>読むせんさん。
ドラコンです。設定を追記します。
●郵便の信頼性
郵便は信頼できます。鉄道のダイヤが正確な世界で、郵便不着が当たり前では、違和感があります。
●後宮太学および後宮自体の設定
・後宮太学卒業生の進路は、主に次の3つ。官吏(皇族の側仕えや後宮の運営などの宮内官が主だが、一般行政官もあり)、武官、歌手や踊り子などの芸人。
・田舎の少女たちは、よく読む新聞・雑誌で取り上げられる後宮太学出身者が芸人中心のため、後宮太学を「芸能学校」の認識が強い。ただし、官吏・武官への道があることは、一応の知識として持っている。
・一方、都市部で知識層の少女は、後宮太学で芸能を学べる場との認識と同時に、バリバリのキャリア官僚への道であるとの認識。
・後宮太学が皇后選びの場とは、一応認識されている。が、募集が不定期(官吏登用試験・科挙は定期的)だから、志願者も皇帝と結ばれることはあまり考えていない(とはいえ、今回は新皇帝即位直後のため、平年よりは期待値が上)。むしろ、皇族やキャリア官僚と結ばれるほうが現実的。
・後宮太学の授業料は無料。その上若干の小遣い銭も出る。後宮自体の運営の手伝い(例えば厨房の手伝い)のアルバイトすれば、もっと稼げる。
・大前提として、演劇、音楽、詩文、古典、茶に通じでいることが、文化人・知識人の条件。
・後宮太学で芸事を教えている理由は、歴代皇帝・皇后の中に、芸事を好む者が時折出ている。そして、自分でたしなむだけでは物足りず、女官たちに教え込まないと気が済まなかった。
・時々、皇帝主催の文化祭が催される。後宮劇団の演劇や演奏は、人気の出し物である。
・宮中宴席での給仕は女官がやったほうが華やかで良い。また、宴席で即興の詩を詠めるのが、知識人の証。作詞者本人が朗読しても良いが、美声の主が朗読すると、なお場が華やぐ。
・後宮は実質、女性官吏の独身者寮。皇帝が肉体関係を持つのは皇后のみ(銀鈴の時代の200年前に側室が皇后を廃位・毒殺して、そのたたりで側室と皇帝が非業の死を遂げたのが理由)。卒業後、「貴妃」「賢妃」などの位を与えられるが、これは単に官等を表す符号に過ぎない。
●ツッコミ役のそこそこいいところのお嬢様の設定(出すかは未定)
・地方の豪商か地主の娘。
・そろばん(金勘定)が得意。
・16、7歳。
・「教養と家柄のある私が、史上初の歌って踊れる、美女財務大臣になってやる」と自意識過剰で、空回り。
・ただし、容姿は化粧を落として、白無地の衣を着せると、十人並み(つまり大したことない)。