日暮れ様
返信ありがとうございます。
わかりやすく整理してくださり、大変ありがたいです。
>となると、アクションシーンで緊迫感を演出するのが大変そうだなと思います。読者に「どうせ仮想世界での出来事なんでしょ?」と思われてしまえば、一気に熱が冷めてそれまでな気がします。
>
おっしゃる通りだと思います。自分としても当初から念頭にあって、荒野に踏み入るのは開発陣からすれば想定外の行為であって、通常の領域のような安全は保障されない(下手をすれば現実で植物人間になる)という前提があります。つまり、荒野を突っ切って大陸を横断するのはいわば非公式の裏技という感じで、作中では「バグで遊ぶならセーブデータが飛んでも文句は言えない」というような表現で、出発前に説明されます。
> ロードムービーとのことですが、プロットを読む限りですとロードムービー感を感じないんですね。おそらく書かれていないだけで、道中でそれらしい展開をたくさん考えられているとは思いますが。ラストの展開が思い切りエンタメラノベ展開なのと、文字数的にもロードムービーとラストの展開を上手く隔てて切り替えられるのか……心配です。
どちらかに絞った方が良いのかもしれません。少し考えてみます。
> 了解です。以下は私の考えです。
> エルに考えがあるように、クラウにも「客は黙って運ばれてろ」と言った理由があると思うのですよね。それは仕事を上手くいかせるためのクラウなりの発言なのだと思います。大げさに言えば『仕事に対する信念』のようなものから出た言葉で、それをすぐに曲げてしまうクラウは、私は「仕事に対して誠意がない人・不真面目」と感じました。
> 言い方を変えれば、「ゆる~い感じで仕事をやってるな~」と。
なるほどです。私のイメージとしては、すぐ機嫌に左右されて自分でもそれを自覚している、という感じでしょうか。クライマックスには、そうした欠点に対する相応の理由(過去)と成長した見せ場を用意するつもりですが、序盤にどういう印象を持ってもらいたいかというのは、改めて考えてみようと思います。
> うーん、正直なことを言ってしまうと、個人的な心配要素が多すぎて、面白い小説になるのかちょっと疑問を抱いています。
たしかに課題は多そうです。ここまでお付き合いいただいてこんなことを言うのもなんですが、当たって砕けろの心持ちでとりあえず書いてみようかなと。もちろん投げやりにはならず、自分なりに少しでも面白いものを目指したいとは思っています。
> ただ一点、構成力(もっと言うなら物語の展開力)が弱いところかなと
同じように自覚しています。実を言うと、自分の全執筆歴1年半のうち、最初の1年はストーリーも何もない短めの散文を毎日書き散らしておりまして、構成や展開といったものを少しでも意識するようになったのは、こちらのサイトに初めてお邪魔した半年ぐらい前からなのです。長編だと雰囲気や勢いで誤魔化しが効かないので、むしろ積極的に挑戦していきたいと思います。
> 文章を矯正するような話も出てましたが、私としてはそれには反対で、なぜ小説という戦場に赴くのに武器を削ってしまうのか
すみません。これはおそらく完全に誤解で、文章を矯正しようともできるとも思っていません。ただ現状が「最高だ!」「素晴らしい!」とも思っていないので、いろんな文章を読んだり真似したり、他の人の意見を聞いたりしながら、自分なりに納得のいくものを目指したいな、という話でした。今までの経験から言っても、色気を出して誰かの真似や研究をしてみたところで、根っこの部分はずっと同じままなので、そういう心配は自分では全くしていません。が、お気遣いいただけるのはとても嬉しいです。ありがとうございます。
> 構成が上手くいっていればその他の執筆技術も噛み合うように上手くいって、逆に構成がうまくいっていないと、その他の技術も道連れ的に変になる・悪くなる、そんな印象があります。
>
> 最後に。
> 構成面ーー具体的には、読者の興味をどうやって引き続けるのか?ここに注力された作品創りを勝手ながらお勧めいたします。
勉強しつつ、試行錯誤してみます。
作品に関しても執筆に関しても沢山のアドバイスをいただき、ありがとうございます。
いろいろと課題はありますが、肩肘張らずにぼちぼち書いてみようと思います。
それでは。