルが話しかけるシーンでしょうか。
そこは、エテルネルをそれ以前に普通の部下として登場させておき、そこで突然タメ口で出てくるエテルネルで読者に驚いてもらいつつ、さらに、主人公は実はやり直しができ、すでに、何度もやり直しを繰り返していた。ということで、さらに驚いていただけたらな、と考えています。
また、賞に出す場合、突出した部分がない、ということでしたが、例えばどのようなことが突出したものなのでしょうか。お手間でなければ、作品例などを上げていただけるとありがたいです。
あと、長所で言っていただいた「最後のセリフとタイトルがつながっている点」に関しては、自分が作品内のタイトル回収が好きで、こだわった部分だったので、褒めていただけて嬉しかったです。
最後になりましたが、ご意見いただき本当にありがとうございました。できる限りこれを糧にしてより良い作品を作り上げたいと思います。