小説のプロット相談掲示板

返信する!以下は元記事

タイトル:花男爵の遺言の返信の返信 投稿者: カイト

さる・さるるさん
再訪ありがとうございます。

そうですね。プロットに何を書いて書かないか、その線引きがまだよくわかっていなくて。今回も、字数制限に引っかかりかなり削ったのですが、どうでもいいことを書いて、大事なことは書いていないということに。
やはり、自分一人の力で良いものを作る、というのには限界がありますね。なので、こうやって皆さんに指摘をいただけるのはとてもありがたいです。

庭づくりについては、作中における必然性を描く、という理解でよろしいでしょうか。庭づくりというテーマが、オリヴィアとダニエルの単なる添え物ではダメ、ということですね。
オリヴィアにとっての庭づくりは、反発を覚えていた父ハリソンと重なるものです。ハリソンが確立させた庭園様式をオリヴィアは学ぶのですが、「まったく興味のなかった庭づくりを学ぶうち、少しずつその面白さがわかっていく=母を捨てた冷徹な男だと思っていた父の過去や違う一面を知り、認識を改める」という流れにしたいと思っています。そのため、オリヴィア自身が庭づくりを極めるのではなく、あくまでダニエルの悩みを理解し(素人目線での)助言ができる程度に精通していればいいかな、と思っています。
ダニエルにとっての庭づくりは、自己実現です。ダニエルは両親を早く亡くしたため親の後ろ盾もなく、高名な庭師であるハリソンをとにかく模倣することでその後を継ごうと思っていたが、なかなかうまくいかない。(幼い頃から天賦の才を見せていたハリソンには到底追いつけないし、キャリアのあるロバートにも敵わない)やがて、がむしゃらになるあまり「庭づくりを極める」という目標が「ハリソンの後継者になる」こととすり替わってしまい、そのためになりふり構わずハリソンの実子であるオリヴィアに目をつける、という感じです。オリヴィアに出会い彼女に感化され、「ハリソンの模倣から脱却し庭づくりを楽しみたい」と思うようになって王太子の庭園設計に臨み、ロバートに勝つ、という流れです。
ですが、『オリヴィアの何にどう感化されたのか』『楽しんで作った庭がなぜロバートに勝てたのか』が自分の中でもいまいちはっきり固まっていないので、そこはしっかり考えたいと思います。
……と、こういうことを書くのがプロットなのですね。やっと、なんとなくですが、わかってきた気がします。

具体的な進め方の提示もありがとうございます。二人が出会ったからこそ、というのがはっきりしていますね。こう考えればいいのか! というのがとてもわかりやすいです。参考にさせていただきます。
拙作にこうやって時間を割いてくださること、本当に感謝です。ありがとうございました。

コメントは4500文字以内。

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

トップページへ 「花男爵の遺言」のスレッドへ

小説のプロット相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ

関連コンテンツ