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タイトル:サタン様に追記ですの返信の返信の返信 投稿者: サタン

>……しかし、私の書くセリフが臭くなりがちな理由ってなんなんだろう?
あくまで私個人の感性で、ってだけなのだけど、
まず、相談板で「リアリティのある設定・物語・キャラを作りたいです!」って感じの人に、私はよく「創作での「リアリティ」は「現実的」という意味ではなく「説得力」です」と答えてるのだけど、
ことセリフに関しては「現実的」という意味でリアリティを非常に気にしています。
くだんの板でも書いたけど、「ここでこんなセリフ言うか?」をけっこう考えてる感じですね。

すぐに気をつけられる点で言うと、地の文で書けるようなセリフは地の文に落とし込んでしまう、と考えるようになってからは急にこなれた感じで書けるようになったと思います。
例えば、
「えーん、えーん。お兄ちゃんがぶったー」
「まったくよ、……いいかげん泣きやめよ」
なんてセリフは、
「お兄ちゃんがぶったー」
 弟は顔を伏せて泣き声を上げているが、兄にはわかっている。ありゃ嘘泣きだ。
「まったく、いいかげん泣きやめよ」
みたいな。
「ッフ……」とか鼻で笑うような素振りも、漫画ならセリフになってるけど、実際は鼻で笑う仕草でそんな声は出ないじゃん?
泣き声も、「えーん、えーん」なんて言う子供はいないし、文字にするなら「うぁあああ! ああああ!! ぶっだあああ!!!」とかそんな感じになるけど、これだと強調しすぎで嘘泣きっぽいくないしさ。
だから、逆に嘘泣きの棒読み感を出したいなら「えーん、えーん。お兄ちゃんがぶったー」で問題ないと思うけども。
他には「ため息」とか「悲鳴」とかも同じで、プロの文章でもこういうのをセリフに書いてたりするけども、圧倒的にアマチュア・初心者のほうが、こういう「音」をセリフに混ぜる率が高い。
セリフは「言葉」優先で、「音」は演出程度で地の文に落とすかセリフに混ぜたほうが効果的かってのを判断してます。

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